私は、西洋人のように、日本の明治か、大正の、古い家具や小物が好きです。
でも、だからと言って、昔、一般の家の、茶の間にあった茶箪笥みたいなものや、和式のテーブルなどはダメです。
今の西洋式の生活に、溶け込ませられる、形や、色合いのものでないと触手が動きません。
上のは、明治時代の、薬棚。
「漢方薬でも入っていたのでしょうね」と、お店の人と。
引き出しを開けてみましたが、一つ一つが、きちんとしています。
丁寧に使っていた様子が、伺えます。
気に入りましたが、高くて買えません。見るだけ。
その上に乗っているのは、伊万里の小皿。
骨董品ではなく、どうやら、現代のもののようです。
その下は、食器棚。
中に入っている食器が、まさにアンティークです。
昔、原宿にアンティークのお店があり、そこで古い時代の、桐の長持(写真↓)や、ライトスタンドなどを買ったことがあります。
(お値段は、それほど高いものではありませんが、いまも、愛用しています)
ここ数年は、まったく行っていませんが、いっときから、外人向けの、昔の京都のお土産の定番のペナントみたいなものや、見るからにチャチな、外人が好みそうな着物などが多くなり、それから行かなくなりました。
表参道には、骨董通りもありますが、ここも玉石混合。
すごいものから、手軽に買えるおもちゃのようなものまで・・・。
時代を経て、まだ生き残っている、昔の家具や、小物が、現代の生活に融合し、生き残り続けるのって、意外と難しいのかもしれません。