20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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十五夜

2021年09月21日 | Weblog
             

今夜は十五夜。
写真は、三越本店の十五夜飾り。

先日、金魚ちゃんたちを、「来年またね」と、しまったばかり。
もうお月見の季節です。

子どもの頃は、祖母が米粉で十五夜のおまんじゅうを作ってくれたのを思い出します。
母は、あんこを煮るのは上手でした。
前の夜から小豆を大きなお鍋に浸し・・・。

目が覚めると、小豆の煮える匂いがしてきます。母が、一生懸命、お鍋に向かって、杓文字を動かしています。
手を止めると、小豆が、まるで生き物のように、お鍋の中でプツプツ飛び跳ねます。
それを、しずめるように、母の杓文字を持つ手が動きます。
そうやって煮込んで、煮込んで、煮詰めていきます。

でも母は不器用だったので、あんこを煮る係で、おまんじゅうなどは作ったことがありません。
その不器用さを、私は遺伝したみたいです(笑)。

だから十五夜でも、空を見上げ、「十五夜お月さん、今晩わ」というだけです。
でも、見えるかな? 十五夜お月さん。

コメント
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