20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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宮本浩次

2021年09月22日 | Weblog
              

エレカシの宮本浩次なんて、全く興味がありませんでした。
でも苦悩しながら「歌」を見つけている、表現することを見つけているとはいつも思っていました。
それが見ていて、すごく、むしゃくしゃしました。
その苦悩っぷりが、うざくて。

この苦悩だけで、彼は終わってしまうのだろうなと、その姿を見て、漠然と思っていました。
が、違いました。
この間、彼は、何から学んだのでしょう?
どこから影響を受けたのでしょう。
歌の深さ。思いのすごさ。表現力。

宮本浩次の「異邦人」です。
編曲は、あの小林武史。
マイラバの名曲、「Hello, Again 〜昔からある場所〜」を作った人です。
その後、ミスチルや、サザンの編曲などして、小林武史の存在感はますます増して行きました。

でもこの10年くらい、宮本浩次も、小林武史の名前も、聞きませんでした・・・というか、そうした番組を見ていないだけですが・・・。

でも宮本浩次の、最近作のYouTubeを見て、びっくりしました。
オリカシ時代の彼より、数段もグレードアップして・・・。

物を描く人間は、どうして50代半ばの彼が、こうした世界観を掴み取っていったのかしら。
何から学んだのかしらと、そんなことばかりが気になってしまいます。

とにかく、彼の「異邦人」をお聴きになってください。

久保田早紀は「異邦人」で、異国(シルクロード辺り)を旅している女性の所在無さ、不確かを歌っていました。
それが、全く同じ楽曲なのに、歌の表現力と編曲の力で、こんな違ったイメージの曲になるのですからびっくりです。

小林武史の、ミスチルなどを聴いていた頃のプロデュース力を、ずっとすごいと思っていましたが、60歳をすぎた今も健在でした。

小林武史も、宮本浩次も、久保田早紀の「異邦人」に、「絶望と祈り〜希望」という時代性をまとわせ、すごいチャレンジャーになっていました。
小林武史は、昔から時代性をつかむ天才ではありましたが。

真似したいけど、もう遅いな(笑)。
でも、ほんのエッセンスだけでもいいから、盗み取りたい。

ちなみに、この宮本くんとミスチルの櫻井くんがコラボし、キーボードの小林武史が作詞・作曲した「東京協奏曲」。

銀座4丁目のシンボル。和光(前身・服部時計店)の時計台。
ウエストミンスター式チャイムの音が鳴り響きます。

なんと、その屋上で銀座を見下ろしながら歌ったり、キーボードを弾いたりしながら「東京協奏曲」を演奏しています。
「和光」に屋上なんてあったんだという驚きです。

4丁目の、和光斜め向かいの、白い網目のような建物、銀座プレイスが美しい。
1階に、つい入ってみたくなるような、日産のカッコいい新車が並んだステキなギャラリーが入っています。
銀座の街並みも美しい。

上、和光の屋上からの「東京協奏曲」のYouTube。

これが今月、2021年9月30日(木)午後10:30 ~ 午後11:15
NHKの「SONGS」で歌われるようです。
録画しなくては。
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