20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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七草粥

2022年01月07日 | Weblog
            

今日はお正月、7日。
七草粥の朝です。

私はお米を土鍋で、お酒とお出汁と、隠し味に昆布茶を少々(色は変わらないのに、お味にコクが出ます)を入れて炊きます。
仕上げの前にお餅を四分の一に切ったものを2個、入れます。
そしてお塩少々。
七草は、さっと茹でて、切ったものを仕上げに入れます。

七草粥は、お正月で、疲れた胃を休めるための、昔の人たちの知恵です。
でもうちは、もう半年以上16時間断食をしているので、朝、食べるという行為の方が、珍しいです。

今日はこれから、お正月飾りもお片付けします。

暦では「仏滅」です。この「六輝」中国から来たもののようです。元来は時間の吉兆を占うものだったらしいです。
でも、私は、子どもの頃から祖母の論理が身についています。

子どもだった頃。
暦を見ていた祖母が、はたと気づいたような顔をして、
「今日は、三隣亡だから、宮地で気にしたらいけないから、お菓子を用意したけど、また今度にする」そう言いました。
私を一緒に、下宮地の親戚に連れて行くと言ったから、お出かけ着に着替えていたのに、急に取りやめたことがありました。
「なに?三隣亡って。それで、どうしていけないの?」
「三隣亡は、三軒、隣を亡すって書くんだよ。だから、三軒先じゃなくても、この日に何か持っていくのは、相手を不吉な気分にさせて失礼なんだよ」

祖母の言葉は、摩訶不思議さを醸し出していて、大人の世界の何かを覗き見しているような気分になり、今でもいろいろが耳の奥に張り付いています。

でも「松が明ける」と、門松やお正月飾りを片付けたという、昔の人たちの感性の方を信じ、七草の今日、お片付けをします。

昨日は思いがけず、東京にも大雪が降りました。
今朝は路面も凍結しています。
夫は会社に行きますが。

昨日は、仕事部屋から見える街が、どんどん真っ白に染まっていき、スカイツリーも何も見えなくなりました。
真っ白な世界だけが広がっていました。
コメント
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