20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

枇杷の実

2013年05月11日 | Weblog

         

 公園の枇杷の実が、日に日に大きくなっています。

 まだ固い青い実ですが、毎年気がつくと黄色い大きな実になっています。

 でも、この枇杷。

 いつも鳥たちのデザートです。

 いっかい食べてみたいななんて思いながら、通りかかるとき、いつも見上げています。

 

 それにしても、5~6月は日程をタイトに組みすぎたようです。

『ぞくぞく☆びっくり箱』の一次選考がGW明けに終わり、最終選考がはじまっています。

 6月末締め切りの、別のシリーズもスタンバイしています。

 5月末と6月末締め切り、ふたつのアンソロジーの原稿も仕上げなくてはいけません。

 また来年度のシリーズ新企画も、6月中には打ち合わせをしないと・・・。

 合間に、さまざまな会議も入っています。

 こんなにいろいろが一気に詰まってくるとは思いませんでした。

 読みが甘かった(涙)

 ひとつひとつ、こつこつやっていくしかありません。

 いやはや、しつこい肩凝りの日々です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BGM

2013年05月10日 | Weblog

          

 先日、京都大学での講演会で、村上春樹氏が「朝、仕事をするときはLPでクラシックを聴いています」と言ったとか、言わなかったとか・・・。

 LPというところが、作品のディテールにクラシックやジャズを登場させる春樹らしいこだわりだと思いました。

 私はもっぱらパソコンにインストールしている何枚かのCDです。

 それを、うんと弱い音にして。

 あくまでもBGMとして。

 でも不思議なことに、このBGMがないと原稿にのれません。

 あるとないとでは大違い。

 

 スタンダードなクラシックが多いです。歌曲も入っていますが、たまに曲想がガクンとかわり、「コブクロ」などが流れてきたりすると、あわててクラシックに戻します。

 なにしろ、このiTunes、ごったな音楽がインストールされていますから。(お出かけするときは、同期してあるiPodで、それらを聴いています)

 やはり歌詞を聴いてしまうと、原稿には向かえません。

 お昼ご飯をすませ、再び机に向かい、パソコンをたたき起こすと、またiTunesをつけます。

 そのとたん気分が高揚し、「嗚呼、麗しの五月!」という気持ちになります。

 少しだけひらいている仕事部屋の窓からは、さわやかな初夏の風が流れてきます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恐竜羊羹

2013年05月09日 | Weblog

         

 福井県勝山市発の、羊羹です。

 勝山市には、アジア最大級の恐竜館があります。

 また勝山市では、恐竜の「フクイリュウ」も発掘されています。

 ということで、この度 「勝山市恐竜大使」に就任したダンス&ボーカルグループ「東京女子流」の写真を箱にあしらった「KyoRyu YOKAN(恐竜ようかん)」が発売されたということです。

 JTBから観光プロデューサーを迎い入れ、作られた羊羹だそうです。

 さっそく、勝山市ご在住で、「国民文化祭ふくい2005恐竜児童文学」でお世話になったOさんがお贈りくださいました。

 和の羊羹なのに、なぜかポップです。

「東京女子流」というアイドルグループのメンバーをイメージしてイチゴと小倉、クルミ、クリ、チョコレートの五種類の味を調製した一口サイズの羊羹です。

 それがなんと、ひとつひとつ茶色の布に包まれています。

 このシルク感、そしてピンクの紙袋の鮮やかさ。

 ふと韓国をイメージしました。

 羊羹と言えども、若い人たちに人気のでそうな現代感覚の羊羹です。そして、とてもおいしい。

 ご興味のある方は、勝山市観光協会まで。↓

http://www.net-katsuyama.jp/docs/member/detail.php?cd=41

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カモの親子

2013年05月08日 | Weblog

         

 この季節になると,公園で必ず出会うのが,カモの親子。

 水辺に近づくと、餌をくれるのかと、母親が近づいてきます。

 子どもたちも、すっと寄り添ってきます。

 私が素手をあげて、「違うよ」と言うと、

「違うの?」と、母ガモはがっかりした顔で、踵をかえして行ってしまいました。

 子ガモも真似して、「なあんだ、違うんだ」と、小さなをおしりをこちらに向けて泳ぎだします。

 冒険心旺盛な子、おとなしい子、お行儀のいい子。

 カモの子どもたちも、小さいときから、それぞれのアイデンティティを持っているみたいでおもしろいです。

 それにしても、自然の生きものとの共生はむずかしいです。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満開のツツジ

2013年05月07日 | Weblog

       

       

       

 花々のうつくしい季節です。

 中でも、目を惹くのが、庶民派代表格のツツジ。

 写真は、自宅マンションのお庭のあちこちに咲いているツツジです。

 

 ゴールデンウイークも昨日でおしまい。

 心地いい陽気につられ、連日あちこちにお出かけしていたので、なんとなく疲れの残っている、お休み明けです。

 さてさて、今日からまた気持ちを引き締めて。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花菖蒲の咲く前に

2013年05月06日 | Weblog

          

          

 お買い物で、公園の花菖蒲の小径を通りかかったら、例年のごとく、高齢者の方たちが腰をかがめて作業をしていらっしゃいます。

 すっかり雑草だらけになってしまった、花菖蒲のまわりをきれいにして下さっているのです。

 草が生えていると、栄養分が草にとられてしまいます。

 ですから毎年、今ごろの時期になると、ご高齢の方たちが土に栄養をあげ、草取りをしているのです。

 見ているだけで、腰が痛くなりそうです。

 それを根気強く長時間続け、毎年、私たちにうつくしい花菖蒲を見せてくださるのです。

 こうした手入れをしていただき、私たちはお花を楽しめるのです。

 感謝の気持ちを添えて、↑は草取りをしてくださっている人たちのすがたと、すっかりきれいになって花菖蒲の葉っぱが見えてきたところ。

 ↓は、雑草に埋まってしまっている、花菖蒲の葉。

 それにしても、このすべてをきれいにするためには、いったいどれくらいの日にちがかかるのでしょう。

 

 ちなみに昨日の子どもの日は、お風呂に菖蒲の葉っぱを浮かべた菖蒲湯に入りました。

 私は菖蒲の根のスッとするような香りがすきで、毎年スーパーで買ってきます。

 由来としては、菖蒲はその刃先が刀に似ているということから、邪気を払うとされているようです。

 こどもの日と言えば、柏餅。

 そのかわりに昨日は、豆乳いりの珈琲を飲みながら、カカオ75%の苦み走ったチョコレートを食べました。近ごろカカオ成分の多いチョコレートに、ちょっとハマッています☆

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤の花

2013年05月05日 | Weblog

        

        

    くたびれて 宿かるころや 藤の花   正岡子規 

 

 亀戸天神では、いま藤が満開です。

 うつくしい藤をみようと、先日行ってきました。

 うすむらさきの藤の花は、なんともいえない気品を纏っています。

        

 

 藤の向こうには、スカイツリーが・・・。

 梅がおわると、藤。

 これから受験シーズンまで、この神社はしばしの静寂に包まれます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若沖さんと震災被災地

2013年05月04日 | Weblog

      

      

      

 5月2日には、日帰りで仙台に行ってきました。

 着いてすぐに、駅で待っていてくださった「語り部タクシー」に乗りました。

 案内してくださったのは、まずは荒浜。この海から津波が押しよせ、松や家々を飲みこんでいったのです。

 この日の浜は、冷たい強い風がふいていました。海辺には慰霊塔ができていました。

 津波直後の写真を見せていただきましたが、テレビなどの映像で見てショックを受けたものと重なりました。

 いまは瓦礫などはすっかり片付いていますが、家々の片鱗を残りつつ、一面が切ないほど空っぽの野原・・・。震災まえには、ここには確かな日常が、そして暮らしがあったはずです。

 ぽつんぽつんと残された津波にやられぼろぼろになった家は、住人が未だ行方不明で、家を片付けることができなままなのだそうです。

        

       

 

 その後タクシーは名取地区へ。ここでは時計があの日のあの時間のまま止まってしまっている中学校がありました。犠牲になった中学生の名前も記されていて、お線香やお花や、寄せ書きがあとを絶ちません。 

       

 その後タクシーは、ひと月以上にわたり閉鎖になっていたという仙台空港へ。

 津波の想像以上のすごさに胸をゆさぶられ、放心状態でした。

 被災地は、瓦礫の片付けが済んだだけで、復興はまだなにも進んでいません。

 タクシーの中からみた仮設住宅。冬は寒く、夏は暑そうな様子が、うすっぺらな外壁からも見えてとれ愕然としました。未来への展望のないままの暮らしは想像しただけでつらいです。

 タクシーはふたたび仙台市内へ・・・。

       

 運転手さんが、青葉城跡のある山の上へ案内してくれました。この一帯はすべて東北大学の大学ゾーン。

 仙台における東北大学の存在感の大きさに、あたらめて驚嘆しました。

 それぞれの学部の山の上に広がる新しい建物を一周してみせていただき、仙台博物館へ入りました。

       

 仙台博物館で行われていた、東日本大震災復興支援「若沖さんが来てくれました」展は、ほんとうにすばらしかったです。

 アメリカ人のプライスさんのコレクションです。

 このタイトルでわかるように、カテゴリーのネーミングの付け方が絶妙でした。

「目がものをいう」「数がものをいう」「美人大好き」「お話きかせて」などなど。

 またキャプションのタイトルも「<おしゃかさま>がお亡くなりになりました」「のめやうたえや、おおさわぎ」「ハチを見上げるサル」など、子どもたちがすっと作品世界に入れるような工夫がなされています。

 絵も、ウィットとユーモアに富んでいて、江戸時代の人たちの洒落気に感動しました。

 女子中学生の10人くらいのグループが

「若沖さんって、おもしろいね!」と目を輝かせながら、おしゃべりしていました。

 例えば「<おしゃかさま>がお亡くなりになりました」は、真ん中に涅槃の仏像がいます。その周りにはありとあらゆる八百万の神々が、悲しそうに取り囲んでいたり、もうちょっと離れたところで好奇心旺盛な表情でのぞき込んだりしています。

 この図を見ているだけで、思わず吹きだしてしまいます。お亡くなりになったのに、このおおらかさはなんだろうと。

 また若沖の作品も微細を描いているのがあるかと思えば、線の勢いだけで動きを表現しているもの。

 あるいは、こちらにあらゆる想像を膨らませる遊びが潜んでいたりします。

 江戸の、こんな古い絵画に、子どもたちが目を輝かせ「おもしろいね」といわせる、学芸員の「見せる工夫」「好奇心を抱かせる工夫」・・・、江戸の絵師たちの絵を、子どもたちを巻き込みながら、みんなで楽しんじゃおうよ、という精神があらゆるところに見受けられました。

 そしてなにより絵の持つ力。すべてからみなぎってくるパワー。

 ジャンルは違えども、とても勉強になりました。

       

      

      

 その後は、正宗が眠る森にある瑞鳳殿へ。山桜が咲いていました。

 うつくしい新緑の森で森林浴をしていたら、鳶が鳴きながら、空中をまわっていました。

 その後は、欅並木のうつくしい定禅寺通りへと。

 駈け足でしたが、濃密な一日でした。

 仙台は、緑が多く、とても清潔感に溢れる街でした。

 帰りの新幹線に乗る前に、仙台在住でいらっしゃる作家のSHさんと久しぶりにお目にかかれたことも、とてもうれしい出来事でした。

      

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どもの本・九条の会・5周年の集い

2013年05月03日 | Weblog

     

 今日は憲法記念日。 

 憲法をかえろうとする動きが現実化しています。

 伊藤塾の伊藤真さんの法律家としての冷静な視点からの、わかりやすい、いまの憲法を変えようする動きへの解説を聞いていると、おそろしくなります。息子たちを、知らないあいだに徴兵制にかりだされないよう・・・。

 守りましょう。9条。

 子どもの本に関係する、すべての人たちが集まって作った「子どもの本・九条の会」は今年で5周年です。

 この会の代表団は、故小宮山量平・太田大八・神沢利子・松谷みよ子・松井直・古田足日・故鳥越信・猪熊葉子・小澤俊夫・田畑精一・広瀬恒子・丘修三。創立当時はお元気でいらしたおふたりの方が、故人になってしまわれています。

 ぜひ、たくさんの皆さまのご参加をお待ちしています。

 開演 13:30
 参加券・ おとな 1000円 (事前振込800円)
 中高生 500円 小学生以下無料
 保育あり 300円(要予約)

 オリンピックセンターの地図はをクリック

第一部
 群読 「あさになったので まどをあけますよ」
 (荒井良二作 偕成社刊)

 記念講演 澤地久枝さん
 (作家・九条の会呼びかけ人)
 「逆風ってなに?」

第二部
 トークセッション:10代と語ろう!
 ~「明日の日本をになうのはわたしたち」~

 出席・自由の森学園高校有志
     東京高校生平和ゼミナール、他
 進行・菅間正道さん(自由の森学園教諭)
 歌と手話
 「世界中の子どもたちが」
 (新沢としひこ作詞 ・中川ひろたか作曲)
※↑ 以上全部に手話通訳がつきます。

 *ロビー開催
「 戦争と平和をめぐる子どもの本」展
 *同時開催
 おいで! 子どもたち・子ども広場

 子どもの本の作家・画家による読み聞かせ・紙芝居実演
 木村研・黒川みつひろ・小泉るみ子・垂石眞子・長野ヒデ子 ・長谷川知子・浜田桂子・ひろかわさえこ
 福田岩緒・宮崎二美枝 他
○チケット購入方法○
 *「5周年の集いのチケット」と枚数「大人・中高生の別」を明記の上、郵便振替用紙で代金をお振り込みください。入金確認後、チケットを郵送いたします。
 *同時にカンパもお待ちしています!(その場合は、カンパの金額も明記してください)

ゆうちょ銀行 口座番号
00160-7-694696
口座名義「子どもの本・九条の会」集金実行委員会

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日帰り仙台

2013年05月02日 | Weblog

       

    

 今日はこれから夫と新幹線にのって、仙台に行きます。

 仙台市立博物館で行われている「プライスコレクション・江戸絵画の美と生命」を見るためにです。

 ↑の写真は博物館からお借りしました。

 若沖の絵の微細なトリックを、実際にこの目でみてきたいと思っております。

 その前に、JRの「語り部タクシー」というので3時間、震災被災地を案内してもらおうと思っています。

 

 ↓は仙台市博物館からお借りした紹介文です。

 プライスコレクションは、優れた江戸絵画のコレクションとして世界的に知られています。

 本展覧会は、東日本大震災の報に接したジョー・プライス氏と悦子 夫人の江戸時代の楽しく美しい絵画が、東北地方の人々を少しでも勇気づけられればという願いによって実現するものです。

 展示では、子供たちも楽しく鑑賞できるように、漢字の多い作品名称をわかりやすい名称に、解説も親しみのもているものにします。

 人気の高い伊藤若冲をはじめ、円山応挙や長沢芦雪、酒井抱一など様々な画家たちによる美しく、ときにユーモラスな江戸絵画の世界をどうぞお楽しみください。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする