東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

「約束」機能について(過去のブログ記事のリンクの修正)〜東洋医学の言語表現について〜

2019-09-01 20:59:53 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
実力試験で「約束」とは何かが問われた。自身の中国語の素養の無さ、その必要性痛感された。

先日の実力試験で以下のごとくの四択問題が出題された。(原文が手元に無いので、正確ではないが……)

「約束の失調による病態はどれか」

1:咳嗽

2:秘結

3:遺尿

4:転筋

問題を読んだ瞬間の思いは、「?」「「約束」って、何かの打ち間違い?」というものであった。しかしながら、実力試験なのでそこを質問してもノーコメントであろうとの思いがして、ともかく問題文が正しいものとして、考えて解答した。

試験後にネットで調べてみると、「膀胱の約束機能」というのがあって、それが失調すると「遺尿」が起こる、とされていた。そこから考えると、「約束」とは「保持する、保つ」という様な意味であろうか、と思われた。

以上の話を、職場の鍼灸師氏に、「約束」って知ってる?と質問して、語ったところ、東洋医学で使われる言葉は、形の上では日本語と同じでも意味が日本語と中国語で大きく、時には全く違う場合があるから、注意が必要との示唆を与えてもらった。

そこで、中国語での「約束」の意味をネットで調べたところ、中国日本商会ホームページで、「中国語で誤解しないように」というページがあって、そこに「約束」の中国語での意味が、日本語との対比で丁寧に分かりやすく説いていただいていた。

詳細には、中国日本商会のホームページを参照していただければ、と思うが、端的には中国語では、「約束」=「拘束」であるということであった。それならば、なんとか実力試験の問題も、分からないではない、と自身の中国語の素養の無さ、その必要性痛感された。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 指圧の二重性〜感覚と運動あ... | トップ | リンクの修正 »
最新の画像もっと見る