MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

フォルクスワーゲン・ゴルフRについて〜思想性の高みを実感できるであろうクルマ〜

2018-08-11 07:27:04 | 日記
昨日、いつもお世話になっているVWディーラーで「ゴルフR」の購入を決めた。担当の営業氏が頑張って好条件を出してくれたから、ということもあるが、なによりも「ゴルフR」の志に、クルマの未来を切り拓こうとのVWの志に、またその方法論に心底からの尊敬と共感を持てたからである。

VWゴルフというクルマには「ゴルフR」というグレードのクルマが存在する。それは、「ゴルフの形をしたスーパーカー」とも評されているクルマであり、10年以上も前、ゴルフ6の時代から自身の憧れのクルマであった。
しかしながら、その性能に比例して価格も高価なので(性能からすればバーゲンプライスともいわれているが、自身にとっては‥‥‥)、「こんな高価なクルマを買ってもいいものだろうか?」とその購入が躊躇されていた。またそれゆえに、新車では無しに中古車でと考えたり「自身には贅沢過ぎる!」と諦めようとも思っていた。
そのように、あれこれとアタマとココロを悩ませているなかで「ざ・総括。」(ニューモデルマガジンX2014年10月号 ムックハウス)の「ゴルフR」の評価を読んだ。そこでは「ゴルフR」に最高評価の五つ星がつけられ「恐ろしいクルマ」として以下のことが述べられてあった。

「現在は制御プログラムで「何でもできる」と言われる時代になったが、大方の量産車が制御をどうつかっているかと言えば、ボロ隠しとコストダウンだ。とりあえずそこそこの性能のユニットを作っておいて、苦手な領域を制御で何とか手当てする。これがボロ隠し。日本車のCVT(無段変速機)やEPS(電動パワーステアリング)がいい例だ。それとユニットを複数モデルで共有したいから、ハードウェアは変えずに制御を変える。これがコストダウン。しかし、ゴルフRは制御を攻撃兵器につかっている。クルマそのものは実直に、昔からのセオリーで仕上げておいて、そこに考えられるだけの制御をブチ込んだ。」
「開発テーマは電子制御です。その前提として、電子制御を活かせるようなボディ/シャシー/パワートレインをつくる。つまりソフトウェアとハードウェアのコラボレーションで自動車の「走り」をどう変えられるか。そこに果敢な挑戦を行なった。そういうモデルです。」
「その結果として運転すると楽しいクルマになった。飛ばそうと思えば時速250kmまで出せる。」
と、また「これから自動車をどこへ向かわせるのか、VWはこのゴルフで探っていると思う。じつに悔しいけれどね。(国産車メーカーの売れれば良しとする志の低さに対しての「じつに悔しい」‥‥‥ブログ筆者)

「ゴルフR」といえば、310HPに4モーションで0〜100km/h4.6秒というポルシェ911並みの、等と、その高性能ばかりが注目されているけれども、肝心なこと、本当に見なければならないことはそんなことでは無いのだ!ということを、「ゴルフR」の本当の凄さを「ざ・総括。」は教えてくれる。
そして同時に、この「ざ・総括。」の「ゴルフR」評価を読んで、ここで述べられていることは、鍼灸術(や手技療法術)にもそのままにあてはまること、なのだと思えた。自身の求めること、求めるべきことが述べられている、との思いとなっていった。

どういうことかと言えば、「ざ・総括。」で述べられている「ゴルフR」の凄さというものは端的には、「個体発生は系統発生をくり返す」ということの凄さであり、「クルマの歴史は「ゴルフR」の一身の上においてくり返された。」ということの凄さである。
それが「しっかりとハードウェアを作り込んだ上での最新の考えられるだけの電子制御(ソフトウェア)をブチ込んだ」ということの持つ意味である。と思える。

そのように「ざ・総括。」で述べられていることをとらえ返してみると鍼灸術のあらまほしき姿が見えてくると思える。
鍼灸というものは、より正確には現代の鍼灸というものは、他人の作ったものや先人が創ったもの(例えば、鍼や灸という道具、経絡経穴や蔵象という理論?)を使うことによって成り立っているしそれらを見事に使うことが、使えるようになっていくことが鍼灸の学び、修業であり、その上達であるとされているけれども、それらのことは、それだけでは、「ざ・総括。」で批判されている「電子制御によるボロ隠し」に躍起になっている「大方の量産車」と同じことをやっているのではないのか、やっているだけなのではないのか、と。それゆえに、鍼灸術においても、まずはハードウェアの部分をしっかりと創らねばならない!との思いとなった。

例えば、経絡経穴であれば、経絡経穴をあるものとして簡単にもらってしまうのではなしに、実際に何万という単位で患者に触れ(施術・治療し)ていくなかで、「これが経穴!」「これが経絡!」と実感として分かっていく、とともに手指の感覚を研ぎ澄まし、アタマを働くように整えていくことが必要なのではないのか、ということである。そのような十年以上もの年月をもってこそ、鍼灸の文化遺産(電子制御)も自分のものとして本当に使いこなすことができるのだ、との思いとなった。

さて、そのように「ざ・総括。」での「ゴルフR」評価として述べられてることを捉え返してみると、「ゴルフR」というクルマの(それ以上にそれを作ったVWという会社の)凄さに心底感心させられ、かつ共感させられ、そのような凄さを実感できるのであれば僅かばかりの?出費を惜しんでいる場合では無い、との思いへとなっていての「ゴルフR」購入の決断であった。

「ゴルフR」との相互浸透をもつことによって‥‥‥と思う。
候補の一つであったゴルフRヴァリアントの中古車。実車を前にするとその迫力に圧倒された。
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