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津市にある矢頭山は、役行者が蔵王権現を
祀り開山したといわれ、標高731mの低山
ながら鋸の歯のように鋭い峰を連ねています。
登山口近くにある「矢頭の大杉」は樹高42.5m
胸高での周囲9.65mもあります。
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不動滝を見て沢筋を離れると、先日の白猪山
にも増して厳しい急登が続きます。
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ようやく尾根に出たと思ったのも束の間、牛ヶ峰(大日拝)、
不動ヶ嶽、風尾ヶ嶽とアップダウンの繰り返しです。
長い固定ロープの急坂や岩稜歩きの末、この大岩を過ぎると
御峰と呼ばれる最高峰は間近です。
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矢頭山頂上。
ぽかぽかと暖かい日を浴びながらお弁当を食べました。
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頂上から西側の展望です。この写真では分かり難いですが
左端近くに高見山、右へ古光山、大洞山、倶留尊山が並ん
でいます。右奥の形のいい山は尼ヶ岳。高見山のずっと左
(南)には局ヶ岳や白猪山が見えました。東には津、松阪
の市街地の彼方に伊勢湾が霞んでいます。
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下り道もアップダウンが激しく、決して楽ではありません。
地蔵嶽を越え、地蔵の尾を下って矢頭峠にでました。
ここには、かって関所があったということですが、昔を偲ぶ
よすがもありません。去年9月にクマが出たという注意書き
がありました。舗装路を下ってもとの矢頭大杉の前に帰りま
した。
終日、誰にも出合わず二人で貸し切りの静かな山でした。
展望も天候も良かったのですが、ずっとヒノキとスギの植林
の中を歩いたので、また鼻はグズグズ目がショボショボに
なって車を走らせました。