ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

ひなまつり(3月3日)

2007-03-03 16:07:29 | 矢田だより

今日は「ひなまつり」です。
大和民俗公園内の奈良県立民俗博物館へ、季節展示されている
「人形たちの宴」を観に行きました。


きらびやかな粧いのお内裏様


民具の展示のように見えますが、なんとこれが雛道具です。
その精密なことにびっくり。


御殿雛。明治初期のものだそうです。


押し絵雛


子供田楽人形

他にも奈良一刀彫の豆雛、幕末から昭和50年代頃までのお雛様、
化粧道具、装身具などがたくさん展示されていました。

伊勢の鋭峰・矢頭山 (3月2日)

2007-03-03 07:21:54 | 山日記

津市にある矢頭山は、役行者が蔵王権現を
祀り開山したといわれ、標高731mの低山
ながら鋸の歯のように鋭い峰を連ねています。

登山口近くにある「矢頭の大杉」は樹高42.5m
胸高での周囲9.65mもあります。


不動滝を見て沢筋を離れると、先日の白猪山
にも増して厳しい急登が続きます。


ようやく尾根に出たと思ったのも束の間、牛ヶ峰(大日拝)、
不動ヶ嶽、風尾ヶ嶽とアップダウンの繰り返しです。
長い固定ロープの急坂や岩稜歩きの末、この大岩を過ぎると
御峰と呼ばれる最高峰は間近です。


矢頭山頂上。
ぽかぽかと暖かい日を浴びながらお弁当を食べました。


頂上から西側の展望です。この写真では分かり難いですが
左端近くに高見山、右へ古光山、大洞山、倶留尊山が並ん
でいます。右奥の形のいい山は尼ヶ岳。高見山のずっと左
(南)には局ヶ岳や白猪山が見えました。東には津、松阪
の市街地の彼方に伊勢湾が霞んでいます。


下り道もアップダウンが激しく、決して楽ではありません。
地蔵嶽を越え、地蔵の尾を下って矢頭峠にでました。
ここには、かって関所があったということですが、昔を偲ぶ
よすがもありません。去年9月にクマが出たという注意書き
がありました。舗装路を下ってもとの矢頭大杉の前に帰りま
した。

終日、誰にも出合わず二人で貸し切りの静かな山でした。
展望も天候も良かったのですが、ずっとヒノキとスギの植林
の中を歩いたので、また鼻はグズグズ目がショボショボに
なって車を走らせました。