
先日ふと手にした奈良の情報誌ですが、普通のタウン誌とは
違って内容がとても充実していて、文化の薫り高い雑誌です。
特集の他、毎月の連載も読み応えがあります。
例えば今月号の「大和の民話」は「役行者」ですが、生誕の地
「吉祥草寺」の地図、挿絵、寺所蔵の行者像写真も掲載されて
いて3ページ、次号に続きます。

今日、取り寄せたバックナンバーが届きました。
左側の2006年7月号は、私の住む大和郡山「城下気まま歩き」
で金魚だけでなく、町の様子が詳しく紹介されています。
また、連載「地名発掘」は先日二上山歩きの途中で訪ねた
「鹿谷寺」が弥勒信仰と関わりがある…という興味深い話を
聞けました。
同年8月号(右)は大和の御霊(ごりょう)、鬼、物の怪など、
数々の怪異譚の特集です。「山の妖怪」では、「一本たたら」
はじめ、山姥、山女郎、だる、小雨坊、狒々猿…などが登場。
また「星座を投影した巨石の不思議」というサブタイトルで、
「神野山」が紹介されています。
バックナンバーには「山上ヶ岳の謎」「小辺路を行く」などの
特集もあるので、これからも私たちの山歩きがより深められる
ような記事が掲載されることと、楽しみにしています。