ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

小楠公をご存知?(3.8)

2008-03-08 21:35:55 | Weblog
何十年振りかに母校を訪ねました。
駅から学校への途中にある商店街はすっかり様変わりしていましたが、突き当りにある「小楠公墓地」は昔の静かな佇まいをそのまま残しています。



「吉野を出でてうち向う、飯盛山の松風に…」と唱歌「四条畷」にあるように、小楠公・楠正行(クスノキマサツラ)は父、正成(マサシゲ)が湊川の戦いで戦死したあと、父の遺志をついで足利軍と戦いをつづけ、ここ四条畷で若い命を散らしました。

以下は「説明板」を写しました。



『この墓地は南北朝の南朝忠臣楠正成の長子正行公が足利尊氏の武将高師直(コウノモロナオ)の大軍と戦い、戦死し葬られた所である。正平三年一月、以下から六三三年前で、その後、ここに小さな石碑が建てられていた。その後一〇〇年あまりして何人かが碑の近くに楠を植えたが、これがその二本合し、石碑をはさみこみ、このような大木、樹齢約五五〇年)となった。今も正行たちの忠誠を永遠に称えている。わが会は この意義ある楠を保存する。    
 昭和四六年三月三十一日  大阪府天然記念樹に指定されている
畷古文化研究保存会』                 

母校の校章には楠があしらわれ、校歌にも飯盛山や楠が歌われています。
振り返ると中腹にある四条畷神社への道がまっすぐに続き、日夜仰いだ懐かしい飯盛山の姿がありました。