ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

春日大社 (2月12日)

2010-02-14 16:06:22 | 旅日記


「なら瑠璃絵」の点灯時間になるまで、春日大社に参拝しました。
ご存知のように平城遷都の710年(和銅3年)、藤原不比等が藤原氏の氏神である鹿島神
(タケミカヅチノミコト)を春日の御蓋山に遷して祀ったのが始まりとされる神社です。
1998年、古都奈良の文化財として春日山原始林とともに世界遺産に登録されました。



二の鳥居を過ぎたところにある「伏鹿の手水所(ふせしかのてみずしょ)」
金属製の神鹿の口に咥えた巻物からから、清水が流れ落ちています。
ここで手と口を清め、左に見える「祓戸神社」に参ったあと本殿に向かいます。
祓戸神社は平安中期からある古いお社です。



南門。左右に回廊が続いています。
正面奥の建物は東側が幣殿(へいでん)、右側が舞殿(ぶでん)です。
そこから奥へは特別拝観になります。私たちは息子の結婚式の折に入りました。



南門から南の紀伊神社にかけて、数多くの摂社が立ち並んでいます。ここは
本宮神社遙拝所(ほんぐうじんじゃようはいしょ)で
毎月1日にここへ神饌を備えて御蓋山(みかさやま)頂上の本宮神社を遥拝します。
御蓋山は本社第一殿の祭神・タケミカヅチノミコトが白鹿の背に乗って頂上の
浮雲峰(うきぎもみね)に天下ったところです。



若宮神社
秋の「春日若宮おん祭り」で知られる神社です。
本社第三殿に祀られている天児屋根命と第四殿比売神の子神。天押雲根命を祀って
います。鳥居の向こうの社殿は春日本殿とほぼ同じ造りになっています。
手前の張り出したような建物は拝舎(はいのや)。その背の建物(写真右)は
細殿(ほそどの)、御廊、神楽殿で三つの建物が1棟に合わさっています。



若宮神社の前にある大クスの木。
樹高24m、幹回り11.46mの奈良で一、二を争う大木で、もとは三つの木が一体
になったとか、神功皇后お手植えとかの伝説があります。

この先も境内には、まだまだ見どころが多いのですが、またの機会に譲ります。