ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

ツァーで伊吹山へ(2012.07.25)

2012-07-26 22:36:57 | 旅日記

昔(1961年)、山頂から大?滑降したり、その後、登山口から夜間登山したり、三合目まではリフトで登ったりした山。

山頂駐車場までマイカーでは何度も行きましたが、バスツァーで行くことになるとは夢にも思いませんでした。

伊吹山ドライブウェイ・ゲートの表示。17kmのドライブウェイを標高1,260mの山頂駐車場まで登ります。
下界では軒なみ30℃を超えた酷暑のこの日。山頂はうそのような涼しさです。

ノンビリと花の写真を撮りながら「西遊歩道」を登りました。約1キロの緩やかな勾配の道が続きます。
クガイソウ、イブキトラノオ、メタカラコ、イブキノエンドウなどの花が咲いています。

山頂が近づく頃、ややガスが切れてきました。点々と黄色く見えるのは、咲き始めたメタカラコウ。今年は少し花期が遅いようです。

30分少しで山頂広場に着き、広場の一角にある伊吹山寺覚心堂へお詣りしました。

前の売店にあった「ウミユリの化石」。

泥が付いたような茶色のシミに見えますが、古生代二畳紀に隆起して伊吹山が生成されたときは、日本列島がまだ海の底にあったことを物語っています。

山頂、ヤマトタケルノミコト像の前は記念撮影の人気スポットです。

元測候所のあった山頂北側(その近くに一等三角点があります)は人も少なく静かです。
下山する頃になって青空も見えてきました。帰りも同じ西遊歩道を下りました。

これが厳冬期の山頂測候所。1961年2月19日の写真(右端が変愚院)です。
三合目のリフト終点からスキーを担いで登り、山頂から滑降しました。9合目辺りで転倒して天地がでんぐり返りましたが、奇跡的に何事もなく起き上がってまた滑り降りました。その時の山頂は積雪が4m60㎝ありました。今はスキーできる日が少ないと聞くと、今昔の感しきりです。

 


天空のユリ園

2012-07-26 17:22:38 | 花日記

【湖北・箱館山ユリ園】は琵琶湖を望む標高630mにある観光ユリ園です。

8人乗りゴンドラで1323mの距離を10分ほどで、一気に標高627mの山頂駅まで登ります。

左上に見える見晴台(680m)までリフトが架かっていますが、曇り空ながらとても蒸し暑いので、写真の手前になる「森のゆり園」へ進みます。
混色のユリの向こうに見えるのは「Kid's World ハコちゃんパーク」。白く見えるのは人工雪のスノーマウンテンです。

「森のゆり園」は涼しい木陰の散歩道です。先端からは奥琵琶湖が見えるのですが、今日はぼんやり霞んでいました。
涼しいので、まだツボミのユリが多かったです。

大きな第二ヒュッテの前を通って、展望台に来ました。

 第一ヒュッテを見下ろしたところです。

こちらは登ってきた方角の「からまつ小屋」と第二ヒュッテ。このカサブランカ系のユリはとてもいい香りがします。

地元・高島市特産の扇の形をした斜面を回ります。

 赤、白、ピンク、黄色、オレンジと五色のユリで染め分けられています。

扇の要の部分から一周してきて、第一ヒュッテの前から展望台の下を回って帰ります。
第二ヒュッテの売店で「ユリアイスキャンデー」を買って、しゃぶりながらゴンドラ駅へ。汗を拭きながら1時間ほど歩きましたが、
さすが250万輪という色とりどりのユリが咲き乱れる光景には圧倒されました。