昔(1961年)、山頂から大?滑降したり、その後、登山口から夜間登山したり、三合目まではリフトで登ったりした山。
山頂駐車場までマイカーでは何度も行きましたが、バスツァーで行くことになるとは夢にも思いませんでした。
伊吹山ドライブウェイ・ゲートの表示。17kmのドライブウェイを標高1,260mの山頂駐車場まで登ります。
下界では軒なみ30℃を超えた酷暑のこの日。山頂はうそのような涼しさです。
ノンビリと花の写真を撮りながら「西遊歩道」を登りました。約1キロの緩やかな勾配の道が続きます。
クガイソウ、イブキトラノオ、メタカラコ、イブキノエンドウなどの花が咲いています。
山頂が近づく頃、ややガスが切れてきました。点々と黄色く見えるのは、咲き始めたメタカラコウ。今年は少し花期が遅いようです。
30分少しで山頂広場に着き、広場の一角にある伊吹山寺覚心堂へお詣りしました。
前の売店にあった「ウミユリの化石」。
泥が付いたような茶色のシミに見えますが、古生代二畳紀に隆起して伊吹山が生成されたときは、日本列島がまだ海の底にあったことを物語っています。
山頂、ヤマトタケルノミコト像の前は記念撮影の人気スポットです。
元測候所のあった山頂北側(その近くに一等三角点があります)は人も少なく静かです。
下山する頃になって青空も見えてきました。帰りも同じ西遊歩道を下りました。
これが厳冬期の山頂測候所。1961年2月19日の写真(右端が変愚院)です。
三合目のリフト終点からスキーを担いで登り、山頂から滑降しました。9合目辺りで転倒して天地がでんぐり返りましたが、奇跡的に何事もなく起き上がってまた滑り降りました。その時の山頂は積雪が4m60㎝ありました。今はスキーできる日が少ないと聞くと、今昔の感しきりです。