ヒガンバナ
今朝の散歩のとき大和民俗公園で。ようやく咲き始めました。
秋のお彼岸の頃に咲くから「彼岸花」かと思ったら、「(これを食べたら)後は彼岸…死ぬしかない」という意味もあるとか。死人花、幽霊花と嫌な別名もあり、そういえば子供の頃は不吉な花と教えられていました。田圃の土手にあるのはモグラが嫌うから?しかし別名の曼珠沙華(マンジュシャゲ)はサンスクリット語の「天上の花」です。
「彼岸花」で思い出すのは小津安二郎監督の映画。佐分利信、有馬稲子、山本富士子…懐かしい顔ぶれでした。変愚院が山登りを始めた頃でした。「曼珠沙華」の方はもっと古く「赤い花なら曼珠沙華 阿蘭陀屋敷に雨が降る…」の歌謡曲「長崎物語」、終戦後、中学生になったばかりの変愚院も歌っていました(当時は流行歌と呼ばれていた)、昭和14年発売だそうです。昔の歌は寿命が長かった…。
シュウカイドウ
わが家の庭で。今年は夏の暑さで葉が痛んだものが多く、花も少ないのが残念です。
中国名「秋海棠」の音読み。「花の色海棠(カイドウザクラ)に似たり、故に名付く」と貝原益軒の本にあります(Wikipedia)。多年生の球根で、我が家の花は前に住んでいた河内(大東市)からの子孫?です。
「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり」松尾芭蕉