今年から始まったツールド三重。三重県を舞台に年間6戦のレースを行い、総合ポイントで年間チャンプを決めようというシリーズ戦です。ロードレース、クリテリウム、ヒルクライム、トラックなど様々な形態のレースが設定されるそうです。
三重県志摩市、伊勢志摩国立公園内にあるリゾート施設「合歓の郷」で行われたシリーズ緒戦「合歓の郷クリテリウム」に参戦しました。園内に設けられた1.45kmのコースを周回します。
私が参加したのは真ん中のカテゴリー「スポーツクラス」、12周回17.4kmです。
四日市から亀山までは寒波による雪でしたが、志摩は好天。
風はありましたが、試走してみると特に気にならず。
Izalcoにレーシングスピード、スプロケは平坦&サーキット用の11-21Tを選択してきましたが、いざ試走してみるとこれが凄いコース。
ホームストレートから第1コーナーまで4~500m?のゆるい登り。平坦と呼べるのはほぼゴール前のみ。
直角コーナーを左折し、緩やかにくねった下り坂。突き当たりの直角コーナーから続くシケインがすり鉢の底。立ち上がりから9%の上り坂。を上りきったらクランクを経て2段坂。上りながら直角コーナーをクリアしてゆるい登り。最終コーナーも直角でゴール前へ。
きつい登りと下りしかないコースレイアウト。タイトコーナーばかりのテクニカルな感じ。リトルワールドのコースをさらに凝縮したような場所でした。
スピードを乗せられる場所はほぼなく、登りでの我慢比べが勝敗を分けそう。
スプロケを12-23に換装しようかと一瞬考えましたが、結局そのまま。
試走は5周回しておきました。
スタート時刻は12:30でしたが、陽が陰って待っている間寒い寒い。
その間に、あらかじめ007から入手した情報を元に強豪のゼッケン番号を確認、ジャージを覚えておきます。
最初の1周はローリングとのことで、トータル13周回になるとのこと。
マトリックスの選手(プロ)の先導でスタート。隊列を組んでコースを走ります。
スタートラインをまたいでいよいよレース開始。
TRAPの選手がガンガン前に出ます。私は2~3番手の位置で追走。マトリックスの選手は全部で4名ほどコースイン。安全に配慮してサインや声を出してくれますが、レース展開には絡みません。
第1コーナーからの下りで、TRAPの人が早くも視界から消えかける。
正直この下りでオーバースピードでは?と思っていると、前の方から「落車!!」という声が。
案の定、TRAPの方がシケインでこけてました。
そこをやり過ごすと集団はゆったりペースに。
何人かが代わるがわる前を引きながら淡々と進みます。私はずっと2~3番手キープ。
4周目あたりで、前を引いていたLIVESTRONGジャージの方が後退、自分が先頭でゴールライン通過。
正直先頭を引いて消耗するのは避けたい。
直線しばらく先頭でしたが、早めに後続にサインを送って先頭後退の動き。
2番手の人に右から上がってもらおうと、進路をやや左にずらしたのですが、この動きが3番手以降の人に波及してしまったようで申し訳なかったです。後ろがごちゃついたみたいで、結果LIVESTRONGの方がパンク、リタイヤになってしまいました。
レース中も集団に声援を送って下さり、レース後謝りに行ったら「これもレースです」と言って頂けました。この辺まだまだ勉強不足。気をつけます。
さて、5~6周目でMAX SPEED97のジャージが前に上がってきました。
某情報筋から要警戒とされていたHさんです。
終盤まで動かないだろうと読んでいただけに、この方が出てきてくれて嬉しくて「来ましたねえ」とボソッとつぶやいてしまいました。
Hさんも足を貯めている感じ。先頭を黄色いASOSSの方が引き、Hさん、私、という感じでしばらく周回。
平地は重めのギアで、Hさんを風除けにしながら追走。下りは少し離れて、無理せず回復しながら。登りはなるべく力を使わず、ダンシングは緊急時に取っておく。
周回を重ねるごとに、下りやコーナーワークに自分が慣れていくのが判る。余裕が次々沸いてくる。
見ていたK子さんは「今回はいけるな」と思って見ていたそうです。
終盤、先頭が白いジャージの方に入れ替わる。マトリックスの選手が混ざってたので気づいていなかったけど、見回すと先頭集団はもうその4人だけ。
いよいよここから。
Hさんは常に2番手キープ。マークする私は3番手キープ。力まず、気負わず、追走せよ。
最終周回。ジャンが鳴る。Hさんが仕掛ける。自分も加速して追走。
下りに入る。
ここまでやってきたのは何の為だ。この先の登りはきっときつい。でも、11周の積み重ねを無にするな。
丁寧にコーナーをクリアして登りへ。Hさんがガンガン登っていく。自分もダンシング解禁で追走。
マトリックスの選手が1人、私の真後ろにいる。
後ろの2人はやや遅れ気味。
Hさんの後ろにべったりくっついて2段坂をクリア。呼吸にはまだ余裕がある。Hさんの脚質は判らないが、スプリント勝負する余力はこちらには充分。
後続との距離を確認しようと振り返るとマトリックスの選手がまだ真後ろに。
「後ろは!!」と叫ぶと「2人!!」と返事。
そうじゃなくて、差を確認して仕掛けどころを探りたいのよ!!あなたがそこにいると見えないんですってばw
ラインを少しずらして後ろを視認。
スプリント勝負に届いてくる距離じゃない。充分引き離している。
一騎打ちならこの状況を直前まで保った方が自分に有利。Hさんの真後ろで、呼吸を整えながら追走。
最終コーナーに差し掛かる。
コーナーを立ち上がって、一拍置いてから、渾身のスプリント開始!!
Hさんをかわして、ゴールまで一直線。後ろは振り返らない。足は緩めない。
ここまでの完璧な組み立てを形にするために。
前に誰もいないホームストレートを、残った全ての力で駆け抜ける。
出し切ってフィニッシュ!!
ゴール後左拳を上げて雄叫び。収まらず、右拳に変えてさらに叫ぶ。
初めての優勝。
きちんとレースの練習をしている人たちに混ざって、通勤だけで勝つことが出来ました。
ゴール後Hさんから「最後の坂で千切るつもりだったので、あそこついて来られたらもう負けでした」とのこと。
とにかくK子さんに感謝です。
豪華賞品、本真珠のネックレスとブローチのセット。K子さんに贈りました。感無量です。
応援して下さった方、アドバイスを下さった方、本当にありがとうございました。
今回は現地でこーちゃんさんに色々助けて頂き感謝です。
自転車通勤があれば、ジオンはあと10年戦える!!
三重県志摩市、伊勢志摩国立公園内にあるリゾート施設「合歓の郷」で行われたシリーズ緒戦「合歓の郷クリテリウム」に参戦しました。園内に設けられた1.45kmのコースを周回します。
私が参加したのは真ん中のカテゴリー「スポーツクラス」、12周回17.4kmです。
四日市から亀山までは寒波による雪でしたが、志摩は好天。
風はありましたが、試走してみると特に気にならず。
Izalcoにレーシングスピード、スプロケは平坦&サーキット用の11-21Tを選択してきましたが、いざ試走してみるとこれが凄いコース。
ホームストレートから第1コーナーまで4~500m?のゆるい登り。平坦と呼べるのはほぼゴール前のみ。
直角コーナーを左折し、緩やかにくねった下り坂。突き当たりの直角コーナーから続くシケインがすり鉢の底。立ち上がりから9%の上り坂。を上りきったらクランクを経て2段坂。上りながら直角コーナーをクリアしてゆるい登り。最終コーナーも直角でゴール前へ。
きつい登りと下りしかないコースレイアウト。タイトコーナーばかりのテクニカルな感じ。リトルワールドのコースをさらに凝縮したような場所でした。
スピードを乗せられる場所はほぼなく、登りでの我慢比べが勝敗を分けそう。
スプロケを12-23に換装しようかと一瞬考えましたが、結局そのまま。
試走は5周回しておきました。
スタート時刻は12:30でしたが、陽が陰って待っている間寒い寒い。
その間に、あらかじめ007から入手した情報を元に強豪のゼッケン番号を確認、ジャージを覚えておきます。
最初の1周はローリングとのことで、トータル13周回になるとのこと。
マトリックスの選手(プロ)の先導でスタート。隊列を組んでコースを走ります。
スタートラインをまたいでいよいよレース開始。
TRAPの選手がガンガン前に出ます。私は2~3番手の位置で追走。マトリックスの選手は全部で4名ほどコースイン。安全に配慮してサインや声を出してくれますが、レース展開には絡みません。
第1コーナーからの下りで、TRAPの人が早くも視界から消えかける。
正直この下りでオーバースピードでは?と思っていると、前の方から「落車!!」という声が。
案の定、TRAPの方がシケインでこけてました。
そこをやり過ごすと集団はゆったりペースに。
何人かが代わるがわる前を引きながら淡々と進みます。私はずっと2~3番手キープ。
4周目あたりで、前を引いていたLIVESTRONGジャージの方が後退、自分が先頭でゴールライン通過。
正直先頭を引いて消耗するのは避けたい。
直線しばらく先頭でしたが、早めに後続にサインを送って先頭後退の動き。
2番手の人に右から上がってもらおうと、進路をやや左にずらしたのですが、この動きが3番手以降の人に波及してしまったようで申し訳なかったです。後ろがごちゃついたみたいで、結果LIVESTRONGの方がパンク、リタイヤになってしまいました。
レース中も集団に声援を送って下さり、レース後謝りに行ったら「これもレースです」と言って頂けました。この辺まだまだ勉強不足。気をつけます。
さて、5~6周目でMAX SPEED97のジャージが前に上がってきました。
某情報筋から要警戒とされていたHさんです。
終盤まで動かないだろうと読んでいただけに、この方が出てきてくれて嬉しくて「来ましたねえ」とボソッとつぶやいてしまいました。
Hさんも足を貯めている感じ。先頭を黄色いASOSSの方が引き、Hさん、私、という感じでしばらく周回。
平地は重めのギアで、Hさんを風除けにしながら追走。下りは少し離れて、無理せず回復しながら。登りはなるべく力を使わず、ダンシングは緊急時に取っておく。
周回を重ねるごとに、下りやコーナーワークに自分が慣れていくのが判る。余裕が次々沸いてくる。
見ていたK子さんは「今回はいけるな」と思って見ていたそうです。
終盤、先頭が白いジャージの方に入れ替わる。マトリックスの選手が混ざってたので気づいていなかったけど、見回すと先頭集団はもうその4人だけ。
いよいよここから。
Hさんは常に2番手キープ。マークする私は3番手キープ。力まず、気負わず、追走せよ。
最終周回。ジャンが鳴る。Hさんが仕掛ける。自分も加速して追走。
下りに入る。
ここまでやってきたのは何の為だ。この先の登りはきっときつい。でも、11周の積み重ねを無にするな。
丁寧にコーナーをクリアして登りへ。Hさんがガンガン登っていく。自分もダンシング解禁で追走。
マトリックスの選手が1人、私の真後ろにいる。
後ろの2人はやや遅れ気味。
Hさんの後ろにべったりくっついて2段坂をクリア。呼吸にはまだ余裕がある。Hさんの脚質は判らないが、スプリント勝負する余力はこちらには充分。
後続との距離を確認しようと振り返るとマトリックスの選手がまだ真後ろに。
「後ろは!!」と叫ぶと「2人!!」と返事。
そうじゃなくて、差を確認して仕掛けどころを探りたいのよ!!あなたがそこにいると見えないんですってばw
ラインを少しずらして後ろを視認。
スプリント勝負に届いてくる距離じゃない。充分引き離している。
一騎打ちならこの状況を直前まで保った方が自分に有利。Hさんの真後ろで、呼吸を整えながら追走。
最終コーナーに差し掛かる。
コーナーを立ち上がって、一拍置いてから、渾身のスプリント開始!!
Hさんをかわして、ゴールまで一直線。後ろは振り返らない。足は緩めない。
ここまでの完璧な組み立てを形にするために。
前に誰もいないホームストレートを、残った全ての力で駆け抜ける。
出し切ってフィニッシュ!!
ゴール後左拳を上げて雄叫び。収まらず、右拳に変えてさらに叫ぶ。
初めての優勝。
きちんとレースの練習をしている人たちに混ざって、通勤だけで勝つことが出来ました。
ゴール後Hさんから「最後の坂で千切るつもりだったので、あそこついて来られたらもう負けでした」とのこと。
とにかくK子さんに感謝です。
豪華賞品、本真珠のネックレスとブローチのセット。K子さんに贈りました。感無量です。
応援して下さった方、アドバイスを下さった方、本当にありがとうございました。
今回は現地でこーちゃんさんに色々助けて頂き感謝です。
自転車通勤があれば、ジオンはあと10年戦える!!