今日ご紹介するのは、ジュディス・ポールさん、トム・ダーデンさんご夫妻の万華鏡「アメシスト」です。
アメシストは2月の誕生石。 トップに飾ったアメシストの存在感ある万華鏡です。
最近の作品はどれもオイル入りオブジェクトセルを交換できるのが、彼らの作品の特徴で、先端部の黒い輪を外すと、セルを引き出すことができます。 セルはこんな風になっています。
黒い輪はカチッとしっかりと留まるので、取り外しをしても、しっかりと取り付けられて安心です。
それでいて、オブジェクトセルの回転は滑らかです。
アメシストのイメージでパープルをメインカラーにしながらも、ジュディスさんらしいオブジェクトの構成で、とても透明感にあふれた魅力ある映像が次々に生まれます。 このセルの見ただけでも、美しい映像が約束された気持ちになります。
セルの背景は透明なので光を通し、オブジェクトにも透明感のあるものを使っています。 それに加えて金色の小鳥やバラの花、キラキラするビーズなど、ジュディスさんの経験に基づいた選択眼と美しいものを愛する眼で選ばれたオブジェクトです。
この作品も覗いた瞬間からその美しさに惹かれました。紫水晶のジュエリーが生まれてくるようです。
どんなものでも思いがけない美しい映像に生まれ変わらせる万華鏡ですが、テーマを追求し単に美しいだけでなく、その世界を動くアートとして、何倍にも広げて見せてくれるところが、作家さんが創る万華鏡のアートです。