マイケル・コリアさんが工房を閉じてしまい、人気のあったスピリットシリーズとはもうお目にかかれないと思っていましたが、引き継いで制作をしているのが、カレイドカンパニーです。 作っているのはカール・シリングさんで、作品のコンセプトはそのままに、新しいバージョンを生み出しています。
スノーフレークの筒にカラースピリットの赤いパーツを付け加えて、「レッド・クリスマス」というタイトルです。
もちろん中はクリスマス仕様のオブジェクトが選ばれ、見ていてとても楽しくなる万華鏡です。
きらきらしたゴールドのオブジェクトは写真ではきらめきが伝わりにくいですが、華やかさを演出します。
くっきりと大きな映像が展開するこの万華鏡は、アルミニウム製です。軽くて壊れにくく、持ちやすいのも嬉しい。
先端部も回り、大きめのオイルセルにたっぷりの楽し気なオブジェクトが入っています。プレゼントにいただいても嬉しい気持ちになることでしょう。
こちらは同じく、クリスマス仕様で「グリーン・クリスマス」です。フォレストグリーンを特徴としていますが、赤や白などのクリスマスカラーとの組み合わせがきれいです。
お子様でも年配の方でも、本格的でありながら、気楽に楽しめるきれいな万華鏡として、お勧めいたします。
デヴィッドさんもマイケルさんも日本でも知名度抜群でしたし、どの作品も人気絶頂の内に工房を閉じられたのはあまりにも惜しかったので、ビジネス的な引き継ぎだとしてもノウハウや資産を利用しての再開は嬉しいです。
毎回、膨大な作品や資料、確かな知識にに裏打ちされた洗練された文章。
さらっと出てくる海外での小話や、作家さんと親しげな交流。
何より美しい画像に毎回ため息をつきながら魅入っています。
私は現代万華鏡にかかわって20年になります。 いまだに感動をもらえる作品の数々に、作家さんたちの創造力に感謝しています。