チャールズ・カラディモスさんは2ミラードライセルの万華鏡にこだわり、正確で完成された映像表現に定評のある作家さんです。 彼がテーマを持たせた万華鏡を創るのは、ブリュースター・カレイドスコープソサエティー・コンベンションでのサイレントオークション(*)のときぐらいですが、今回のプリズムでの万華鏡展のために、雪の結晶をテーマに、特別に作ってくださった万華鏡です。
白いガラスに透明なガラスで雪の結晶模様が飾られています。
(*毎年のコンベンションではテーマが決められ、それに沿って、オークション用に作家さんが1点ずつ創り、競り勝った人が手に入れることができます。1点物であり、いつもと違った特別な作品で、コンベンションの記念にもなるので、オークションは毎年とても盛り上がります。)
内部の映像も、普段はあまり見られない6ポイントです。 白い背景にきれいな6ポイントが見えています。
通常の作品より色の数は少ないですが、雪の世界の雰囲気が伝わってきますね。
黒いオブジェクトの使い方に個性を見せる作家さんらしく、映像デザインに活かされているのを見ると、さすがだなあと思います。 映像だけ見て、これはカラディモスさんだと分かるほど、彼の作品の特徴になっています。
通常とはちょっと違うのが、色使いでしょうか。 ヴィヴィッドな色を控えたこの色合い、このテーマにふさわしく、すごく魅力的です。 ガラスオブジェクトの表情、質感に工夫を凝らしているところはいつもどおりで、これもまた目を惹きます。
白いガラスの作品はカラディモスさんも数多く創ってきました。 一緒に飾られているのは以前の限定版の作品 「Embossed White」です。 素敵な組み合わせですね。