スティーブ&ペギー・キテルソン夫妻のフラワーシリーズを並べてみました。 姿が美しいこともありますが、 木の台に乗せてあるので、立てて飾っておけるところが好評でした。
カラーリリーは黒地に白い花が印象的です。 他の作品に比べて少し大きめのサイズなので、存在感も抜群。 中には11ポイントの映像が展開します。 フラワーシリーズの特徴ですが、オブジェクトのひとつとして、それぞれの花の形のガラス細工が含まれています。そのままの形で映像の中に現れたり、一部だけ現れたり・・・白い部分がそうなのですが、キラキラしたガラスとの組み合わせで映像のお洒落度もアップですね。
アイリスはミラーシステムがちょっと変わっています。 リボンのように見える映像です。
四角に組んだミラーシステムの3面を鏡に、1面を黒くすると、このような見え方になります。
そして一番右はオダマキです。 色合いはアイリスと似ていますが映像は5ポイント。
ピンク色のオブジェクトがオダマキの花を模したものです。
こちらはローズとチェリーブロッサムです。
ローズは真紅の薔薇のつぼみがオブジェクトにも含まれています。 ブルーとの組み合わせが鮮やかな7ポイントの映像を見せています。
そしてチェリー・ブロッサムは桜を愛する日本人の我々にも納得の、美しい映像展開です。
表面に淡いピンクの光沢のあるガラスが効果的で、優しく包み込むような感じです。
桜の花のように、やっぱり5ポイントの映像です。
毎年、キテルソン夫妻の手により、新しい花が万華鏡になって登場するのが、とても楽しみです。 美しいガラスオブジェクトでは定評のあるペギーさんの作り出す映像世界をお楽しみいただきたいです。 オイルの中をガラスオブジェクトがゆったり動き、その重なり合いがグラデーションを描くように変化する優雅な色模様を見せています。
アートの庭での「アメリカ万華鏡作家展」は明日までです。 もしよろしかったら、万華鏡を覗きにいらしてください。