万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

希望という名の万華鏡  Hope by Randy and Shelley Knapp

2012-12-31 21:33:49 | 万華鏡ブログ

今年の最後に届いた万華鏡の名前が Faith(信)、Hope (希望)、Love(愛) でした。 ランディー&シェリー・ナップさんの最新作、Second Wind シリーズの3点です。 Second Wind というのは 調子を取り戻すこと、立ち直る新たな元気を得ることという意味を含んでいます。 
新年に向けてそのHope をご紹介します。 


今回ランディーさんが挑戦したのは、黒いアクリル製の斬新なデザインのボディーです。 木工の万華鏡作家さんとして有名ですが、アクリルという素材を加工して使うことで、一つのスタイルを築いてきた作家さんでもあり、この作品も 新たな試みをいろいろ込めた万華鏡です。 側面はブビンガ材の薄板を貼りつけています。 脚もボディーデザインの中に含まれていて、そのまま飾ることができます。   ドーナッツ型のユニークなオブジェクトセルは、実は彼らの初期のころの作品「Vorticulation」に立ち戻ったものだそうです。 見た人に「これ何?」と言わせる作品を目指しました。

オブジェクトセルは、通常とは違って、縦方向に取り付けられてます。 セルの中が透き通ったアクリルを通して全部見える万華鏡なので、シェリーさんのこだわりのオブジェクトがどんなふうに作られているか、よく見えます。そして、ミラーを通して見ているのは、オブジェクトセルの側面になります。

オブジェクトセルの側面には、ランディーさんのローズエンジンによる4種類のパターンが刻みこまれていて、セルを回すとその模様も順番に映像に反映されます。 下の写真では白い輪のようになって見えている部分です。
オブジェクトの織りなす色模様の上に、前景となって映し出されています。


シェリーさんが「Hope」のガラスオブジェクトに選んだのは、春の色、緑、黄色、ピンクです。 春らしい色合いが彼女にとっての「希望」を表す色だからだそうです。

ミラーシステムは、彼らのほとんどの万華鏡に取り入れられているテイパード2ミラーです。 先が広がっているミラーシステムで、中心を真正面にとらえて、美しい5ポイントの映像が見えています。

2013年が希望に満ちた年となりますように、また、たくさんの素晴らしい万華鏡に出会っていただけますように願っております。 今年もこのブログを見てくださってありがとうございました。

 

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スピリット・オブ・アトランティス Spirit of Atlantis by Charles Karadimos

2012-12-27 19:57:56 | 万華鏡ブログ

今日はチャールズ・カラディモスさんの最新作、「Spirit 」シリーズから 「Spirit of Atlantis 」をご紹介します。 
コバルトブルー、イエロー、グリーン、ホワイトなど色の混ざり合ったガラスが新鮮な印象です。 形もコーン型ですが、手になじむような、カーブを感じるボディーになっています。
もう一つの特徴はオブジェクトセルの背景にも、同じガラスを使っていることです。 

「アンビアンス」などでも取り入れている、この背景のガラス遣いですが、この色ガラスは光を透過するので、オブジェクトセルを回した時に、鏡に映り込む部分の色が、万華鏡の映像に反映され、彩りを添えるのです。

上の写真のガラスの色から想像できると思いますが、イエローやコバルトブルーの色は背景のガラス色です。
その上に、カラディモスさん特有のさまざまなオブジェクトが、そのガラス色に模様をつけます。 オブジェクトセルを回し、背景のガラス色が変わると、映像の雰囲気もがらりと変わりますね。

逆テイパード(手前が細く、先になるに従って広がるミラーの組み方)に組んだミラーシステムは、覗いた先に中心があり、完璧なシンメトリーを見せています。 万華鏡映像の美しさの基準のひとつ、シンメトリーは、カラディモスさんの作品では、とても大切なポイントになっています。

同じ万華鏡でも、背景の色やオブジェクトの位置で、ずいぶんと感じが変わるものですね。
実際の目で見ると、一つ一つのオブジェクトにもこだわりがあります。 すべてガラスオブジェクトですが、いろいろなタイプや作りかたの違い、工夫があり、映像の変化の多彩さを生み出しています。

たとえば、細かいガラスの粒を入れたドライアンプルが見えるでしょうか? 透明なガラスの筒に細かい粒を閉じ込めたもので、動きもあるし、映像に楽しさを感じさせる効果もあると思います。 またカラディモスさんの映像の特徴でもある黒いオブジェクトが、ここでも全体を引き締める役割を果たしています。

このスピリットシリーズは、今回3種類が発表されました。 Spirit of Atlantis, Spirit of Geneva, Spirit of Sedonaです。 それぞれ使われているガラスの色合いが異なり、8個ずつの限定版製作となっています。

カラディモス万華鏡は、とてもオーソドックスな万華鏡ですが、見ていて本当に楽しく、写真を撮っていて気がつくと膨大な数になっていることが多いです。次にどんな映像が生まれるかなと思いながら、追いかけているときりがないくらい・・・ 映像をモニターで確かめると、それでも実物の魅力にはかなわない・・・そんな思いをいつも持ちながら、ご紹介しています。

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歌う万華鏡  Singing Scope by Chikako Ishida

2012-12-26 23:06:18 | 万華鏡ブログ

石田千香子さんのSinging Scope をご紹介します。
シンプルなデザインで、オブジェクトケースが中央部分に見えています。 なぜ中央にあるのかしら?
両方から覗くのかしら? ウェディングスコープみたいに・・・?
オブジェクトケースの中には液体に浮かぶ透き通ったオブジェクトが見えています。 

覗いて見ると、鮮やかな色が浮かび上がってきます。 

ホログラムシートのオブジェクトに光が当たると輝きがまして色が爆発するようです。

幻想的な青や紫が美しい映像。深い闇の中に妖しく浮かび上がります。

ではなぜSinging Scope という名前なのでしょうか? その答えは ウィンドチャイムです。

この万華鏡の下の部分には長さの違う金属の棒がぶら下げられていて、それらがぶつかり合って、風鈴のような音をたてるのです。 万華鏡を覗きながら筒を回したり、動かしたりすることで、心地よい音が響きます。 心地よく響くように調音しているそうです。
音の響きと呼応するような映像の変化を楽しむ万華鏡です。 なるほど音を奏でる万華鏡です。 面白いアイディアですね。

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赤津純子さん 光の贈り物 2012 Sumiko Akatsu Kaleidoscope Exhibit 2012

2012-12-20 22:49:30 | 万華鏡ブログ

今年で5回目を数える赤津純子さんの作品展―万華鏡 光の贈り物ー に伺いました。
初めて拝見した「Dreamer 」(ドリーマー) というガラスの作品がとても素敵でしたので、最初にご紹介します。
色や質感の異なるガラスの板を束ねた様なデザインの作品で、ステンドガラスをハンダで繋いだものとはまた異なる新鮮な印象を受けました。 ガラスの板はそれぞれ角が丸く処理されていて、先端の長さや形も微妙に違えているのが、ユニークです。
ガラスのオブジェクトセルのトップが見えていて、可愛らしい感じですが、この取っ手を回して回転させることができます。

オープン2ミラーシステムにより、外のガラスを通して入ってくる光の色を中心映像の周りに映し出します。 外の雰囲気に合ったやさしい色合いの夢のような映像表現ですね。 オブジェクトは、赤津さんお得意の繊細で、透けるような薄さのガラスピースが、さまざまな華を見せてくれます。

 

赤津さんのトレードマークともいえる「華鼓」も並びます。 こちらはコンセプトも「和」を意識したもので、鼓の形や中の映像に見事に表現されています。 手のひらに載る小さな作品の精巧な造りと細やかな映像表現が秀逸です。

 

背景には和紙を使い、障子を通してくる光のように感じます。

こちらは「耀」という作品。 テーパードミラーシステムで万華鏡の中にガラスの球体を映し出します。 オブジェクトセルを取り巻く多面のガラスが、面ごとに光の当たりかたが違って色を変え、それが外のガラス色にも、中の映像にも反映されます。

球面に散るガラスが見えるでしょうか? この透明なガラスオブジェクトはミラーシステムの中を自由に動き、万華鏡の先端を高くして見るとすべって目の前に迫ってきます。

ガラスだけでなく、ほっこりと柔らかなフェルト万華鏡も並びました。 「ボビン」「とと」「まゆ」などです。

美しい色合いの作品が並びました。 こちらは持ったときにびっくりするくらい軽く、温かいです。 

赤津さんの作品は、ガラスにしてもフェルトにしても、とても手の込んだ、工夫のある万華鏡ばかりです。 毎回のように出品なさっている作品も、赤津さんの心に沿って変わり、経験なさったことを活かして改良されています。 
それぞれの万華鏡に手作りの袋を用意し、自らの作品への愛情をこめている作家さんです。

この作品展は松屋銀座 7階 で開催中です。
12月19日から25日まで。

 

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メリー、メリー・クリスマス

2012-12-16 21:46:50 | 万華鏡ブログ

今日はクリスマスの雰囲気にぴったりな万華鏡をご紹介します。 石田千香子さんの「Merry Merry Christmas」という万華鏡です。
石田さんの万華鏡スタイルのひとつ、すっきりとしたステンレス製の筒ですが、オブジェクトセルを見ると、クリスマスツリーのかけらが見えています。

赤や青のオブジェクトも見えて、なんだかわくわくします。 

もみの木、雪・・・ブルーやグリーン、白の美しい世界ですね。

 

 

 

 

 

 

 

赤やゴールドのオブジェクトが見えてきたら、温かさ、楽しさが加わりました。

スマートで無機質な金属の筒の中に展開する、楽しいクリスマス・・・素敵な演出です。

 

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素敵な万華鏡オンパレード Variety of fantastic ideas

2012-12-15 19:31:49 | 万華鏡ブログ

日本万華鏡大賞公募展2012から、素晴らしいアイディアと創意工夫に満ちた作品をご紹介します。
上の写真は生駒かずよさんの「Bon appetit! ボナペティ!」です。 美味しそうですね。それもそのはず、本物のパンでできています。「1年かかって、割れやカビ、猫と鳥と戦いつつ」創り上げたそうです。
ひとつひとつミラーシステムも違って、いろいろな映像が見えて楽しい作品になりました。 アイディア賞を受賞なさいました。

次はヴィジュアル賞を受賞なさった鵜飼美紀子さんの「甘覧車♪」です。 ゴンドラに入った甘いスイーツが次々に現れるのを上からアクリルの四角柱を通して見ます。

たくさんのお菓子やケーキでできている夢のある作品ですね。 
そして映像も、鏡の筒とは一味違った映像です。

次は、「だれでもピカソ!?」という高瀬義夫さんの作品です。 ミラーシステムを、下から光を当てたピカソ風の絵の上で動かして万華鏡映像を楽しむという反対の発想がとても面白いです。 しかも4種類用意されたミラーシステムは、どれもドン・ドークばりの3D 正多面体映像を映し出すという高度な組み方で、さすが高瀬さん!と思いました。 

絵の上を滑らせながら、大きな覗き口から映像の変化を楽しみます。 

「お内裏様とお雛様」は江角陸さんの作品。 毎回テーマに万華鏡のイメージを上手く合わせ、趣向を凝らした作品を見せてくださっていますが、今回は手まりのお雛様とぼんぼりを万華鏡にしています。 手まりの模様は万華鏡の映像と重なるものがあります。
作るのに苦労なさったという美しい手まりは、可愛らしい万華鏡のお雛様に変身しました。

4つの万華鏡から4種類の映像が見られますが、そのうちの一つです。 チェーンのオブジェクトがとても効果的に使われています。

フェルトを貼ったカラフルな万華鏡は、深見真也さんの「花火大会」という作品です。 覗いて見ると、色鮮やかな花火のような映像が次から次へと生まれます。

オブジェクトにはヘアピンを中心に使っているそうですが、ちょっとびっくりですね。 光を受けてきらきらと輝く映像がどんどん色と姿を変えていくので、その中にヘアピンをとらえることはできませんでしたが、次の映像でいかがでしょうか。

そして最後は準グランプリを受賞された村越通浩さんのもう一つの作品 「Sky Tree」です。 正面から見ると箱の中にスカイツリーがライトアップされて見えています。 その光の色も内蔵のLEDの光を受けて、色が変わります。

蓋を開けた覗き口からは、こちらもスカイツリーの映し出される映像です。 美しく妖しい感じですね。

いろいろなアイディアを形にした万華鏡の数々・・・本当に楽しいですね。
どなたにもチャレンジできます。 来年の13回目を目指して、今からアイディアを練ってみませんか?
お問い合わせは日本万華鏡倶楽部へ http://www.mangekyou-club.com/

 

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日本万華鏡大賞公募展2012 Japan Kaleidoscope Grand Prix 2012

2012-12-14 23:06:24 | 万華鏡ブログ

今年で12回目になる「日本万華鏡大賞公募展」に伺いました。 アイディアと楽しさにあふれた万華鏡がたくさん集まる公募展なので、毎年びっくりするような作品に出会うことができます。 
今年はグランプリ受賞作品がない代わりに、準グランプリに2作品が選ばれました。
そのうちの一つが村越通浩さんの「天体観測」です。
天体望遠鏡の中に、天体の不思議で神秘的な世界を表現した作品です。
反射する光をオブジェクトとして3つのミラーシステムから見える映像。 きれいですね。

 

天候、昼夜にかかわらず、いつでも輝く星をお楽しみくださいとのコメントがありました。
村越さんの万華鏡にはいつも驚かされる要素がありますが、今回もとてもユニークなアイディアと美しい映像が印象的でした。

もう一つの準グランプリは大久保重美さんの 「-覗き眼鏡-源氏物語絵巻」です。

カセット式灯篭万華鏡と説明がありましたが、4つの巻を篭の上から入れ替えるアイディアで、たくさんの楽しみを提供しています。
オブジェクトになっているのは金彩焼成ガラスにミルフィオリの花をちりばめた美しい円盤(篭の中)で、それを入れ替え式のミラーシステムで見ると、内蔵されたライトに照らされて、さまざまな姿で、きらびやかな映像が展開します。 とても同じオブジェクトを見ているとは思えないほど、多彩ですね。

源氏物語の雅の世界を見事に表現しています。 特にこの2つの花の景色にはとても惹かれました。

 

 

この万華鏡大賞展(東京)は、12月9日から16日まで、千代田区北の丸公園の科学技術館で開催中です。
その後、下記のスケジュールで巡回展が予定されています。

京都展(2013年1月19日~2月24日)京都万華鏡ミュージアム
大阪展(2013年3月26日~31日) 大阪市立科学館
北海道展(2013年7月1日~9月1日) ふらのやまべ美ゅーじあむ
多摩展(2013年10月12日~11月4日) 多摩六都科学館

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赤津純子さん 青竹の万華鏡 Bamboo Kaleidoscope by Sumiko Akatsu

2012-12-11 13:01:32 | 万華鏡ブログ

星をテーマにした作品展で発表された赤津純子さんの万華鏡です。 青竹の万華鏡が自然の素材としての美しさと、テーマに沿ったモダンなデザインで目を惹きました。 青竹に金箔や銀箔の水玉模様で星々に見立てています。 タイトルは「二星(じせい)」。 七夕をテーマにした雅楽の曲からイメージを膨らませて製作なさったそうです。 
"彦星と織姫の二つの星が密かに交わすささやきに耳を傾けてください"との赤津さんのメッセージがありました。



幻想的に浮かび上がる2つの星の映像が不思議で、そしてとてもきれいです。
長さが45cmほどもある赤津さんの作品としては大きめの筒ですが、先端部をベアリングを使ってなめらかに回転させることができます。先端部のオブジェクトセルを回転させれば、二つの星の彩りが変化し、筒を回せば2つの星の位置が変化します。

2年ぶりとなる赤津さんの万華鏡展が12月19日から25日まで、松屋銀座 7F 遊びのキャラリーで開かれます。
この「二星」を始め、素敵な万華鏡が並ぶことでしょう。

ご自宅と工房が震災の被害を受け、昨年は思うように製作もできませんでしたが、少しずつ前に進まれて、個展に向け、万華鏡の製作活動に忙しくなさっていると伺いました。DMに記された赤津さんのメッセージです。

「一昨年ぶりの作品展となりました。たくさんの方々のお力で作り始めることができました。 小さな夢や希望の光を集めた万華鏡です。 手にする人々に、幸せな瞬間をお届けできましたら幸いです。」

丁寧に作られた作品のひとつひとつを覗いて、赤津さんの想いを感じていただきたいと思います。 


 松屋銀座 7階 遊びのギャラリー
   東京都中央区銀座3-6-1   
 
2012年12月19日(水)~25日(火) 
   19、20,25日  10:00-20:00(最終日は17:00閉場)
   21-24日    10:00-21:00

Comments (2)
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だから楽しい万華鏡!

2012-12-07 23:26:09 | 万華鏡ブログ

「山見浩司となかまたち展」 から。
ふたつの箱は酒井裕子さんの万華鏡です。きれいな箱の蓋を開けると・・・

右の作品は仙台での「星の万華鏡展」出品作。 箱の中に、きらきら光る星がいっぱい入っています。LEDライトを内蔵して、色が変わっていきます。
それをテレイドスコープで見ます。

左側の箱は今年のアメリカでのコンベンション出品作です。 ご覧の通り、たくさんの覗き口があります。それぞれが違ったミラーシステムで、オブジェクトの素材もさまざま・・・のようですが、それらが全部入っているのではないところが特徴です。 意味がわかるかな?

たとえば、ビーズを使った、ちょっとユーモラスな映像。

ネオンみたいに輝く、楽しい映像。

折り紙みたいな立体のある映像。

蓋をあける期待感、そして、箱の中に見えるさまざまな色模様がとても楽しく、わくわくする万華鏡です。

もう1点は、川田朋美さんの万華鏡です。 たくさんのオブジェクトセルを用意し、交換して使うので、いろいろな模様を楽しむことができます。

この展示会でしか拝見することはないけれど、毎回、気になる作品を作られます。 
今回のミラーシステムは4ミラー。覗き口も四角になっています。
オブジェクトの選び方、組み合わせがユニークで、どんな映像になるんだろう?と思わされます。

リボン、レース、羽、ひも、ガラス、ビーズなど質感と色合いの組み合わせが絶妙で、期待とおりきれいな映像です。

いろいろ試しながら、万華鏡ってだから楽しいのよね・・・と思った私でした。

 

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ユーモアと楽しさを見つけました

2012-12-06 22:59:38 | 万華鏡ブログ

「山見浩司となかまたち展」で展示されていた楽しくてきれいな万華鏡をご紹介します。
上の写真は、伊豆高原のアトリエ・ロッキー万華鏡館の館長、伊藤尭さんの旅行かばんのような万華鏡です。 右手にある取っ手を回すと中の手まわしオルゴールが鳴り、その音に反応して万華鏡が作動して、中央の覗き口から映像が見えてきます。見るからに楽しそうでしょ?

次の作品はまだ荷を解いていないようですね。

いえ、解いてはいけません! 宅配便の外箱を模した万華鏡です。 田村慎一さんのユーモアあふれる作品です。信じられないという人には中の映像をお見せします。 左上の穴が覗き口です。(注意: Amazonでは買えません)

愛らしい動物たちの万華鏡を製作なさったのは、森本初枝さん。 絵本の中から抜け出したような飾りかたもいいなあ。

美味しそうだけど、これも万華鏡。 広瀬瑠美さんの作品です。 こちらも上手に展示しています。

きらきらして思わず「可愛い!」という声が上がるクリスマスツリーやスノーマンの万華鏡はながのなおさんの作品です。

万華鏡の飾りかた、見せ方にもこのようにいろいろ工夫を凝らしていて、それぞれの世界を楽しめる雰囲気がありました。

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