万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

不思議な万華鏡展

2022-11-29 10:39:20 | 万華鏡ブログ

11月27日横浜市戸塚区にある高林千稔さんの工房に伺いました。 高林さんのオリジナルイベント「WEEKEND ACORNS 2」が佐藤元洋さんとかたおかきくよさんを迎えて開かれていました。私は高林さんが某万華鏡専門店でアルバイトをしていて、木工の万華鏡を創りたい!と言っていた時から存じ上げているので、今、作家さんとして活動中の彼を見るのはとても嬉しく思います。

彼の万華鏡に対するコンセプトはとても独自のもので、光へのこだわりがあります。灯火や白熱電球を光源にして楽しむ展示会は、やや薄暗く、普通だったら光が足りないと思われそうな環境ですが、それらの光源によってあきらかに万華鏡の見え方を変えるものです。光の種類、向き、強さ、揺らぎなどに反応する彼の創るオブジェクトやオブジェクトセルの素材の効果とあいまって、陰影や色合いが大きく変わることがわかります。 
彼の世界にひたって万華鏡を覗くのに心地よい空間づくりから、見に来た万華鏡好きな方たちの会話や作家さんとの会話も素敵な体験で、万華鏡の楽しみの提案という意味でも満喫させていただいた万華鏡展でした。

今回は佐藤さんやかたおかさんとのコラボ作品も数多く展示され、それらについての話を聞いたり、思いを語っている作家さんを見るのも本当に楽しかったです。それぞれをリスペクトしながら、コラボレーションの可能性を試しているのが面白かったです。そしてこれらの作品の多くは、熱心な万華鏡ファンの方のもとにお嫁入することがすぐに決まったそうです。

久々の高林さんの作品を何か記念にと思い、悩んだ末に選んだのがこの1点。ボディーの丸みを帯びたラインと、直線的に配置された表情の異なる木材の組み合わせが目を惹きました。

自然な流れで繋がるオブジェクトセルは、異素材のアクリルを丸みを帯び滑らかに、美しく仕上げています。

トップは白、サイドは透明で、透過する光を調節しながら見ると、色合いや陰影が変わって面白いのです。高林さんならではのガラスオブジェクトもきれいですね。

見えたのは陰影の美しいこんな映像です。

明るい光の下、写真を撮る・・・光と遊ぶ感覚を思い出させてくれました。なんか生き物のいるみたいな映像も。

この個展にいらしていた万華鏡ファンの方と、実は隣町に住んでいることがわかって、帰り道、ずっと万華鏡の話をしながら最寄りの駅までご一緒したことも素敵な思い出です。 きっとまたどこかの万華鏡展でお目にかかることでしょう。

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