万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

今年もたくさんの万華鏡にありがとう! 

2013-12-30 20:37:58 | 万華鏡ブログ

2013年を振り返ってみると、万華鏡展がとても多かったなあと思います。 個展、グループ展、デパートなどでの万華鏡展など、いろいろな場所、様々な企画で万華鏡が紹介されていました。 作家さんの創る万華鏡を実際に見ていただくことができる機会が増えることは嬉しいことです。

アメリカで起こった"万華鏡ルネッサンス" Kaleidoscope Renaissance の流れが日本にも届き、その後、作家さんの数もずいぶんと増えました。 そのことは、万華鏡が日本人の感性に合っているということを示しているのではないでしょうか。
単に数が増えただけではなく、作品に日本人らしい繊細さや優雅さ、あるいはイノベーションをみごとに表現なさっている作家さんたちが多いことに、改めて驚かされます。

子どもから大人まで楽しむことができ、自分で作ることもできる万華鏡の魅力の幅広さは素敵なことですが、さらに奥深い部分があるのです。 それは、作家さんがセンスとアイディアと技術を駆使して製作なさるアート作品としての万華鏡が生まれてきたことで、そのことを、もっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。

今年もブログを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
 
万華鏡の魅力を言葉と写真でお伝えするのは難しいと日々思いながらも、自分の知ることのできたこの素晴らしい世界の一端を共有したくて書いています。 

そして素晴らしい作品を製作してくださった作家の皆さま、本当にありがとうございました。

実物は私の言葉よりも多くのことを語ってくれると思いますので、機会がありましたら、万華鏡を作ってみたり、万華鏡展や万華鏡店に足を運んで、いろいろな万華鏡を覗いていただければ、幸いです。 

その時の自分にピッタリな素敵な出会いがあるかもしれませんし、生活の中に万華鏡があることで、何か気持ちの持ち方も違ってくるかもしれません。 たかが万華鏡、されど万華鏡…です。
2014年が皆さまにとって、Happy colorsに満ちた良い年となりますよう、お祈り申し上げます。

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サーカスの象さん

2013-12-29 21:42:18 | 万華鏡ブログ

今日はみずあめやさんの作品展で出会った「サーカス(象)」をご紹介します。 象さんが玉乗りをしているのですが、その表情が可愛らしく、また色合いがやさしくて、きれいな絵本の1ページを見ているよう・・・どんな物語なのでしょう?
この万華鏡はOW-7シリーズという定番サイズで、全長14cmほどの大きさです。 9cmのオイルワンドの中にはキラキラときれいなオブジェクトがびっしり入っています。

外観を見ただけでもわくわくするオブジェクトセルです。 このオブジェクトセルを回転させたり、左右に動かしたりして映像の変化を楽しみます。 2ミラーシステムで10ポイントの映像です。

ゴールドの細かいビーズやメタルピースが入り混じって、映像に輝きを与えます。

赤と紫のガラスオブジェクトは、象さんが乗ってつぶれそうな玉に使われている色合い…よく見るとこのオイルワンドの中でちゃんと存在感を発揮しているのです。

ガラス絵に使われた色彩を意識しながら選ばれたオブジェクトが生み出す映像は、異なった表情を見せながらも一体感があり、外も中も楽しめて味わえる万華鏡だと思います。 

12月の個展では、みずあめやさんのガラス絵は、万華鏡の一面を飾るだけでなく、自ら創られた額に収められて壁面を飾っていました。 ガラスでの表現は万華鏡にとどまらず、世界を広げつつあるんだなあと感じました。 どのようなスタイルであれ、みずあめやさんが提示する世界は、見る私たちの気持ちに呼びかけるものが感じられ、それはいったい何だろう?と問いかけるのです。

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Merry Christmas!

2013-12-25 09:13:32 | 万華鏡ブログ

万華鏡は不思議に満ちている 

万華鏡は驚きに満ちている

万華鏡は美しさに満ちている

What a wonderful world !

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ウィンターソング  Wintersong by Durette

2013-12-24 21:41:32 | 万華鏡ブログ

ルーク&サリー・デュレット夫妻の新作「Wintersong」(ウィンターソング)です。 コスモシリーズの一つで、冷たい氷や雪を思わせる冬の季節の万華鏡です。 

筒の木部の加工も美しく、メープル材の美しい木肌にも味わいがあります。 角のない滑らかな感触の筒です。

木製の筒のアクセントに嵌め込まれているのは氷のような質感の青いガラスです。 銀色のメタルの花をガラスのビーズとともに留めつけ、さらにブルーとパープルのワイヤーが縁を飾ります。

そして、中に展開するのは青い輝きに満ちた世界です。 

彼らの人気作品だった冬のイメージの万華鏡、「サイレントシンフォニー」や「スノーフレークス」などを思い起こさせる色あいですが、映像のタイプは違っていて、この作品は二等辺三角形に組んだ3ミラーシステムから、大きく広がる映像となっています。

青やターコイズのビーズに銀色の花をかぶせたオブジェクトはオイルの中で動き、鏡の反射でいろいろな側面を映し出します。 ビーズ使いの上手なデュレット夫妻の工夫です。 

 オブジェクトセルの背景の部分は、凍りついた窓ガラスのような感じに加工し、映像にもその効果を与えています

 映像の迫力、インパクトを感じるデュレット夫妻の万華鏡は、独自の映像表現を展開し、見る人の心に強く響く感があります。 深く吸い込まれるほどに美しい青と紫と緑の色模様です。

 

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すてきな4ポイント

2013-12-19 21:47:09 | 万華鏡ブログ

今年も松屋銀座で開かれている赤津純子さんの作品展に伺いました。 今回は新作を含めたステンドガラス製の作品が並んでいます。 

新作の「相響む」は当ブログでもご紹介しました。 内部映像の美しい写真も飾られています。


外のガラスの表情も少しずつ異なり、それぞれに内部の映像が考えられているので、お客さまもそれぞれ時間をかけて見ていらっしゃるようでした。

もう一つの新作が小さな四角い筒の万華鏡「Mon」です。  

小さいけれど、赤津さんらしい素敵な万華鏡に仕上がっています。 きれいで、模様の変化が大きくて、いつまでも見続けたい万華鏡。 そして、軽くて長く覗いていても疲れない万華鏡。 完璧ですね。

映像は四角くて4ポイントです。 四角い映像はデザイン的にも面白いなといつも思うのですが、赤津さんの生み出す四角い4ポイントも魅力的です。

 

赤津純子作品展  光の贈り物

12月8日~24日
松屋銀座 7階 遊びのギャラリー  10時~21時まで(最終日17時まで)
中央区銀座 3-6-1
03-3567-1211

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プラーナ  小林綾花さんのクリスマス                                                                                                                                                                                                                                             

2013-12-18 23:35:21 | 万華鏡ブログ

昨日、金属工芸の技術を活かした小林綾花さんの作品展のご紹介をしましたが、木肌の美しい木製の作品「プラーナ」も展示されていました。 木の種類によっていろいろな色、表情がありますが、いずれも持ったときに温かみを感じる万華鏡です。
オブジェクトセルとアイホールの部分は、磨かれて渋い輝きを見せる金属の部品を使い、木材との相性も良く、デザインのアクセントになっています。

その中から、この季節にピッタリのクリスマスをイメージした万華鏡のご紹介です。 木材は胡桃。手持ち型で、長さは11.5cmほどの小ぶりな作品で、筒全体を回して、オイルセルの中のオブジェクトの動きを生み出します。

天然石やパールに混じって金色のオブジェクトや、金箔が使われて、クリスマスらしい映像です。

金色の星が見えてきました・・・・

透明な石と半透明な珊瑚、真珠の光沢、金箔の輝きが絶妙なバランスで生み出す、万華鏡の中の小宇宙は、次の美を予感させながら、変化し続けます。 一瞬の映像美だけでなく、変化することこそが美しい、それが小林綾花さんの万華鏡の魅力です。

 

 

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Record of Memory 記憶の断片に出会う万華鏡

2013-12-17 22:36:32 | 万華鏡ブログ

小林綾花さんの万華鏡作品展に伺いました。 金属工芸の技法を駆使し、宝飾用の天然石やガラスなどをオブジェクトにして、万華鏡の映像を創りだす作家さんです。 今回は初めての個展ということで、パーラータイプを含め、様々なデザインの万華鏡が並びました。

初めて挑戦したパーラータイプの作品「Record of Memory」は、 円周率の数字を刻みこんだもの、エジプト文字や文様を刻みこんだもの、マヤ文明の文字、文様を刻みこんだものなど、悠久の歴史を思い、記録された文明の痕跡から人間の英知を感じながら創り上げた作品です。 映像もとても魅力的です。

先端部分が回る仕組みも今回初挑戦です。 セルの取っ手を回しながら煌めく豊かな映像を楽しみました。

2ミラーの作品もあります。 優雅な紫色に心惹かれます。

「モンラム」はチベットの言葉を打ち出した筒のデザインが特徴です。 中に広がる流れる色と形。 「生まれ、還り、また姿を現す巡る世界」が、どの筒の中にも存在するのです。

4本足で、顔のある万華鏡、Kaleidoscopet も初登場。 「アメシスト花子」「アイオライト小太郎」「ガーネット明美」というユーモラスな名前がついていました。 顔が回るんです! カレイドスコペット!


古代の文様や、日本の紋などを刻んだ「記憶のレコード」は、小ぶりの四角い筒で、正面から光を取り入れます。金属の色も味わい深く、文明によって異なった文様ながら、どれもデザインとしても魅力的な作品です。 

 

小林綾花さんの創りだす万華鏡の世界は、小林さん自身の世界観や生き方を示している感じがします。 その視野は広く、それゆえに作品の生み出すものにも深さや広がりがあると思います。

虹の星シリーズは、アクリル製の万華鏡で、テーマの面白さ、色づいた樹脂のグラデーションの美しさ、金箔の輝きなどが特徴です。 ミクロの細胞の世界から、チベット、ハワイまでいろいろなテーマと図案があります。次の作品は初めて拝見しましたが「命」がテーマだったと思います。

小林綾花さんの万華鏡は、工芸品としての完成度が高いだけでなく、映像表現にも独自のスタイルで美しさを追求なさっているところが素晴らしいですね。 流れの美しさやきらめきをお伝えするのが難しいですが、その部分が最も魅力的でもあるので、ぜひ作品展で鑑賞していただきたいなあと思います。

12月16日~24日(日曜休廊) 12:00~19:00(最終日は16:00まで)

ギャラリー田中
中央区銀座7-2-22 同和ビル1F
03-3289-2495
http://www3.ocn.ne.jp/~g.tanaka/

 

 

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19人の万華鏡展 

2013-12-16 22:50:16 | 万華鏡ブログ

12月12日から開催中の Kaleidoscope Exhibition in Hilton のご紹介です。 19名(15組)の作家さんの参加する、見どころいっぱいの万華鏡展です。 

トップの写真は角敏郎さんの沖縄をイメージした万華鏡です。ギアのあるスマートな万華鏡は、角さんのスタイルです。
オブジェクトの貝が、黒と青を背景にしてきれいに映り込み、沖縄の海を思い起こさせますね。



西新宿のヒルトンホテルにあるギャラリーですが、田村慎一さんのダンボールの大作、ご近所の「東京都庁」の万華鏡も展示されています。

何とマッチ箱の万華鏡! これも田村慎一さんの作品です。 この頃見ないけれど、なんだか懐かしい。マッチ棒でオブジェクトセルを回転させます。

今井恒吉さんはポンプ付きの万華鏡です。オブジェクトの入れ替えもできるそうです。

銅板に花模様を打ち出し、カーブのあるデザインの伊藤美津江さんの大型の万華鏡。

木村えみ子さんの「赤富士」です。 毎日、富士山のいろいろな表情を見て、インスピレーションをもらっているのでしょうか。

こちらは小元江里子さん白いガラスの作品です。 雪山のようにも見えますね。

桐林恭子さん・亨さんご夫妻(Kiry)のレースを飾った万華鏡です。いろいろなレースがあって、選ぶ楽しみがあります。



小林綾花さんの「虹の星」シリーズと「記憶のレコード」。 

実松弘明さん・斎藤浩代さんのガラスと陶器の万華鏡。 たくさんの花が咲きました。

清野一郎さんの陶器の万華鏡。 こちらもいろいろなテーマで表情豊かです。 一つずつ違う世界を覗けますね。

中村和正さん・ミエ子さんの作品。 大きなリボンがついていてプレゼントみたいな万華鏡です。二つの覗き口から別々の映像が見えます。

中村明功さん・あや子さんの作品。 白地に手描きの花が印象的な万華鏡です。

TORIKIさんの木の万華鏡。いろいろな木肌の表情があり、温かい雰囲気ですね。

沼尻のんさんの モダンなデザインの和の万華鏡「麻衣花」、そしてレースのような映像が美しい「White Wind」です。

松宮真理子さんの「オリーブ」シリーズと「クリスマススコープ」です。

ご紹介した以上にたくさんの種類の作品が並んでいます。 一つ一つ生み出される映像も雰囲気も違っていて、時間がたくさん欲しいなあと思った作品展でした。 たくさんの中から見つける喜び・・・きっとお気に入りの作品が見つかると思いますよ。 

12月12日~25日
12:00-18:00
アートスペース レスパスコウキ
新宿区西新宿6-6-2 ホテルヒルトン東京B1Fヒルトピア
ジュエリーコウキ内  
03-3344-6551

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光りが紡ぐ華模様  BKS受賞作家による作品展

2013-12-11 16:04:27 | 万華鏡ブログ

12月10日から始まりました「万華鏡 光りが紡ぐ華模様」展のご紹介です。 副題は「ブリュースターからの贈り物」・・・発明者ブリュースター卿への感謝の気持ちを込めて、また現代の万華鏡を生み出し、はぐくんだブリュースター・カレイドスコープソサエティー(BKS)への感謝の気持ちを込めて、名づけられました。
今回はそのBKSのコンベンションに参加し、新作品の発表にチャレンジなさり、今までに受賞歴のある作家さん5人の作品展です。 
現代万華鏡の本拠地アメリカで、コージー・ベーカーさんによって創立されたBKS(当時はBS,ブリュースターソサエティー)は、創立28年で、ほぼ毎年開催されるコンベンションは23回を数えます。最初はアメリカから入ってきた万華鏡に驚くばかりだった日本でも、作家さんが生まれるようになり、チャレンジャーも後に続くようになりました。

一番最初にチャレンジなさったのは依田満さん・百合子さんご夫妻、1996年だったそうです。上の写真はアメリカで発表なさった作品ですが、どれも素晴らしい作品ばかりです。 誰の真似もしない日本の万華鏡を創るということを心に決めて、毎回、新しいアイディアを考案し、10年間参加されたと伺いました。 投影式万華鏡は、コヴィントンでコンベンションが開かれた際、ホテルの一室を万華鏡空間に変え、多くの人がその美しさと万華鏡の優しい力に感動しました。

次は山見浩司さんです。日本的なテーマでステンドガラスの作品をコンベンションに出品し、「舞子さん」やこの「十二単」の作品で日本の良さをアピールしてきました。 「十二単」は今年のコンベンション受賞作品で、造形としても見事ですが、映像の美しさも特筆です。 日本の色だなあと思います。 東京タワーはガラス製ではありませんが、中に展開する東京の街が美しいです。後ろの二点「King 」と「Queen」 は、コヴィントンで開催された「21世紀の万華鏡展」に出品されたものでホイールの美しさに目を奪われます。


次は中里保子さん。今までの受賞作、そして新作を含めみごとな作品が並びました。 中里さんのチャレンジは2005年に開かれた、20周年記念万華鏡展への参加から始まりました。 今年の受賞作品の「Katagami Style」や新作の「WA」など、多彩なガラス表現とこだわりの映像表現が魅力です。

佐藤元洋さんの吹きガラスの万華鏡「風のいたずら」は昨年の受賞作品です。 吹きガラスの万華鏡というスタイルは変わらないものの、年々内容を深め、いろいろなことにチャレンジなさっているように思います。 ガラス造形の美しい姿と、内部映像の繊細な、そして独特の色彩表現がとても心に響く作品だと思います。

BKSへの初挑戦で受賞なさった北村幸信さんの作品です。 先日の個展の様子もお知らせしましたが、素材の斬新さと目の付けどころがすごいです。 そして光源の使い方、やマグネットによる着脱など機能的な工夫もたくさんあり、誰もが見やすい、インパクトのある作品を創られました。 使わなくなったDVDやCDを使い、身近な素材をオブジェクトに使うなど、エコなところも現代的です。

いずれの方も、ご自分のスタイルをしっかり持っているだけでなく、いつも新しい創造へのチャレンジを続けていらっしゃる作家さんたちです。

また日本万華鏡博物館の大熊さんのご協力により、万華鏡の歴史についての興味深いパネルと、歴史的に価値のある古い万華鏡も9点展示されています。
この万華鏡は19世紀の作品。 先端の木の球を引っ張ってオブジェクトケースを回す仕組みだそうです。 昔から楽しいアイディアがあったのですね。

左は1950年代のイギリス製。 右は1960年代のアメリカ製。おもちゃの万華鏡といえばスティーブン社という時代がありました。

このような歴史を経て、今ここにある万華鏡が生まれてきたと思うと、本当にとても発展してきたことを感じます。
大熊さんのパネルにもありましたが、やはり表面反射鏡という鏡を使用するようになって、映像が美しくなり、現代アートとして認知されるようになったと思います。 そしてコージー・ベーカーさんが作り上げたカレイドスコープソサエティーという万華鏡愛好者団体があったからこそ、最先端の万華鏡を発表し、評価し合う仲間が集うことができ、万華鏡が進化してきたのだなあと感謝の気持ちをあらためて持ちました。

手持ち型の作品もたくさん並びました。どれも素敵な万華鏡です。 
東京フォーラムにあるこのギャラリーは東京のアートの発信の地と位置付けられています。 ここから万華鏡をたくさんの方に見ていただけたらと思います。

万華鏡 光が紡ぐ華模様  -ブリュースターからの贈り物 -
2013年12月10日から2014年1月7日まで
東京フォーラムB棟1階  フォーラム・アート・ショップ内ギャラリー
10時から20時 (最終日 17時まで)
年末年始の営業日についてはお問い合わせください。 03-3286-6716

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スピリット・オブ・クリスマス  Spirit of Christmas by Mariko Matsumiya

2013-12-08 22:07:12 | 万華鏡ブログ

あっという間に12月ももう8日。 街中のテーマがクリスマスになっていますが、私もクリスマスにはぜひ万華鏡を楽しんでもらいたいと思います。
万華鏡を覗くことでわくわくしたり、優しい気持ちになったり、子どもの頃を思いだしたり、誰かとその美しさを共有したいと思ったり・・・
あるいは、万華鏡が話題のきっかけとなって、楽しい会話ができたり・・・そんな風に楽しんでもらいたいなと思っています。
 
この時期に万華鏡展があると、クリスマスリースを飾るそのそばに置く万華鏡はどれにしようかなと、ついクリスマスっぽい作品に目が行きます。
今日は、松宮真理子さんの「スピリット・オブ・クリスマス」をご紹介します。 
ステンドガラスの作品に、さらにひと手間もふた手間もかけて、独自の世界を表現する松宮さんですが、この作品には、透明なガラスの下に木製の雪の結晶を入れて、クリスマスの温かさが感じられます。背景となっているガラスも、紫や青の落ち着いた輝きがあり、素敵な表情ですね。

オブジェクトセルには赤や緑の他に透明なガラスオブジェクトやガラスビーズが入っていています。2ミラーシステム8ポイントの映像で、ミラーシステムの第3面が反射する素材を使っているので、中心映像の周りにもさらに色模様が展開します。

クリスマスらしい映像といえば、やっぱり赤と緑がポイント。キラキラする表情も楽しいです。

透明感のあるオブジェクトは、映像の繊細さを際立たせます。 

一つ一つのオブジェクトの表情がよく見えていますね。 ポインセチアみたいな映像です。

インテリアグッズとして季節に合わせて飾り、映像も味わって、万華鏡を楽しんでいただけたら嬉しく思います。

 

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