このカプセル型の万華鏡は、Glass Nique工房の作品で、「Capsule Jam(カプセルジャム)」と言います。 薬を模した万華鏡で、白い側の奥に覗き口があって内部にはミラーシステム、透明な側は全部がオブジェクトセルになっています。いろいろなオブジェクトが良く見える万華鏡です。
中身のオブジェクトも全て手作りで、釣りの擬似餌を使ったり、アクリルの棒を熱で曲げて色を染めたりと、結構面倒なことをしていると教えていただきました。本当の薬ぐらいの大きさのカプセルも入っています。外から見てもきれいで楽しい感じです。
薬の代わりに、覗いて元気になってもらいたいというコンセプトで作られたそうです。
確かに元気になれそうですね。
このくらい大きなオブジェクトセルだとミラーシステムの近くにあるものと遠くにあるもので見え方が違い、奥行きを感じます。これだけたくさんのオブジェクトが大きなスペースの中を動くのですから、見える色模様も本当に変化に富んでいます。 写真を撮ろうとすると、どこに焦点を合わせるかでも映像が違って見えます。
Glass Nique工房ではガラス工芸の技術と万華鏡制作の技術を磨いた梶原さんご夫妻が、自らデザインした作品を丁寧に作っていらっしゃることがよくわかります。元気になってねという思いが伝わってきませんか?