流山で開催された中里保子さんの万華鏡教室展に伺いました。 作品には万華鏡を好きな気持ちや向上心があふれていて、たくさんの作品を拝見しながら暖かい思いに包まれました。 今では4つのクラスがあり、それぞれに違った雰囲気ながら、和気あいあいと万華鏡制作の指導をしていただいているとのこと。 適切なアドバイス、質問への対応などで一緒に考え、知識や経験をシェアしてくれる先生だけに、長く教室に通われている方も多いと聞いています。教えてもらうだけでなく、自分の技術や得意分野を生かしてオリジナリティを発揮する方もいらっしゃいました。
上の写真はLEDをオブジェクトにしている万華鏡です。 オイルの中に複数のLEDが浮かび、色のある光を発しています。 磁界共鳴方式で電力を供給する市販のツール(黒いパネル部分)を利用して、ワイヤレスのLEDを光らせているそうです。 LEDは透明な樹脂でコーティングしてあり、オイルの中を動きます。
色のある光がオブジェクトになってオイルの中を動きまわるなんて、とてもユニークなアイディアですね。
お雛様をテーマにした万華鏡は、繊細なオブジェクト、ガラスロッドを使ったデザイン、きれいに焼き付けられたお雛様のデザインなど、ガラスの使い方がとてもきれいですね。バーナーワークのオブジェクトが外から見えますが、とても凝っていて繊細、映像が楽しみなガラスワークを見せていました。
2017年京都で開かれた万華鏡の世界大会での出品作品など大型のものから手持ち型の作品まで力作ぞろいでした。
文鳥の「動」と「静」というタイトルの作品。
小鳥の姿、表情がきれいに表現されている万華鏡です。ガラスに金属をあしらったデザインがユニークで新鮮です。
内部に展開する映像世界も美しいですね。それぞれの内部映像です。
素敵な万華鏡がたくさんあったのにご紹介しきれずごめんなさい。 これからもいろいろな作品に挑戦して、万華鏡の世界を楽しんでくださいね。
また見せていただく機会を楽しみにしています。