
東野圭吾 講談社文庫
「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」
7年前に別れた恋人沙也加の記憶を取り戻すため
私は彼女と「幻の家」を訪れた
それは
めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった
そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは……
タイトルから内容を想像しつつ
読み進めて行ったのですが
想像していた展開にはならなかった・・・
ソウルメイト・・・
唯一現世で理解し合えたかに思えた二人
しかし
お互い別々の道をすすんだ
そして
再び二人が出会ったとき
新しい真実が見えてくる
人は過去を背負って生きていく
だが
その過去が他人の過去であったら?
作られた過去だったら?
貴方はどうする