時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

プリンセス・トヨトミ 8

2011-04-15 | 読書
このことは誰も知らない

四百年の長きにわたる
歴史の封印を解いたのは

東京から来た
会計検査院の調査官三人と
大阪下町育ちの少年少女だった

秘密の扉が開くとき
大阪が全停止する


失敗したぁ~
映画を見る前に
原作読まなきゃよかった


会計検査院第六局・副長 松平元 39歳 独身 アイスクリーム好き

会計検査院第六局・   鳥居ただし 32歳 独身 毎週土曜日 婚活中

会計検査院第六局・   旭ゲーンズブール 29歳 独身 フランス生まれ大阪育ち

このキャラクターが
映画だと

松平元役→堤真一

鳥居ただし(♂)と
旭ゲーンズブール(♀)の設定が
逆になって

♀鳥居忠子役→綾瀬はるか
♂旭ゲーンズブール役→岡田将生



松平元役を堤さんが演じるのは
納得します

ですが…
その後が…


で原作を読んでの感想ですが

面白いことは面白かったです
特に前半
会計検査院のツワモノ3人衆の
ちぐはぐさ
超個性的なキャラクターが放つ
見事なまでの不協和音
その不協和音が
何故か最強ってあたり?

前半のワクワク気分&妙なテンション
に対して後半
大阪国の男たちが立ち上がり
副長・松平元vs大阪国総理大臣・真田幸一の対峙から
結びに至る辺りが
やや物足りない感じ?

あっけない
幕切れと申しますか


意外と盛り上がりに欠けた感じでした

このあたりは
逆に映像で見たりすると
盛り上がるのかな?

登場人物の苗字が
安土桃山時代から江戸にかけて
実在した武士の苗字だったりするのも
面白い!

時代は変われど
いつの世も
男は女の手の上で
転がされているってか?

大阪女が
大人しくしている訳がない!

鬼の松平も
結局は…

映画だと
原作通りのまとめ方じゃ
辻褄あわなくなるよなぁ~
どうするつもりなんだろう