時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

N響★カンタービレコンサート

2010-05-04 | もろもろアート
手頃な
クラシックコンサートを見つけたので
サントリーホールーに足を延ばしてみました

タイトルにもありますように
「のだめカンタービレ」でお馴染みの
曲をメインに曲目が構成させております

ツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
ショパン/ピアノ協奏曲第1番ホ短調
ブラームス/交響曲第1番ハ短調op.68

ピアノのアンコール曲は
シューマン作曲「トロイメライ」でした

交響楽団の演奏は
早稲田大学交響楽団パリ公演以来で
N響は初めてです
と云うか
生の交響楽団の演奏って殆ど聞いたことないかも…

老若男女
小学生も聴きに行くんですね
小さい頃から
良質のモノに触れることは大切だと思います



うちの親なんて
クラシックコンサートとか
ミュージカルとか
芸術系の企画になんて
一度も連れて行ってくれなかったよ
GW・盆・正月の家族旅行もなかったし
血は繋がってても
他人が同居してるような家だったし…
まぁ~
そんな話はど~でもよろし

今回
ステージ正面向かって左
演奏を真横から見る感じでした
指揮者と向かい合う感じ?
普通は
背中を見ながら演奏聴いてるけど
指揮している指揮者の表情とか
演奏待ちをしている
トロンボーンやホルンの奏者
ティンパニ担当の仕草とか
じ~と見てると
これまた面白いんだなぁ~

また行きたい!
でも…
クラシックコンサートって
‘ピン!’とくる楽曲が演目にないと
どうもね~
チケット高いし…

グリーグ「ピアノ協奏曲イ短調作品16」
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18」
チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23」
一度にまとめて聴いてみたいもんだ

タイタンの戦い 47

2010-05-03 | 映画
オリンポスの神々が
君臨していた時代

天界はゼウスが
海はポセイドンが
冥界はハデスによって治められていた
但し
ハデスに至っては
弟ゼウスの企みにより冥界に追いやられたため
現状には満足しておられぬご様子


                  
                                         ペルセウスのパパ&ママ

神の子として
生まれながらも
母子共々海に捨てられてしまいます
偶然
船を出していた男に助けられ
息子として
人間として育てられたペルセウスは
漁師をしながら
家族4人で幸せに暮らしておりました


                            
ですが
人間界では
神々への愛を
信仰心を無くした人たる王が
地上を凌駕し
傍若無人を極めております

人間は
自らの力を誇示
そんな人間対し
天変地異を起こし
何としても自分たちの偉大さを
神々に対する愛を
信仰心を芽生えさせようとするも
その溝は深まるばかり


                 天に君臨出来なかったハデス兄ちゃん


ある日
ゼウスの像を破壊した戦士達と
ハデスが放った
魔物達との戦いに遭遇したペルセウスの船は
ハデスによって破壊沈没
ペルセウスを残し
海深く沈んでいったのであります


                 
                                         おっかさん!一言多い!

失意のペルセウスは
戦士に紛れ王宮へとやってまいります

王宮では
女王カシオペアの
娘・アンドロメダの美しさが
神に勝ると豪語し
その怒りをかってしまいます


かつてゼウスの愛を拒絶したイーオー その後ペルセウスの守護しております

ゼウスらオリンポスの神々と
人間達の心を先導し
仲違いさせようと企てるハデスは
10日後
町にクラーケンを放つと宣言
町を破壊されたくなければ
アンドロメダを生贄として差し出せ!
と言い残し姿を消します

アンドロメダ…
飛んだとばっちりです


                       アンドロメダ&戦士・ドラゴ

家族を殺したハデスに復讐するため
百戦錬磨のドラコらと共に
地獄の魔女の元へ向かいます

砂漠では
巨大なスコーピオン達に襲われるも
カリボス達に助けられ

魔女から
クラーケンを倒す手立てを聞き出した一行は
蛇女メドゥーサの首を求め
更に旅を続けるのです

何故か
カリボスは
スコーピオンを操れるんです
スコーピオンにの背中に乗って
砂漠
横断しちゃいます



一方天界では
神々の王ゼウスが
人間と神々をいがみ合わせる事で
‘愛’の力を奪い
‘恐怖’の力を持って
地上を地獄と化そうとする
ハデスの真の目的を知ります


                 

ドラコは
ゼウスから授かった
半神であるペルセウスにしか操れない武器や
神ゆずりの能力を
素直に利用すべきだと強く勧めますが
人間として戦うと豪語
意固地なペルセウスなのであります



しかし
忌むべき悪魔や
恐ろしい獣たちとの戦いの中で
命を失っていく仲間を
守護神として
自分を守っていてくれたイーオーの死を
目の当たりにし



遂に
神としての力を受け入れ
自分の宿命に抗い
自らの運命を切り開くべく
立ち上がったのであります!

今少し
早く悟って欲しかった
仲間たち…


メドゥーサも可哀相っちゃ~可哀相よね…
                  
                                      人生ならぬ神生狂わされてさぁ~

クラーケンは
私(ハデス)の命令にしか従わない!
これで総て私のものになる!


ハデスの放ったクラーケンが
町に向かう!
アンドロメダは
自ら生贄となるべく民衆の前に姿を現した

急げペルセウス!
クラーケンを倒し
アンドロメダを救え!
ハデスの陰謀を阻止するんどぁ~



ギリシャ神話に登場するオリンポスの神々って
人間の女に手を出したり
神様同士で派閥争いしたりして
全知全能の神のくせに…
煩悩とか欲有り過ぎだし我侭だよね~

まぁ~
その辺りが面白いっちゃ~
面白いんだけど
ホメロスの
『イーリアス』『オデュッセイア』は
何度も挫折している…



ともかく
神々の一貫性のない行いやら
人間の傲慢さはともかく
半神・ペルセウスの一大冒険活劇は
実に楽しく面白い
メドゥーサの首をちょん切って
クラーケンを石に変えちゃうわけよ

レイ・ハリーハウゼンの
ダイナメーション方式を駆使した
『タイタンの戦い』も良かったけど
今回も面白かったぁ~



同じオリンポスの神々を題材にした作品に
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
がありますけど
先に公開されてて良かったよ

何故って?

それはね
※%$@(メ-_-)∝∝∝∝∝∝∝∝∈)`b゜)・' ■▼●▲


ただ単に好きなもんで



        

あれから数ヶ月

2010-05-02 | 頂きました♪
GW真っ只中でございますね~
世間様流行に便乗することなく
早寝早起きの規則正しい生活を
つつがなく過ごしているσ(^^;)

ここ数日
めっきり温ったかで
新春!国民的じゃんけん大で当たった
麦とホップ
ようやく飲める
頃合となりましたよ~♪



連日
家中の網戸やガラス窓を取り外し
一気に土埃を落とし
茂った枝や
雑草も取り除きました

これはも~
褒美とばかり
飲むっきゃないでしよ~


コメント (2)

居眠り磐音 江戸双紙31 ~更衣ノ鷹(上)~66

2010-05-02 | 読書
磐音は
尚武館道場の住人となった
小田平助と共に
備前包平の研ぎを頼みに
本所の御家人
鵜飼百助を訪ねます

西の丸様こと
徳川家基の剣術指南役を仰せ付かっている磐音
日々何が起こるか分かりません
使い慣れた‘備前兼平’を
手入れしとかんとね

鵜飼百助こと天神髯は
平助の脇差にも興味を示します
本人も知らないようですが
実は
因幡小鍛治景長かその流れをくむ
名刀らしい…

磐音と平助は
天神鬚の屋敷での依頼を済ませ
品川柳次郎親子に新年の挨拶を済ませ
地蔵の親分の店で引っ掛け
神保小路への帰路に着きます

爺様の恨み 晴らさでおくものか!


出ました!
両国橋で
只ならぬ妖気と共に
立ち現れた歌女…
そう!
剣客丸目喜左衛門高継の孫娘・歌女です
因みに
西国肥後阿蘇・遊摩衆の忍
妖術使えます
何故か
久しぶりに現れた歌女は盲目になってます

左肘を切り落とされ
やはり
身罷ったそうです

武人としての尋常な勝負
ハッキリ言って
完全に逆恨みです

何故
剣豪・丸目高継や歌女が
田沼意次派に組し家基の命を狙うのか
佐々木玲圓や磐音を狙うのか…
不可解なままです

そんな折り磐音は
西の丸様こと徳川家基の
剣術指南役を解かれてしまいます
その上近日中
家基一行が
鷹狩りに向かうことを知らされます
剣術指南役を解かれては
堂々と鷹狩りのお供は出来ない…
いよいよもって
田沼意次が表立って
徳川家基暗殺に乗り出して参りました

そして
あろうことか
田沼意次の魔の手がおこんに…


妖怪みたいな女狐こと
田沼意次の愛妾・おすなが
丸目歌女と共に
おこんを勾引したんです!

磐音は
最愛の女性(にょしょう)おこんを
勾引され
気丈に振舞うも
いつになくオロオロし
あろうことか
金兵衛さんの前で嗚咽するんですよぉ~

数日後
弥助・霧子
南町奉行所の年番方与力・笹塚孫一
南町奉行所の定廻り同心・木下一郎太
両替商「今津屋」老分番頭・由蔵
楊弓場「金的銀的」の朝次親方等々
一致団結!
皆々様の力を借りて
おこんが監禁されている
おすなの屋敷を突き止めた磐音は
救出に向かいます

その折
近江相良藩田沼家御用人・竜間直澄
剣術指南・伊坂秀誠が放った五人目
最後の刺客
独創二天一流・橘右馬介忠世をバッサリ!

屋敷から抜け出す折
獰猛な黒犬数匹に追われ
逃げ場を失いますが
そこへ玲圓が
柳橋の船宿川清・小吉が操る
猪牙舟と共に現れ
無事
脱出成功~

尚武館道場では
小田平助が
田沼意次派に雇われた
内偵者・羽根村金次郎を
一刀両断!
平助爺さん大活躍
覇権争いには関心ないものの
一宿一般の恩義あり!
尚武館道場を終の棲家と決めた平助は
心を決めました!

羽根村金次郎は
橘右馬介忠世に金子で雇われ
玲圓・磐音親子を
鳥兜で毒殺するつもりだったらしい…

いよいよ正念場です
田沼意次に遣りたい放題されて
家基の父・徳川家治は
どう考えているんだか…
政治に関心ない将軍だったらしいけど
実の息子が
暗殺されそうなのに…
信じられん


目の前に
更衣ノ鷹(下)
あるんですけどね…
速攻
手に取りたい思いとは裏腹に
読みたくないと云う思いも強い
読み終えたら
次ないじゃんね~

実録によれば
家基は将軍に就かなかったとか?
となると
田沼意次が
政権を掌握することになる訳で
今後の予想
どう考えても辛そう

佐伯先生…
続き早くぅ~

告白 65

2010-05-01 | 読書
告白が凄い!
本屋さんが一番売りたい本って
分かるわ~

森口悠子が
HIVに感染した
愛美の父であり
自分の恋人であった桜宮正義の血液を
犯人であるAとBの牛乳パックに
混入し
復讐を果たそうとするも
それを知った
桜宮正義が
牛乳パックを差し替えた下りは
2人の
未成年犯罪に対する
見解の相違
親としての感情と
教師立場の対比が表現されていて
心憎い演出です

最大の魅力は
森口悠子の
喜怒哀楽を封印し
淡々と語り
淡々と実行していくあたりでしょうか
も~ゾクゾクする

東野圭吾氏のさまよう刃を読み終えた後の
消化不良感と比べますれば
精神的にも感情論的にも
雲泥の差ですございますよ

悠子は
自らの手で直接
刃物でずたずたに切り刻んだとしても
憎いと言う気持ちには変わりがなく
すべてを流せる復讐はないと
認識しています

本作品の凄いところは
愛娘を殺された悠子が
目には目を、歯には歯を
の精神で復讐を果たすのではない!

‘単なる復讐’に終わらせず
‘更生’という
恐ろしいほど残酷
且つ高尚に仕立て上げた
道しるべを指し示し
結びとしたところではないでしょうか

個人的には
後味が実にようござんす
爽快と言ってもいい!

HIVに対する安易な偏見も
医療現場
日頃から献血などに協力している人
関心を持って
キチンとした知識を得た人以外は
近からずも遠からず
ではないかと思います

いつもの拙者ならば
ネタバレ全快で
一挙放出するんですけど

書かない!

6月5日から
全国東宝系で公開されるそうですが
作者の湊かなえ女史曰く

原作を読んでから映画を見て欲しい
だそうです

松たか子さんの森口悠子と
下村直樹の母を演じる木村佳乃さん
この2人の演技は
見応えありそうですね
心配なのは
後任の新任教師・寺田良輝を演じる
岡田将生くんだろうかね~
やっぱり…


拙者からは
今年に入り読んだ本の中では
イチオシです