(株)カプロラクタム-blog

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だから、僕は学校へ行く!

2007年06月23日 | Weblog
乙武さんの最新刊?を読みました。
(レビュー程度の内容に関する記述アリ)

この学校に配属になる前に、「五体不満足」は100円で入手し(爆)学級文庫に並べておきました。高学年を持ったときは半分ぐらいまで読み聞かせもしました。小学生にも分かりやすい平易な文章で書かれており、当時からこの本を含め、彼の半生は障害者福祉について考える上で非常に良い教材になると思っていました。小中学校編で出てくる先生方は、彼を皆と同様に扱う一方、障害からくる困難さを見極め1つ1つ手立てを考えていったわけで、まさに特別支援教育そのものズバリを先駆していたのですね。このような支援や対応は、「やりなさい」と言われてできることでなく、本当に先生個人の感性と言うか、人間性が試されるものです。特別支援学校と名前を変えた本校にも少なからず・・・な先生もい(ゲフゴフ)

そんな乙武さんが今年の春から教師になり、その思いを綴った本も出したということでしたので、とりあえず図書館で予約し順番待ちをして入手しました。200p強ですが文字数はさほどでもなかったので、1日で一気に読んでしまえました。
簡単に要約すると、教師になろうと志してから様々な教育問題に思いを馳せていき、それを学校訪問を通して現場から学んでいくという内容でした。読んでいて、最初は「ちょっと上の方から話しているなぁ」という印象をもちましたが、後半になるにつれて徐々に子どもの視点からの考察が増えていき、非常に共感しながら読み進めました。教育に関する問題はキリがないほどあるけど、自分はそのうちどれくらいを解決していけるのだろう?
会議室でイスに座り、言いたい事を言うのは簡単です。しかし、一度教壇に立つとまた見方がガラリと変わるものなのですよね。今、はるか上空で教育再生会議をしている人達は、一体何割が教職を経験しているのでしょうか?つーか、今現在現場で教えている先生が、1人でも含まれているのでしょうか?
・・・まあ、自分もかなり俺様属性なのでアレですけど(笑)

さあ、月曜からがんばって学校へ行こう。指導案は・・・orz