(株)カプロラクタム-blog

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脳死

2010年06月30日 | 心境
家族が脳死あなたなら? 提供決断に必要なもの
回復の可能性があるのが植物状態。ないのが脳死。その程度の知識は昔からありました。

しかし、いざ身近な人が「脳死」と宣告された場合、やはり一番に考えるのが回復の可能性でしょう。ないと言われても、奇跡を信じたい気持ちは痛いほど分かります。特にそれが幼い子だったとしたら尚更でしょう。
第一、脳死とはいえ、まだ(人工呼吸器による)呼吸があり、自己治癒力があり、脊椎反射があるのです。事故で受けた傷が治っていき、握った手を跳ね除けるという現象、いや事実を見て、親が「この子はまだ生きている」と判断するのを、我々は間違いだと言えるでしょうか。議論はあるにせよ、個人的には現時点で子どもからの臓器提供が認められていないのは救いだと思っています。

数月前にこの世を去った尊い命を想う度に、教師とは第二の親であるのだとつくづく感じます。