スキー場で衝突、小6女児死亡=授業中、スノボの男性重傷―広島
不幸な事故だとしか言えませんが、何とか防げなかったのでしょうか。
第一報の「スキーの授業中、小6女児がスノボ客と衝突し死亡」とだけ聞いた時は、先入観からスノボ男性が一方的に悪いように思ってしまっていましたが、女の子はほぼ即死、男性も四肢麻痺状態だということは、事故現場である初級コースでは想像できないような速度でぶつかったわけです。第一、初心者はスピードがでる前に怖くなって転びますからね。学校の授業で教わるのなら、まず最初に「怖くなったらとにかく山側へ転べ」と習うものでしょう。不思議に思ったので詳しく調べてみると、どうやらこの女の子は上級者コースから直滑降に近い状態で滑り降りてきていて、ジグザグと走行していたスノボ男性が谷を曲がった瞬間にぶつかったということのようでした。心情的にも、どうしても女の子を守りたい気持ちで考えたくなりますが、一般的にスキー場での衝突事故は上から滑ってくる方が悪いことになるので、この場合、被害者は明らかに男性側ということになります。という事は、「上級者コースを滑り降りてきた女児が初級コースで遊んでいたスノボ客にぶつかり死亡」というのが正しい見出しのはずで、それを敢えて女の子がかわいそうに映るように言葉を選んで報道され、まんまとそれにだまされてしまっていたわけですね。衝突というとお互いぶつかったというイメージですし、男性がヘルメットを被っていなかったのがさも自らの怪我の原因だというような書かれ方ですが、普通スキー場でヘルメットなんて被りませんし、むしろどうもその子のヘルメットの一撃が男性に脊椎損傷を負わせた気がしてなりません。より弱者である方を守る姿勢は大事でしょうけど、弱者がいつも被害者であるとは限りません。被害者と加害者を逆転させるような報道はいかがなものかと思います。
進路を変える際には普通谷側を見ていますから、感覚的にも後方にあたる山側から滑り降りてくる人に注意を払うのは難しいと思われます。逆に女の子は上から滑ってきているので、前方に男性がいることは視認できたはずです。当然谷が近くなれば曲がるだろうことも想定して早めに回避しなければいけないケースだったでしょう。もしも制御不能なほどのスピードが出ていたのだとしたら、そもそも上級者コースで滑ること自体が間違っていることになります。そうなると、今度は未熟な技術の子を上級者コースで滑らせる判断をした学校側に責任はないのか・・・という話になってしまいますね。「授業中」という一文にも、そう持っていきたい意図を感じます。何でも学校が悪いという風潮も何とかしたいものですな。でも、やはり学校側の対応がどうだったかは必ず論じられるでしょう。というか、女の子を追及せずに騒ぐとしたら、もうそこをつつくしかない状況ですし・・・本当、学校って絶対的な弱者だよなあorz
一応、体育ではスキーやスケート等を例示して冬のスポーツを扱うことになっており、子どもの頃、雪が降ると授業返上で雪合戦ができたのは大抵体育の勉強としてやっていたと言うことになります。わざわざスキー場まで行ける学校は余程地域に恵まれている必要がありますが、体育の授業でスキーをすることはあり得ない話ではなく、できる学校があってもおかしくはないでしょう。問題は授業の内容ですね。そのスキー場がどれほどの難度だったかは分かりませんが、地域柄慣れている子は多いでしょうから当然初級者と上級者は分けるとして、上級者にどこまで許すかというのは議論の余地があるかもしれません。先頭を滑っていたらしいので、女の子は明らかに経験者の中でも一番能力の高い子だったと推測されます。ヘルメットは、普通そんなレベルの子は身につけて滑らないので、上級者といえども全員がつけていた事実は安全に配慮した証拠だと言えるでしょう。授業時間なら平日ですし、20年前の自分がよく行っていた頃に比べればブームも去りゲレンデは空いているでしょうから、事故が起こる確率もかなり低かったと思われます。従って、引率教諭やインストラクターにそこまで予見できたかと問われれば、やはり難しかったと判断せざるを得ないでしょうね。
水泳だって、どれだけ配慮し監視をつけていてもおぼれる時はおぼれるものですし、だからといって水泳授業を禁止にはできません。そもそもこいういう授業はその特質上、将来事故に遭わないために学んでいるわけですから、予防注射と同じで対効果のために少ないリスクは受け入れるべきです。対策を無理やり講じるなら、例えば2人体制で先導者としんがりを指導者にすれば避けられた事故だったのかもしれませんが、人員に余裕があるのなら当然よりリスクの高い初心者の方に割くでしょうから、やはり上級者がつまらないと思っても、全員初級コースのみで授業するというような配慮をするべきだったということでしょうか・・・リスクを排除した教育を受け続けた人間が、自分はできると思い込み、将来より強力な人生リスクにぶち当たる未来が目に浮かぶようです。まあ詳しい状況がまだ分からないのでうがった憶測かもしれませんが、今回の女の子も、そうやってセーブされた授業でたまった鬱憤を、最後の自由滑走の機会に発散させて起こしてしまった事故だと思えるのですよね・・・
これまたあの変な組み体操の准教授がああだこうだ言い出すのだろうなあ・・・
不幸な事故だとしか言えませんが、何とか防げなかったのでしょうか。
第一報の「スキーの授業中、小6女児がスノボ客と衝突し死亡」とだけ聞いた時は、先入観からスノボ男性が一方的に悪いように思ってしまっていましたが、女の子はほぼ即死、男性も四肢麻痺状態だということは、事故現場である初級コースでは想像できないような速度でぶつかったわけです。第一、初心者はスピードがでる前に怖くなって転びますからね。学校の授業で教わるのなら、まず最初に「怖くなったらとにかく山側へ転べ」と習うものでしょう。不思議に思ったので詳しく調べてみると、どうやらこの女の子は上級者コースから直滑降に近い状態で滑り降りてきていて、ジグザグと走行していたスノボ男性が谷を曲がった瞬間にぶつかったということのようでした。心情的にも、どうしても女の子を守りたい気持ちで考えたくなりますが、一般的にスキー場での衝突事故は上から滑ってくる方が悪いことになるので、この場合、被害者は明らかに男性側ということになります。という事は、「上級者コースを滑り降りてきた女児が初級コースで遊んでいたスノボ客にぶつかり死亡」というのが正しい見出しのはずで、それを敢えて女の子がかわいそうに映るように言葉を選んで報道され、まんまとそれにだまされてしまっていたわけですね。衝突というとお互いぶつかったというイメージですし、男性がヘルメットを被っていなかったのがさも自らの怪我の原因だというような書かれ方ですが、普通スキー場でヘルメットなんて被りませんし、むしろどうもその子のヘルメットの一撃が男性に脊椎損傷を負わせた気がしてなりません。より弱者である方を守る姿勢は大事でしょうけど、弱者がいつも被害者であるとは限りません。被害者と加害者を逆転させるような報道はいかがなものかと思います。
進路を変える際には普通谷側を見ていますから、感覚的にも後方にあたる山側から滑り降りてくる人に注意を払うのは難しいと思われます。逆に女の子は上から滑ってきているので、前方に男性がいることは視認できたはずです。当然谷が近くなれば曲がるだろうことも想定して早めに回避しなければいけないケースだったでしょう。もしも制御不能なほどのスピードが出ていたのだとしたら、そもそも上級者コースで滑ること自体が間違っていることになります。そうなると、今度は未熟な技術の子を上級者コースで滑らせる判断をした学校側に責任はないのか・・・という話になってしまいますね。「授業中」という一文にも、そう持っていきたい意図を感じます。何でも学校が悪いという風潮も何とかしたいものですな。でも、やはり学校側の対応がどうだったかは必ず論じられるでしょう。というか、女の子を追及せずに騒ぐとしたら、もうそこをつつくしかない状況ですし・・・本当、学校って絶対的な弱者だよなあorz
一応、体育ではスキーやスケート等を例示して冬のスポーツを扱うことになっており、子どもの頃、雪が降ると授業返上で雪合戦ができたのは大抵体育の勉強としてやっていたと言うことになります。わざわざスキー場まで行ける学校は余程地域に恵まれている必要がありますが、体育の授業でスキーをすることはあり得ない話ではなく、できる学校があってもおかしくはないでしょう。問題は授業の内容ですね。そのスキー場がどれほどの難度だったかは分かりませんが、地域柄慣れている子は多いでしょうから当然初級者と上級者は分けるとして、上級者にどこまで許すかというのは議論の余地があるかもしれません。先頭を滑っていたらしいので、女の子は明らかに経験者の中でも一番能力の高い子だったと推測されます。ヘルメットは、普通そんなレベルの子は身につけて滑らないので、上級者といえども全員がつけていた事実は安全に配慮した証拠だと言えるでしょう。授業時間なら平日ですし、20年前の自分がよく行っていた頃に比べればブームも去りゲレンデは空いているでしょうから、事故が起こる確率もかなり低かったと思われます。従って、引率教諭やインストラクターにそこまで予見できたかと問われれば、やはり難しかったと判断せざるを得ないでしょうね。
水泳だって、どれだけ配慮し監視をつけていてもおぼれる時はおぼれるものですし、だからといって水泳授業を禁止にはできません。そもそもこいういう授業はその特質上、将来事故に遭わないために学んでいるわけですから、予防注射と同じで対効果のために少ないリスクは受け入れるべきです。対策を無理やり講じるなら、例えば2人体制で先導者としんがりを指導者にすれば避けられた事故だったのかもしれませんが、人員に余裕があるのなら当然よりリスクの高い初心者の方に割くでしょうから、やはり上級者がつまらないと思っても、全員初級コースのみで授業するというような配慮をするべきだったということでしょうか・・・リスクを排除した教育を受け続けた人間が、自分はできると思い込み、将来より強力な人生リスクにぶち当たる未来が目に浮かぶようです。まあ詳しい状況がまだ分からないのでうがった憶測かもしれませんが、今回の女の子も、そうやってセーブされた授業でたまった鬱憤を、最後の自由滑走の機会に発散させて起こしてしまった事故だと思えるのですよね・・・
これまたあの変な組み体操の准教授がああだこうだ言い出すのだろうなあ・・・