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井山6冠後退

2018年08月03日 | 時事
井山裕太碁聖、ストレート負け…七冠から陥落
ついに負けてしまったか・・・7冠在位は290日、5つを防衛して6つ目の防衛戦だった模様です。

まあここまで0-2で内容も相手のリードが目立つ碁ばかりだったので、若い勢いに押されたということですね。井山が7冠をどれだけ続けるかというのは囲碁愛好家の1つの楽しみではありましたが、やはり囲碁界にとっては将棋界と同様、等しい力を持つものが複数いて群雄割拠していたほうが盛り上がるというものです。そしてその牙城を崩すのはベテランより若い人であってほしい!と常々思っていました。今回の許家元七段(明日付けで八段昇段)は台湾出身の20歳の若手。井山とは9歳違います。この辺りの層が世界戦で中韓と互角に戦ってくれれば日本の碁界の未来もかなり明るくなりますね。

さて、これで碁聖を落としたわけですが、実は井山は今日負けるまで碁聖を連続6期もっており、既に名誉碁聖の資格を得ているわけです。(棋聖も6期、本因坊は7期)だからいらないというわけではありませんが(笑)まだ名誉称号を得ていない名人・王座・天元・十段よりは「負けられない」度合いが低かったのも事実です。羽生さんの永世7冠に並ぶ囲碁の「名誉7冠」は、将棋界より厳しい「通算10期または連続5期」という条件なので、連覇が最も早く達成できるわけであり、今保持している4つとも、あと2期勝てば行ける所まで来ています。今回負けてしまったのは残念ですが、三再び七冠をめざしつつも、最悪でもこの4冠は絶対2年死守してもらいたいものですね。