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体操女子もパワハラ

2018年08月30日 | 時事
コーチ暴力問題の宮川が都内で会見 日本協会の塚原強化本部長から「パワハラ受けた」と告発
コーチに暴力を受けた、という話ではなく、ソレを口実に会長がコーチを解任し自分の傘下に加えようとしたことを言っている模様です。

「暴力はあってはいけない」というのは、確かに正論です。五輪を目指すような選手は小さい頃から勉強そっちのけで練習するわけですし、もしかしたらコーチもそういう生活環境で育ってきているため、どうしても言葉より手が先に出てしまうという性格の人物が多く、また本人もソレが当たり前のような感覚で育ってきている恐れもあります。このコーチは5歳の頃から師事していたというので、もはや親同然だったのでしょうね。ある意味ストックホルム症候群のように思いますし、塚原会長側がその洗脳を解こうとしていたところ、逆に会見を開かれてしまったと言うのが第一印象です。

しかし、次期五輪の有力メダル候補である彼女が最も力を発揮できる環境で教えてこそ「アスリートファースト」であるのもまた事実。正直会長側にも有力選手を自分の傘下に入れておきたいという下心が全くなかったわけではないのではないでしょうか。問題の暴力行為も1年くらい間が開いている話ですし、本人にしてみれば今更?と不審に思ってしまったのでしょうね。まあ東京五輪で大きな予算が動いているので、より大きな広告塔があり、そちら側の弱みを同時に握った場合どうするか、という企業論理が働いただけの単純な話だったのではないでしょうか。

とりあえずコーチを断罪するのは東京五輪の後でも遅くはないのではないですかね?