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コスト

2006年10月31日 | 私見
よく「養護学校は普通の学校より10倍コストがかかっている」と言われます。それはどういうことなのでしょうか。

学校には定数法と言って、1教室に入る児童生徒の最大数が決まっています。例えば小中学校であれば40名。給料20万の先生が教えると、1人辺り1ヶ月で5000円。1日辺りだとたった167円です。我々は、それだけのコストで毎日授業をしたり宿題や日記を見たりテストを採点したり指導したりしているわけです。
それに対して養護学校は、1人の教員につき最大4人までとなっています。5人になると2人先生がつくため4人で考えると、1人1ヶ月5万円。(1日1667円)・・・そう、本当に10倍かかっているのですね。
他にも、現時点ではまだ小中学校にはクーラーは入っていませんが、養護学校では冷暖房の維持に年間億単位のお金がかかっていますし、毎日乗っているスクールバスの維持費もバカにならないでしょう。とにかく養護学校はお金がかかるのです。唯一小中よりかかっていないのは教科書代ぐらいでしょうか。(9年間で20冊ぐらい?)

しかし、時代は特別支援教育。岐阜では今後5年間で新たに8校(未確認)の養護学校を新設させる計画にあるのです。確かに県下の養護学校は既に飽和状態で、うちも特別教室を無理やり潰して教室にしているぐらいです。全体としては少子化のはずなのに、障害を有する子ども達は年々どんどん増えてきています。1対1の支援が必要だとして養護学校に来ていても定員オーバーをしていては本末転倒ですから、やはり養護学校の増設、教員の加配は特別支援教育に必要不可欠な対策であるといえるでしょう。

だからドコゾから17億回して欲しいなぁと。

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