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五輪ロゴ白紙撤回

2015年09月05日 | 時事
五輪エンブレム撤回…新国立に続き、また無駄金 被害数億円か
日に日にパクリエイトが白日の下に晒され続け、結局白紙撤回となってしまいました。

以前の疑惑記事のコメントでも述べましたが、ダメ押しだったのがやはりあの「原案」の公表でしょう。「発想の原点が違うから最終案がたまたま似てしまってもパクリでない」という主張でした。しかし、その修正依頼自体が密室の中で行われたようで、その際に佐野氏が何を参考にして修正したか分かりませんし、そもそも公募をして決めたデザインと変わってしまっては、他の参加者が納得しないでしょう。そうした閉鎖的な環境にも批判が集まり、さらには活用イメージの画像にコピーライトを削るという極めて悪質な盗用が発覚し、決定打となってしまいました。そもそも公開が前提でなく、ルール違反ではなかったとは言っても、今までの氏の「盗用したことはない」という主張と明らかに矛盾が生じてしまいました。本当、一度パソコンを押収し、警察に閲覧履歴などを削除済みも含めて調べてもらいたいですね。

背理法ならこれで[証明終]ですが、現実問題はこれからどうするか、でしょう。当然今まで作ってしまった分は全て使えませんから、まずざっと5000万ぐらいの損害が既に出ています。さらに企業からも個別に損害の報告が上がってくるでしょう。もちろん新たなロゴの選考にも同じかそれ以上の予算がかかります。記事によると数億円になるのではということですが、その費用は誰が出すのかと考えると、やはり我々国民ということになってしまいますね。皆でよってたかって変更を求めた手前、責任の一端はある気がしますけど、なぜ彼の作品が選ばれたのか、その選考委員はどんな権限で誰が選んだのか、そもそもオリンピック委員会のメンバーはどうやって選ばれたのかなどと、我々の預かり知らぬところで多くのことが決められている不満は感じます。こういう所はある意味安保反対派などの感じる気持ちと同じなのでしょうね。ただ法案の審議が行われる国会の議員は国民の投票によって選ばれる間接民主制ですが、委員会はトップダウンの組織なので、性質は全然違いますが。
競技場はお金の問題なのでまた別ですけど、今回はたかがロゴがここまで皆の関心を集めたのですから、プラス思考で捉えれば、国民の五輪をより良いものにしたいという気持ちが非常に強いということが分かったはずです。ぜひ今度のロゴは納得できる形で決めてもらいたいですな。折角なので国民投票法案を例外的に適用し、憲法改正の練習にすると良いのではないでしょうか(笑)

すばらしいロゴを皆で選び、今回の件もそのための先行投資だったと言える日が来ると良いですね。

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