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幼児教育

2010年07月31日 | 時事
幼稚園出身の子の正答率、高い傾向 全国学力調査
実際に見ていても、確かにそうだと思います。

幼稚園は、文科省が管轄する、幼児教育を施す教育機関です。対して保育園は厚労省の管轄する、働く親のために子どもを預かる保育機関。つまり、幼稚園は主語が子どもに対して、保育園は主語が親に向いているのですね。自分はどちらも行きましたけど、保育園に変わった時に「ここは遊んでばかりだなあ」と思いましたし、幼稚園の時の方が「しっかり勉強した」という記憶が残っています。4歳児のくせに(笑)

さらに、記事の分析の通り、幼稚園か保育園かを選択する家庭環境にも大きな違いがあります。前述の通り保育園は働く親のために申し込むことが多いわけで、この子達が小学校に上がっても、家に両親がいないため家庭で学習する環境が身につかないということです。低学年には、学童保育という放課後子どもを預かる施設があり、そこで宿題もそれなりに見てくれていますが、やはり確実にやり切れるわけでなく、家に帰ってからは一切やらないために宿題忘れが続くということがかなり多いです。学童も厚生労働省管轄の保育機関で、保育園上がりの子ばかり。これもまた主語が親なのですね。

家での学習習慣がなければ、学力は伸びません。学校では同じように教育しているので、差がつくのは家庭学習です。2年生でも、ドリル2回りのノルマが達成できず、休み時間にやるグループと、ノルマまではきちっとやりきるグループと、3回り以上に挑戦するグループは、それぞれ明らかに成績に差が見られます。子どもが自分から勉強をするのが一番ですが、当然そんな子ばかりではないでしょう。やはり一定期間は親の強制力で宿題をやらせることが必要で、幼稚園に入れていた親と、保育園に入れていた親では、前者の方が圧倒的にその時間も度数も多く取れることが、この結果の違いになっているのだと思います。

まあ、たった4~5ポイント程度の差なので、小学校入学後、まず子どもにしっかり学習習慣を身につけさせることと、早寝早起き朝ごはんが守れていれば、十分挽回できると思いますがね。

問題は20ポイントも下回る「どちらにも行っていない」1%枠だなあ・・・
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