katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

棟梁とリビーターさんの相席教室とウデフリツノザヤウミウシ

2017-05-09 05:28:13 | モザイク教室
今日は棟梁とリピーターさんの相席教室。では最初は棟梁から・・・。ひとまず準備を終える頃に、白いクローバーが出ているのを確認していたのね。
自分の手持ちのものだろうね・・・それが自分の入れ物に入っている事でも気になるのに、下地の上に出ている・・・つまり使うつもりなのね。

すると、これ使っても良いですか?・・・とやっぱり。そこで使う、使わないは自分の判断で・・・として、こんな質問をしたのね。何で入れるの?と。
すると、切ったパーツよりも既存の部分の丸い部分が綺麗だから・・・。って。やっぱりね・・・。そこでもう1つこんな話をしたのね。

それを俺が使うと、どうなんだろうか?それをかぐやが使うと、どうなんだろうか?・・・すると、ダメです・・・って言うのね。だろうね・・・きっと。
棟梁には、そろそろ0か100か?話では無く、52なら?63なら?・・・みたいな事が本当の質問であって、その判断の難しさを知って欲しいのね。

では何で俺やかぐやは即答で使っちゃダメの判断をしたのだろうか?そしてどうして、俺はそう答えるだろう・・・と予測出来たのか?そして、これから棟梁の言うだろう理由がどうして俺の予測した答えと同じになるのだろうか?・・・そして同じになった事が答えを最初から知っていた事になる事を・・・

そもそも既存のクローバーの四隅の丸い部分のアールの部分を切り落とし、4つの半丸をフリルに使おうとしていた事から始まった話。そこで、何故使うの?の質問の答えが、切るよりも既存で出来ている方が綺麗だから・・・と答えた。実はここに棟梁の全ての答えがあったのね・・・。

ただ確認の為に、俺とかぐやも使って良いのかな?・・・と聞くと、即答でダメとなる。ではその理由は?と尋ねると、上手い人達だから・・・。って言うのね。やっぱりね・・・これで全て繋がったから、指導となる。さてそれでは、それを受け入れる事にする・・・俺とかぐやはダメなのね。

ではこの話を数字にして俺を100とする。絶対使ってはいけないパーセントね。じゃかぐやは99ね。俺は師匠だし、かぐやは弟子だしと言う事で、俺よりも使って良い事を下にしてね・・・じゃ始めたばかりの人は?・・・これは楽しければ良いし、最初のような人に俺は提案はしないから、自分で気が付いた事になるのだから、逆に良く気が付いたね・・・じゃ、切って見て・・・になる。ある意味、上手く切れるかな?・・・の練習でもあるから。

つまり使っちゃいけないって言う事は無いのだから0になる。つまり、棟梁の定義に当てはめると、こう言う事になるのね。と言う事は、俺もかぐやも一生そのパーツは使っちゃいけないのかな?・・・そしてその使っちゃいけない理由が上手い人はダメ・・・あはははは。ばかちぃぃん、なのね。

つまり逆に一生使える事になるから、一生上手くはならない事になるね・・・その定義だと。すると、リピーターさんが気が付いたのね。笑ったから。
素晴らしいのね・・・この相席教室。これが逆なら最悪なのね・・・上の立場の人が笑ったらイジメだけれど、下の立場の人が笑う・・・最高です。

では何故使おうとしている人は笑わずに、どうして下の立場の人が理解しちゃったのか?簡単なのね、欲得を無くし自分の身をしっかり判断出来たから。
この登場人物を紹介すると、先生と生徒2人・・・こんな表現も出来るが、先生と棟梁とリピーターさんって表現もある。何だろうか?違いは?

その時にリピーターさんは、この3人の中で一番下である前提と判断しているから、棟梁を自分よりも上と判断している。つまり上手いから使っちゃダメって言う棟梁の定義なら、棟梁も使っちゃいけない側の人であり、私は使って良い人になる・・・・って判ったから笑えたのね。

つまり棟梁は自分の身を下にして考えて、上手い人は使っちゃダメ、でも私は下手だから使っても良い・・・とね。でもリピーターさんは棟梁は私側じゃない・・・ときちんと裏切ってくれたので100側にも入れない、0側にも入れない人になった・・・・さぁどうする?ってな話。

こらこら、自分の掲げた定義が突っ込み所満載なんじゃないのかな?だからリピーターさんに突っ込まれたんじゃないのかな?簡単な話で、まず切るよりも既存のパーツが綺麗だから・・・そうこの綺麗だから・・・って言葉で誤魔化そうとしているのは明確である。お奉行様は聞き逃さない。

そもそも切るよりも既存のパーツがあるのなら使う方が綺麗と言うのであれば、では今後棟梁の作品にもし1cmの丸が出て来る作品があったのなら、1cmの丸はあるので、切らずに全て使って貰おう・・・そしたらきっと綺麗になるのは間違いない。そう言う事になる。はい、まず1つ残念。

何故なら嫌だって言うはずだから。じゃそもそも綺麗だから使いたいのは嘘になる。沢山使える作品に何故綺麗になるのに使わないのかな?になるから。この綺麗だから・・・の表現は、前回の耳に宝石を付けた事も同じ理由からだった。綺麗だから・・・そりゃタイルより綺麗だろうさ。

でもね、ギリギリ宝石と言えど、小さいし、付けた場所が耳・・・イヤリングに見えるし・・・ただもしこれが天使なら・・・天使がお洒落にする必要がある?って言うと、どうかな?とも思うけれど、これは私・・・って言うし、それなら・・・と譲歩したんだけれど。

今回は言わないと、何でも綺麗なら良しになっちゃうから、お小言としたのね。要するに使いたい前提なんだけれど、これ位なら綺麗だし良いでしょ?たった4粒だし・・・こんな気持ちだったと思うのね・・・恐らく。使う、使わないの前に、この気持ちがダメなのね・・・しかも、自分よりも下の人に上手い人側と言われているにも関わらず・・・。本人にその意識無しの発言。しかも、きちんと裏切ってくれたんで、指導がしっかり出来る。

相席の良さが出ているのね。リピーターさんが笑っても仲良く出来る前提じゃないと、この良さは出ない。もしこれが使っても良いんじゃないですかぁ・・・とか、かばうような話になっちゃうと、棟梁は上手くならないのね。自分の定義は合っている・・・になっちゃうから。

ここまでの作品を作れるようになった人のその上の上手さって何?って話になった時に、意識なのね。自覚なのね。作り手のこうした気持ち1つが作品に現れるのね。だって作品は己自身なのだから。おっと話がそれてしまったから戻して・・・。

つまり使いたい前提で、上手い人はダメとした時に、自分の身を下にすれば使える人になり、多分切れって言われるだろうけど、4粒だけだし、切らなくても良いか・・・・切り口が綺麗じゃないし・・・・って心理での発言だったのね・・・恐らく。

それが証拠に綺麗って言うのなら、フリルみたいに手袋にも付けちゃえば良いじゃん・・・4粒と言わずに・・・そしたら綺麗じゃん。やるはずが無いのね。だって隠れてタバコを吸う学生みたいな感覚だから。堂々とじゃないのね・・・何故なのかな?その理由をリピーターさんに言われたのね。

棟梁も上手い人側だよっ・・・って。つまり上手い人は使っちゃいけない・・・って定義に当てはまっているよってね。じゃ例え、綺麗であっても使っちゃいけない事になる。だって自分で言った定義なのだから・・・。もう一生使えない事になる・・・あぁ窮屈な定義を作ったもんだ・・・。

すると、じゃ切るかぁ・・・になる。では切るって事になったのなら・・・本当の意味での指導ね。切る事に決定したのだから。上手い人が使っちゃいけないのでは無くて、作品の重みで使って良いか?悪いか?なのね。しかもその半丸4粒を切ったパーツよりも綺麗と表現をした。

自分がリピーターさんよりも上の立場であるのなら、俺のモザイク教室で切るよりも既存の方が綺麗って・・・。違うなぁ、目先の綺麗なんかどうでも良いのね。これを全て自力で切ったから凄い・・・んじゃないのかな?もしかすると・・・ね。たった4粒楽してどうする?気持ちの問題なのね。

要するに上手いと言われるようになった人は、その人が作っている作品なのね。作っているのは自分でも・・・つまり棟梁の作品なのね。しかも大作である。そんな作品に必要かな?そんな誰もが出来そうなパーツ。だって上手い人はダメなんでしょ?つまり上手くなりたきゃ使うなって事になる。

でもね、違うのね。作品の重みなのね。使うな・・・じゃなくてね。小物で楽しむって決めたのなら、使えば良いのね。俺でもかぐやでも。ただ、使うにしても俺でもかぐやでも、こう使ったかぁ・・・になれば、らしい・・って使い方になるだろうけれど、沢山綺麗だから・・・って安易に使えば

えぇぇぇぇって言われる事間違い無し。そう言う側に1歩踏み込んでいるよ・・・ってリピーターさんが笑ってお知らせしてくれたのね。これがスマートに出来る相席は勉強になるのね。ここで上の立場を勉強して、みどりとの相席で下の立場を楽しむと良いのね。その時にリピーターさんの気持ちが、判るはずなのね・・・。それが理解出来ると、言葉の選択もするようになるし、その繊細な言葉はきっと繊細な作品作りに役立つと思うのね。


リピーターさんは今のやり取りを聞いて、笑ってくれた勇気と、聞き逃さなかった耳、これだけで指導は十分。ある意味、それがその先にある指導に役立つはずだし、今はそれを聞きつつ、楽しんでやってくれれば十分なのね。何しろ月に2回になったのだから。今までの倍だもの。

ただ、それだけじゃ物足りない・・・って言うのなら、先の指導じゃなくて、即効性の指導なら、大きなスペースに大きなパーツ、小さなスペースには小さなパーツじゃ片寄るから、いかに大きなスペースに小さなパーツを意識して入れられるか?であり、逆に小さなスペースに大きなパーツをなのね

それと、切れるようになってしまったから、ついつい半端になった所を無理矢理に小さいパーツを切って入れようとしてしまうから、そうじゃ無くて、切れるようになったからって、楽しみ作品にそんな細かいパーツを足さない事。細かい事が良い事では無いのね。

楽しみ作品はこれ以上、小さなパーツは禁止・・・これ以上大きなパーツは禁止って言う、この作品での適正パーツを決めたら、それを守る意識でやらないと、ちょっと切る事が上手くなっちゃっているから、行く先々に足りない部分が出来ちゃったから、切る・・・って足しちゃいがちになる。

それが同じような大きさのパーツが生まれる原因で、パーツの大きさのメリハリもクラッシュの技術には欠かせないのね。しかし、この表現を1年生から6年生のような集合体が合っているのか?幼稚園のような、左程大小の差が感じられない方が綺麗なのか?がテクニックの1つにもなる。

さて難しい話はここまでにして、1つリピーターさんの情報が増えて・・・これは俺の指導としての引き出しが増えるので、また新しい事が入って来たって感じなんだけれど、昔は落語とか歌舞伎とか1人で観に行った・・って言うのね。すると、棟梁も私は映画は1人で行く・・・って。

じゃ想像してね・・・映画を1人ね。映画って空いていれば移動出来るよね?・・・つまり笑おうが、泣こうが隣を意識する事を避ける事が出来るし、はぁ?って意味不明な表現でも無い限り、必ず理解出来るのね。じゃ落語や歌舞伎・・・。どう思う?ちなみに今、結構俺もラジオやネットで聞くけど

アトリエで1人だから、笑おうが泣こうが、人の目は気にせず見られる。ただね、落語や歌舞伎はいにしえの言葉だったりする。意味が判らない単語があったりする。けれど、一応日本語なんで、何とか頑張って聞いていても、サゲの単語が判らないものがあったりする。

居残り佐平治って落語があるんだけれど、騙された主人が、私をおこわにかけやがって・・・すると若い衆が一言、旦那の頭がごま塩ですから・・・なんてのがあるんだけれど、おこわにかけるって言うのは、騙すとか一杯くわすって意味らしいのね。

所がおこわって赤飯の事でもある。だから、旦那の頭の白髪と黒髪の混ざった頭を見て、赤飯にごま塩・・・ってサゲになるから面白いとなるのだけれど、騙すと言う意味をしっかり知らないと、多分今までの流れで考えるのなら、おこわとは?騙すだなっ・・・きっととなるが、その時点で、

頭が、おこわは騙すに気を取られているから、おこわが赤飯を思い出すまでに更に時間が掛かる・・・それでは噺家に拍手を出来ないでしょ?だってキョトン・・・としちゃうもの。つまり、映画と大きく違うのは、全ては最後の最後に意味が判らない事があるって事。

そこに1人で行く事が出来るの?しかも、俺なら1人で行く事だけでもハードルが上がるのに・・・これが判らない事とかがあっても、ねぇ今のって?って後で聞けるのと、1人では自分の感想のみになる。これが見る側だけの観客側なら、楽しめればそれで良いけれど、作品作りはそれだけじゃないのね

だってこの猫の作品はプレゼント・・・つまり相手があったりするのだから、こんな感じに見せようとか、こんな感じに見えないかな?って作り手としての葛藤があるでしょ?プレゼントだけれど・・・って考え方もあるし、プレゼントだから・・・って言うと、ニュアンスは変わって来るでしょ?

そんな事を踏まえて、リピーターさんが聞きながら・・・だけでも、理解しちゃうのも判る気がしたのね・・・落語は画像が無いからね。言葉だけでひととなりだったり、情景やらを想像しないとならず、しかもサゲが判らないと楽しさは半減されてしまう・・・・。

そこが苦手だと棟梁は言ってたのね・・・叔父さんが聞いていたけれど、意味が判らない・・・って。逆に1人でも観に行ったリピーターさん。映画と落語を1人で見る・・・の違いはこんな事だったりして、もしここを掘り下げて棟梁が理解するようになると、想像力がアップするのね。

映画とは違う画像が無く、言葉のみで理解が出来るのなら・・・落語になり、それを作品を作りつつサゲまで判るのなら・・・俺の説明や比喩の話も手を止める事無く、判るだろうね・・・きっと。逆に判っているリピーターさんは、切り続ければ、そのパーツの意味が理解出来るはずなのね。

そんな中、2人に何で独りで行けるの?・・・って質問すると、声を揃えて、気を使わなくて良いから・・・って。色々と話をしていて、ここまで意見は別々になっていたりしていたのにね・・・なるほどね、そこね・・・これもまた拾う話に十分だったけれど、長くなったからおしまい。

そんな後、ピカチュウウミウシとも呼ばれているウミウシ終了なのね。





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