katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

棟梁とおかみさんの相席教室と東錦の表札と・・・

2017-10-13 00:02:44 | モザイク教室
今日は午後から棟梁とおかみさんの相席教室。そんな中、土曜日の亀有カルチャーの生徒さんに頼まれていたオーナメントみたいな下地を3つ彫ったのね・・・朝飯前って感じに・・・・。


理由はともかく、アユとメロンとあやめ・・・・。後はクリアーを塗って皮ひもを結べは終了。ってな事でおかみさん。
もはや言う事無しなのね。この大きさでこの青い鳥・・・・お見事なのね。ただ、途中気になった事があって・・・・それは・・・

恐らく2羽いるとオスメスとするだろうから・・・と、青いガラスを選んだ時に、探したのがピンクのガラス。すると、良いですね・・・って言うので、てっきり青とピンクの鳥が出来るのかな?と思っていたら、えっ?こうなるの?・・・って。

一応、棟梁の反応を見ると、良いじゃないですかぁ・・・って。それなら、特に言う事は無いのね。逆に、青い鳥のカップルなんだろうね。って話で、そこはそう言う考えがあるのかぁ・・・と勉強させて貰ったのね。

それじゃ他の事で先生をやろうかな?・・・と、これって完成すると何処が似合っている?とか、売っていると思う?ってイメージの質問を2人にすると、棟梁は吉祥寺って言うのね。じゃおかみさんは?・・・何処だと思う?それが銀座って言うのね。

だから、もし吉祥寺なら、若者の街みたいな感じに思えるけれど、銀座となると高級感とか大人な感じがしないかな?そんな話をして、もしそうなら?・・・って事だと、額が金なんて悪くは無いんじゃないのかな?・・・・ってな話。では棟梁。


どうやらレースの難しさを判っちゃったみたいで・・・・通過しようとするタイルの邪魔をするタイルが次々と現れるし、段々細くなんて言うルールも付いて来る・・・全てが自分で決めたものなんだけれど・・・。ただね、そんな事が問題じゃないのね。

そもそも色んな事が出来る棟梁は器用なのね。では器用って人のイメージってどんな感じかな?これを例えば弟子のさくらに聞いたとすると・・・何でも出来る人とか早いとか、多分こんな事を言う気がするのね。じゃそんな事を言うだろうって理由・・・。

それは自分が不器用って言われていた人だから。そしてきっと今もそう思っているだろうから。そして更に膨らませば、そう言う事を言うだろうさくらを見て、さくらの作品を何個も見た事のある人は、何処が?何が?はぁ?って反応になるだろう。

ではどうしてこんな事になるか?の理由も含めて、まずは棟梁の場合、実家が大工の棟梁なんて事から考えると、のんびり、ゆっくりなんて出来るのは隠居でもしている親父さんであって、チャキチャキしたり、粋とか、白黒はっきりとか、そんなイメージ。

勿論、棟梁が男の子だったら、もっと跡継ぎを育てるがごとく言われたろうが、女の子だから、直接言われていなかったとしても、相当そんな事を見て来たと思うのね。そんな子が食品を扱うお店のお嫁さんになったのね。

のんびりおかみさん・・・そんなの隠居してからでしょ?当然何でもチャッチャカって感じしない?モタモタなんてもってのほか。
そんな生活の中で、趣味趣向をしようと思えば、限られた時間の中で、いかに能率効率で作ろうとするか?になる。

そこに持って生まれた細かい事が大好きで作る事が好き・・・ってのが付いて来れば、大体想像は付く。しかも、今まで作ったものを見せて貰えばこんな事をしていたのね・・・こう言うものを作るのね・・・と思って見れば、それがその人自身。

ただこの目線、俺から見たもの・・・ではさくらのような目線で見ると・・・。もし遠い昔に知り合いだったとしたら、何を作っても褒められて、上手くて・・・って棟梁の事を見ている感じがするのね。ではそう見られている棟梁は?

もし見立て通りだったとすると、何やっても上手いね・・・とか、早いね・・・って言われていたと思うのね。ただ、そう思われている棟梁は特に何とも思っていないと思うのね・・・。

ここに相混じり合う事が無いように見えるのだけれど・・・・俺には同じに思えたりするのね。それは1つ・・・それは全部自分で決めているのね。どちらも。

全部自分がどう思うか?であって、評価って言うね人が感じるものまでも、自分で決めてしまう・・・良くも悪くもね。つまり棟梁の場合、いくら上手いと人から言われても、嬉しく無い訳じゃないけれど、自分の評価が全てなんでもっと上手くなりたい・・・

って思うから、いくらやっても普通なんだろうね。そしてベースの中にチャッチャカが抜けないから、自分の思い描いたペースを下回ると、進みが悪い事が1番で、質が1番をついつい忘れてしまうのね。だから、進まない・・・ってストレス気味になる。

では、さくらの場合は、正反対できっとモタモタしている・・・って言われ続けた人なんだろうね。だからベースはモタモタって言われないように・・・とすると、今度は何も考えずに・・・って結果が上手く行かなかった時に言われたんで、それなら・・・

と、もう早さは捨ててやった事に対して人よりも劣っていても失敗の数を減らす・・・これをベースにして、じゃ足りないと感じた分は?となった時、全てを時間で埋めて来たんだろうね・・・つまり人の何倍も時間を掛けて・・・。

ただ、その結果を本人はそれで普通だと・・・どちらも第三者から見たら、結構凄い事をしているのに、褒められ慣れしている人と褒められ慣れしていない人の違いはあるものの、全部評価、結果を自分で判断する人なのね。

これを全て人がどう思うか?・・・と目の前の相席の人に判断をして貰って参考意見にするように・・・の練習をしているんだけれどね・・・2人共、時々忘れちゃうんだけれど、昔よりは変わったとは思うんだけれど、中々ね・・・あはははは。

まっ極端に正反対なんで、簡単な話、例えば棟梁だったら、かぐやにキウイなんてメンバーの中に入れて、はっきり自分よりも上手いって人達に作品の批評をして貰った時に、何て言われるか?なのね。ただね、聞き方って耳も必要なのね・・・。

その時に凄いね、上手いねって言われて、嬉しいぃぃぃぃって言うんじゃ、誰に見せても大した役には立たないのね。だって嬉しいぃぃって言う人は、もっと頑張ろう・・・って言うだろうからね。そんな事はどうでも良いのね。

仮にね、凄い進みますよね・・・とか、早いですね・・・私はそんなに進まない・・って感じの表現をされたとするでしょ?もう既にみどりには言われているんだけれどね・・・じゃその時に何て思うのかな?・・・もう頑張ろうなんて言葉じゃ解決しないのね。

つまり自分よりも上手いと判断した人よりも早い人って事になる・・・さて・・・つまりここで何か答えるのに、頑張りますでは、会話にならない・・・じゃ何で早いの?・・・一体何時間やっているの?みたいな事を言わないとならなくなる。

その時間次第では、凄いですね・・・と、感心されたりもする。その時にまた頑張ります・・・となる。つまり何を言っても頑張るになってしまうのね・・・じゃ何を?って聞かれると、恐らくモザイクを・・・って言うだろうね。ここね。

じゃ棟梁の考えるモザイクって何?って聞けば、きっと、タイルを切って・・・・はいおしまい。そうね、切って・・・って言うだろうね。つまり棟梁は、頑張ってタイルを切りますぅ・・・って言っている事になる。こらこら。

別に切らなくてもモザイクなんだけれど・・・。上手くなりたいのはモザイク・・・ここは合っている。けれど、モザイクは切らないと・・・と思い込むと、切る事が全てと誤解する。話を巻き戻して、上手い人達よりも切っている時間が多いと表現された。

・・・もしこう感じる事が出来たのなら、上手くなった人達は切る事よりも何か?他の事に目を向けているんじゃないのかな?・・・って気が付く事にならないのかな?ってな話。それを頑張りますイコールタイル切ります・・・では、急ぐだけになる。

つまり当然最初は道具に慣れる・・・って意味もあり、材料に慣れるって事で、何度も何度も繰り返す時間は大事なのね。けれどある程度上手くなった・・・と人に評価を受けるようになったら、今度は切る事では無い事が上手くならないと・・・。

それが構想だったり、感じるだったり、切る事には全く関係の無い事を1から始める事なのね。こんな事は簡単に言えば、歌詞が書けるからって、作曲出来る?とか、蹴るのが上手いから取るのも上手とか、消してそうとは限らない。

つまり別物なのね。だから、また1から・・・とすべきなんだけれど、何かモザイクとは全く関係の無いものと考えてしまっては、ただ切るのが上手い人になっちゃうのね。そのままではね。本来、考える・・そこが人と違うオリジナルの部分なのだから。

逆にさくらの場合、感じるって事だけは超一流。ただそれが凄ければ凄い程、自分の技術が追い付かない。それを凄い事なんだ・・・と言い聞かせても、劣っていると決めているから、その劣っている自分の考えは普通以下であって、足らない・・って。

ほら、どちらも自分で決めちゃうから、例え自分より上手い人に言われたとしても、全く受け入れる気持ちが無いでしょ?あははは。ここを直したいのね。本当に自分が上手いと思う人から、言われた事はそうなのかぁ・・・と受け入れる姿勢も欲しいのね。

そもそもね、上手くなって行くって事は、批評をしてくれる人も少なくなって行くって事なんだから・・・。中々下手っぴのままだと、人の作品の批評なんて早々出来るもんじゃないし、増して自分も目指していたら益々ね・・・でもね、きちんと批評を、

出来るようにならないと、自分も人から批評を受けられないって事になるから、それが嫌なら体裁で素敵と言って置くべきかな?
心無く口から出まかせでも、すてき・・・なら3文字。出来れば語尾は上げるとよりそう聞こえるのね。

下げると余り素敵には思えない。少なくともウチの相席では、優しく傷付け合う事をお勧めしているのね。そうするとお互い上手くなるからってね。勿論、最初からじゃなくて、ある程度・・・そうね、1年位続いた人の相席ならね。

いずれにせよ、こんな大作、チャッチャカ・・・なんて言葉は一切いらないのね。それは時間制限のあるものだったり、プロとして期待を大きく掛けられているような人になったら要求されるかも知れないけれど・・・・。

そんなプロとしてこれで生活しているkatsuの東錦の表札。


何処にもチャッチャカだのチッチキだのなんてありゃしなくて、むしろこれでも結構進んだんじゃないのぉ・・・って思うしかないかぁ・・・って毎日しのいでんのよ・・・慌てず、急がず、丁寧に、いつも通り・・・ってね。

そうしたら、いつもよりも進み過ぎたり、進まな過ぎたりなんて無く、常にやった分だけ終わりに近づくだけになる。俺はそう思っているし、大作の人達にはそう見せているつもりだし、教えているつもりなのね・・・まっ、つもりだけれどね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする