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今日は午後からデイ・サービスで本日は7名だったんだけど、一部撮れて無かったのね・・・残念。やっぱり時間は掛かるだろうな・・と思ったが、箱ものは目地の仕上げに時間が掛かるのね。最近では珍しくギリギリだったのね。
まっそれでも無事に終わったので何より。そんな中、まぁそうなるわな・・・って話が、サンプルとは変えたのね。だからサンプルは無いのね・・・つまり白いタイル以外は全部自由。こうなると、どうして良いか?判らない人続出なのね。
ただそれも狙いだったのね。つまり自由って言うのは、自分で考える・・・って部分なのね。逆にサンプルがあるって言うのは、ただ色を変えるだけで、ほぼ何も考えないで済む。そこで考える部分を作ったのね。自由に・・・って。
所がその自由は、考える事が嫌いな人には厄介な事になる。逆に考える事が苦痛じゃ無い人は、適度に悩んだり出来る。所が考える事が嫌いな人でも、何張っても大丈夫だから・・・って言う事が納得まで出来なくても、まっ良いか・・って
進み始めると、まっこんなもんか・・・まっこれで良いか・・・って張り始めると、そもそも考える事が好きじゃ無いのだから、どんどんと進み出すのね。しかも、その進み具合を他の人に見られた時に、凄い進んでるじゃん・・
なんて言われたら、そんなに嫌な気分にはならないから、今度はやる気スイッチが入れば、気持ち的にラクになるのね。所が逆にどんなに説明しても、上手く行かない・・・と考え過ぎてしまったり、左右対称とかハードルを上げてしまったりすると、
さっきの例のような人が進めば進む程、気持ちが焦る。ただ実はそのこだわりこそが、オリジナルの物作りの原点だったりする。まっ良いか・・・と進むのは、フィーリング的なノリ。逆に色々考えて構築って言うのは、図面でも引く勢い。
差が出て当たり前なのね。そんな説明をすると、昔美術の時間にそんな事が多々あった・・・って。そんな事は、こうした理由から起こっただけで、しかも左右対称のように、誰もが見てすぐ判る規則正しい決まりを作れば、当然キチンと、
ってな具合になるから、流動的なフィーリングよりも、増々時間は掛かる。ただそれだけ。そんな事が伝えられたら良いかな・・・って。一見、全く違う話だけれど、落語の例えで言うと、落語って前座って修業の身の人は、人前で演じる事
が緊張感の中で、独り練習とは違う練習をする事になるのだけれど、そもそも練習している身なのだから、持ちネタなんてそんなにある所か、もしかしたら1つのネタを繰り返しているのかも知れないのね。所が真打ち、つまり認められた人に
なると、会場の雰囲気やそこにいる年齢層、今日起こった時事ネタまでぶち込んで来る。つまり持ちネタの中から、どれにするか?瞬時に決める事が出来るのね。じゃこの例を自分に置き換える・・・自分がもし前座だとしたら?
もうサンプル通りしか出来ないから、用意して来た事だけ・・・になる。つまり予定調和であり、安心安全となる。そうね、言い方を変えれば自分中心とも言えるのね。何処だろうと、誰だろうと、全て演目は一緒ってね。ただ、それしか
出来ないから前座なんだけれどね。所が真打ちとなると、あれこれ海千山千。携帯電話が鳴ろうと、いびきをかいて寝ているお客だろうと、話の中に盛り込んで笑いを取れる。イレギュラーな事の回避まで用意されている。当然、何度もその
ような事に出くわしているから・・・だから真打ちなのね。つまりサンプルはただその提出日までの最低限の仕上げであって、自分が作った時に、どんな事が起こり得るか?のサンプルでもある。安心安全なら、そのままで良い訳で。
でももし、もっと良い事を思い付いたのなら、試したい・・・でも、サンプルを作り変えてしまったら、サンプルは増えるわ、時間は掛かるわ、そしてまた予定調和を作った事になる。それでは何も変わらないのね。
要するにここは、俺の練習の場所でもあったりもする・・・流動的な対応が出来るようになる為の・・・って考えれば、イレギュラーな事が起こり得る最高の場所なのね。何しろ何が起こるか判らないのがデイ・サービスなのだから。
色んな勉強になるのね。そもそも予定調和のサンプルありの物作りは、他の事でみんなやっているでしょ?それなら、みんなと違うもの・・・を仕上がった時、みんなと見比べたり、ここが違うとか、こんなのあったの?って気が付いたりする
・・・そんな事が興味が沸くって言うような、初歩の初歩な、あんな頃の気持ちになってくれれば、刺激になるかな?って思ったりするのね。何か変わった事になるような、仕上げた時に、これ自分の?なんて言われると、してやったり。
こんな事になるんだぁ・・・って思って貰えれば幸いなのね。サンプルよりもはるかに良くなったのね。まぁただ、そのみんなが考えた分の時間は押したんだけど、間に合って結果オーライって事で・・・。
その足でコーナンへ。今度は来月分の埼玉コープのミモザのカフェトレイの下地とサークルの人の分の下地。勿論、こんな時間からじゃ終わらないんだけど、少し進めとかないと時間が取れないのね。そんな訳で8時までの2時間。
それからアトリエに戻って11時過ぎまで、陸前高田の材料拾い・・・まだ何にするか?決め兼ねているのね。シンガポールで考えると、バティック柄なんて言う派手な色合いが出て来るし、プラナカンなんて言うのは、淡くて色んな色が使える。
前者ならガッツリ1cmタイル的な色合いになり、後者ならコロなんて事になる。どちらにしても、薄っすら見えているんだけれど・・・まだ決め兼ねているのね。こっちにはこっちの良さがあり、あっちにはあっちの良さがある・・・。
ただ流石に時間も無くなって来た・・・。