きょうは「沖縄慰霊の日」 住民集団自殺の例を紹介します その1 慶留間島
2023-06-24
沖縄戦 住民集団自殺の例を紹介します その2 座間味島
2023-06-25
沖縄戦 住民集団自殺の例を紹介します その3終 渡嘉敷島、伊江島
改訂版 沖縄戦 民衆の眼でとらえる戦争 P156から
座間味島の向かいにある渡嘉敷(とかしき)島では、自決者三二九名。
隊長命令で西山に集結した渡嘉敷、阿波連(あはれん)部落の住民が日米両軍
の狭間に追いこまれて、恩納(おんな)河原で一斉に自決した。家族ごとに手榴
弾がくばられていたが、不発弾が多く、死にそびれた者たちはコンボウや鍬な
どで頭を割って凄惨な最期を遂げた。
伊江島。
前線から逃げてきた防衛隊員が住民壕に合流し、これを追撃してきた敵戦車
が洞窟入口から攻撃をかけてきた時、彼らが携帯していた急造爆雷で住民もろ
とも自爆した。数か所の壕で集団自決が発生したことは確かだが、犠牲者数は
はっきりしていない。
アハシャ壕では約一二〇名の避難民が隠れていたが、生き残ったのは二〇
名が確認されているだけである。
改訂版 沖縄戦 民衆の眼でとらえる戦争 P154から
慶良間諸島の中の座間味(ざまみ)島では敵前上陸直前に役場の職員が各住民
壕をまわって、住民は男女を問わず軍の戦闘に協力し、老人子どもは忠魂碑前
に集合、全員自決せよ」という通達を伝えてあったが、忠魂碑前は砲撃がはげ
しくて集合がかなわず、めいめいの家族壕で手榴弾、カミソリ、鎌などで自殺
を遂げた者がおおかった。
ヤマト馬という横穴壕では、住民約二〇名が一本のロープで絞め殺された。
絞めたのは体力のある男性で、ロープの端を杭木に結びつけ、一人一人の首に
ロープを巻きつけて一方の端を強く引っ張って絶命させた。もちろん、自分も
死ぬ覚悟であったが、二〇名を始末して最後にのこった自分はどうしても死ぬ
ことができず、放心状態で壕から逃げていった。
また、裏の高月山の中腹にある組合壕には村長、助役以下の村の幹部が避難
していたが、敵上陸直後に一斉に自決が行なわれた。この壕からは一人の生還
者もないので真相は明らかでないが、遺骨の状況からみて防衛隊長がもってい
た小銃でとどめをさしたものと推測されている。
現場には「村長、助役以下五九名集団自決之地」の碑が建っている。
座間味島の自決者一七七名。
改訂版 沖縄戦 民衆の眼でとらえる戦争 P153から
慶良間諸島の中の慶留間(げるま)島では米軍上陸(1945年3月26日朝)と
同時に一斉に自決がおこなわれた。
同島に配属された海上挺身隊の舟艇壕は部落とは反対側の北海岸にあるので
住民と部隊との接触はない。
男たちはほとんど防衛隊にとられて島外に出ており、女と子どもと老人だけ
の島になっていた。それでも敵が上陸してきたら竹槍で戦うように教えこまれ
ていた。そして、最期の覚悟について防衛隊の男たちは家族の者たちに言いふ
くめていたのである。
いざ、敵が上陸してきたとき、上陸用舟艇の陣容の前に竹槍ではどうするこ
ともできなかった。人びとは雪崩をうって山の中に逃げこんだ。山といっても
標高一五七メートルの森である。どこといって逃げ場はない。
山の中ではすでに家族ごとに殺し合いがはじまっていた。手榴弾は配られて
いないので、子どもは親が手にかけて絞め殺し、ネコイラズ(殺鼠剤)を奪い
合って口にふくみ、木の枝に縄をかけて首をくくり、あるいは砲爆撃で燃えつ
づけている炎の中にとびこんで自殺した。
一時間とたたないうちに慶留間(げるま)島の総人口約一〇〇 名のうち五三名
が命をたった。
「小渕優子氏を華やかな舞台に」 森喜朗元首相、期待示す
福島民報 2023/06/14 21:25
森喜朗元首相は6月14日、東京都内のホテルで開かれた自民党の小渕優子組織運動
本部長のパーティーであいさつし、政権の重要ポスト就任に期待を示した。「小渕氏
を華やかな舞台にもう一度登場させたい」と述べた。
11日死去した青木幹雄元官房長官にも触れ「小渕氏が飛躍した場所に座ってから、
逝きたかっただろう。心残りだったと思う」としのんだ。小渕氏は政治資金規正法違
反事件を巡り2014年に経済産業相を辞任した経緯がある。
<政治とカネ> 安倍内閣の小渕優子元経済産業大臣 大臣辞職したが議員辞職はなし
小渕氏は、青木氏との思い出を振り返り「ご指導に恥じない仕事を一生懸命してい
きたい」と語った。
森氏は2000年当時、小渕氏の父、恵三首相が脳梗塞で倒れた後、後継の首相に就い
た。
岸田首相 「今国会の会期内では衆議院を解散しない」
NHK 2023年6月15日 20時15分
岸田総理大臣は6月15日夜、総理大臣官邸で記者団の取材に応じました。
この中で岸田総理大臣は「立憲民主党が内閣不信任案を出すというのであれば、
即刻否決するよう、先ほど自民党の茂木幹事長に指示を出した。公明党の山口代表
にも協力を求めた」と述べました。
そのうえで、記者団が「今の国会で衆議院を解散しないということか」と質問した
のに対し、岸田総理大臣は「今国会での解散は考えていない」と明らかにしました。