川本ちょっとメモ

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2017(H29).3.23.参議院予算委員会 籠池泰典氏(森友学園)証人喚問 昭恵夫人のご理解をいただいた

2019-06-05 15:31:09 | Weblog

籠池泰典氏(森友学園)は2017(H29).3.23.参議院予算委員会証人喚問で、安倍昭恵首相夫人からいただいた協力について証言しています。

証人喚問における証言のもう一つの注目点は、大阪府知事にはしごを外されたとくりかえし言っていることです。このことについては、引き続いて次回に記載します。

2017(H29).3.23.参議院予算委員会 証人喚問 籠池泰典(森友学園)証人
◎冒頭証言 安倍首相や昭恵夫人のご理解をいただいた

(参議院会議録から転載)

○委員長(山本一太君)
 これより証言を求めることといたします。

 本日は、まず籠池証人から十分程度で学校法人森友学園に対する国有地売却等に関する問題について御証言をいただき、その後、委員長及び各会派から順に尋問を行うことといたします。

 証人は、御発言に当たり、証言を求められた事項の範囲を超えてはなりません。そして、御発言の際はその都度委員長の許可を得て御発言なさるようにお願いをいたします。
 なお、質問を受けているときは御着席のままで結構ですが、お答えの際は起立して御発言を願います。

 この際、委員各位に申し上げます。
 本日は、申合せの時間内で証言を求めるのでありますから、不規則発言等、議事進行を妨げるような言動のないよう特に御協力をお願い申し上げます。

 それでは、まず証人籠池康博君から証言を聴取します。籠池証人。

○証人(籠池康博君)
 まず、この度、国会で陳述の機会を与えてくださいましたことを深く感謝申し上げます。

 私は、真に日本国のためになる子供を育てたいという教育者としての思いから、今年の四月に瑞穂の国記念小学院を開校できるよう、これまで頑張ってまいりました。

教育者としての私の思いにつきまして、安倍首相や昭恵夫人、大阪府議会の先生方を始め、多くの関係者の皆さんに御理解をいただきましたことは今でも本当に感謝しております。

 その一方、多くの皆様の御期待を受けて舞い上がっていたところも私の中にございました。

 結果として、手続上の便宜から、設計士の助言に従って工事請負契約書が三種類作成されたことや、幼児教育の現場において指導の行き過ぎなど、もろもろの不行き届きが生じてまいりました。

 それらの不行き届きにつきましては、自分の至らなさを認めますとともに、反省すべき点について反省し、謝りたいと思います。今後は、行政の御指導をいただきながら、適切に改善を行ってまいります。

 しかし、現在、この新しい小学校を開設する手続については、各方面から疑問が呈される中で、弁護士からの指示で申請を取り下げました。

 これまで応援してくれていたと思っていた方々が手のひらを返すように離れていくのを目の当たりにして、自分自身、どうしてこうなってしまったんだろうという思いもあります。

 本日は、この問題について、私の承知しておりますことを率直に先生方にお話しいたします。

 (※小学校名を巡る経緯 → )真に日本国を支える人材を育てる小学校をつくることは、今でも私の夢であります。その名前については、明治維新を担った多くの人材を輩出した松下村塾のことが念頭にありました。

 同じく長州出身で、以前から私の教育理念に共感していただいている安倍首相に敬意を表したいと思いまして、当初は安倍晋三記念小学校とするつもりで、昭恵夫人にも御相談申し上げて、御理解をいただいたものと思っておりました。

 ところが、後日、昭恵夫人から首相のお名前を使うことを遠慮してほしいという旨のお申出がありましたので、小学校の名称は瑞穂の国記念小学院へと変更いたしました。

 昭恵夫人にも私どもの教育理念を深く御理解いただいていると思っております。(参照クリック → )安倍昭恵夫人「主人もすばらしいと言っている教育」(2015年9月、森友学園の塚本幼稚園で講演)

 昭恵夫人には、三回にわたって幼稚園にお越しいただきまして、御視察いただきました。

 昭恵夫人瑞穂の国記念小学校の名誉校長に就任していただいたのは、平成二十七年九月五日に御講演を賜ったときのことです。

 そして、その九月五日、昭恵夫人は、講演の控室として利用していただいた園長室で、私との対面していただいたとき、同行していたお付きの方に席を外すようにおっしゃった後、私と二人っきりの状態で、一人でさせて済みません、どうぞ、安倍晋三からですというふうにおっしゃって、寄附金として封筒に入った百万円を下さいました。

 昭恵夫人は全く覚えていないとおっしゃっているようですが、私たちには大変名誉な話なので鮮明に覚えております。

 ――略――

 次に、土地の取引について申し上げます。

 小学校の建設用地であるあの豊中の国有地の存在については、不動産屋さんから平成二十五年に紹介を受けました。これはすばらしい場所だと思い、小学校のために土地を確保したいと思いました。

 その土地は国有地ということで、平成二十七年五月二十九日に定期借地契約を締結いたしました。

 その土地の買上げの条件として十年だったものをもっと長い時間へ、期間へ変更できないかとの思いから、私たちの教育理念に賛同している昭恵夫人に助けをいただこうと考えまして、昭恵夫人の携帯に電話をいたしました。平成二十七年の十月のことです。留守電でしたので、メッセージを残しました。
 すると、後日、内閣総理大臣夫人付きの谷査恵子さんという方から御連絡をいただき、なかなか難しいとのお返事をいただきました。
 平成二十七年十一月十七日に総理夫人付き谷査恵子さんからいただいたファクスでは、大変恐縮ながら現状では希望に沿うことはできない、なお、本件は昭恵夫人にも既に報告させていただいておりますというお言葉をいただきましたが、お骨折りに感謝しておったところでございます。

 しかしながら、私は財務省の中でこの間どのようなことが起きていたのか詳しく存じ上げません。昭恵夫人、谷さん、財務省の関係者に詳しくその経緯を聞いていただきたいと思います。

 また、あの土地にヒ素や鉛などの有害物質があるということは契約上も明らかだったのですが、平成二十八年三月に入って工事が始まってから新たに生活ごみが出てきました。

 その後、工事を施工していました中道組北浜法律事務所の酒井康生弁護士を紹介していただきまして、以降の土地取引に関する一切の交渉をお願いしましたところ、最終的に土地価格は八億円余りも値引きされた一億三千四百万円になったとお聞きして、想定外の大幅な値下げにその当時はちょっとびっくりいたしましたが、売買契約を結びました。

 私は、交渉の詳細については詳しく承知していないので、値引きの根拠などについては、近畿財務局、当時の迫田理財局長、酒井弁護士にお聞きいただきたいと思います。


次回も証人喚問籠池証言で、松井一郎維新代表(森友問題当時の大阪府知事)の関係について書きます。

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