あけましておめでとうございます。
今年も心新たな元旦がやってまいりました。
わたしが見上げる奈良県の朝空は陽光燦燦、
冬の朝としては暖かくてよい元旦の朝になりました。
訪れてくださる皆様にも
よいお正月であることを祈りつつ
ことしもよろしくお願い申し上げます。
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2020年6月30日、香港国家安全法施行。「香港の自由」が終わりました。
南シナ海では中国が周辺国の領有権主張を無視して、自由気ままに小島を造成して軍事基地を建設するありさまです。
2022年2月25日午前1時、NHKの第1報。
ロシアがウクライナに侵攻しました。
北朝鮮のミサイル発射は数多くつづいていて、
大晦日午前および元旦未明にもありました。
乱暴な政治的指導者が絶えません。
イーロン・マスク氏のツィッター買収では、
世界的富豪がIT時代の社会的公器の運用方針を
一存の好みでさまざまに変更できることを、世界が知りました。
乱暴な経済世界のリーダーの行いが
政治世界の独裁的リーダーと同様に、危険なことだと知りました。
福島第1原発事故で、福島県は世界のフクシマになりました。
今も残る放射能汚染による立入禁止区域は、原発被害の記念碑です。
立入禁止区域は住めない。「領土喪失」と同義、「領土喪失」そのもの。
領土領海には燃える人々や政治家も、この「領土喪失」には不感症です。
天地人の機いたれば、これほどの被害を及ぼす原発事故。
既存原発の実質運転期間を60年まで延長すると政府は言います。
それだけでなく、最新型原発なら安全度が高いので新設したいと言います。
もちろん電力会社や原発製造企業や財界も歓迎姿勢です。
一方、原発(核)放射性廃棄物の毒性解消技術の見込みは、現在も将来も皆無。
世界で唯一の高レベル放射性廃棄物埋蔵所としてオンカロが建設中です。
オンカロはフィンランド所在。2020年完成予定は、2020年代完成予定に延期。
オンカロの保存計画期間は10万年。
原発(核)放射性廃棄物は、これほど長期にわたって危険なんです。
10万年。人類が10万年間もオンカロの施設有効性を保全できるでしょうか?
10万年という単位では、どんな権力の保証もどの機関の保証も役に立ちません。
原発(核)放射性廃棄物は
日本のどの原発でも敷地内に仮保存されています。
日本には最終保存施設がありません。
日本中が地震と火山の巣というお国柄ですからね。
政府の錦の御旗、「後の世代に負担を残してはいけない」。
社会福祉や年金や消費税について、政府はこの錦の御旗で締めてきました。
けれど、原発稼働期限延長・新型原発増設で、この錦の御旗は雲隠れ!
これは、少子高齢化、軍備強化増税、についても共通する日本の政治課題です。
「後の世代に負担を残してはいけない」。
これを政府の逃げ口上、ごまかし口上のままにしておきたくありません。
小さくて狭いわたしの世間にすぎませんが、
よき日本、よき隣国、よき世界につながるような生活を、
わたしなりに守っていこうと思っています。