昨日、BSで断捨離の番組やっていた。普段はほとんど見ない。一度片付けても性格替えない限り、また元の木阿弥と思うので。
ても、今回はどんな風に片付くのか見てみた。
史上最強12部屋! “母の執着”で埋もれた家 | ウチ、“断捨離”しました! | BS朝日 (bs-asahi.co.jp)
両親は元教師、庭付き一軒家は台所と居間以外にたくさんの部屋があり広い。途中から見たのだけど、家にものが多すぎて、台所も調理するスペースがなくて今は近くで部屋を借りているらしい(介護施設に暮らすらしい。お父さんが家に帰りたいという希望)。そこから見た。
どの部屋も、背の高さぐらいに積み重なったものであふれている。姑様の部屋を思い出した。姑様の場合は50㎝くらい。片付けるのは次女、長女は片付けのことで母親と喧嘩して以後、絶交渉だそうで。
お母さん、全部がゴミではないと言い張る。新聞紙などの紙屑の間にも大事な(写真?)があるので捨ててはいけないそうで。人から見たらゴミにしか見えないものも本人には思い入れがある。
教師をしていたのなら教養もあると思うけど、人のことでは正しい判断ができても、自分のことになると、性格+今までの生き方から、娘の言うことを素直に聞いて物を捨てるということができないらしい。
断捨離アドバイザー、友人、業者も入れて1週間で片づける。広くなった部屋の、ゴミの奥から出てきたお父さんお気に入りのソファーに掛けて、みんなでお茶飲んで、お母さんがやっと「ありがとうね」というところで番組終了。
この先もゴミ、ため込まないといいなあと思った。
アドバイザーのやましたひでこさんが、断捨離は個人の尊厳を取り戻すため。と話していた。
しばらく考えたけれど、ゴミだらけの家に住む人は、汚いものでも平気な自堕落な人間と見られがち。という意味かなと思う
人は見た目が大切と言われるけれど、その人の印象は容姿、服装、そして住む家によって左右される。
容姿は親からの貰い物、服装はお金かけていいもの着るのが手っ取り早い。でも片付けは個人の努力でいくらでも出来るし、気持ちすっきりして達成感があるし、努力に対して報われる効果が大きいものだと私は思う。
やましたひでこさんによると、目の前のゴミを見ると意識がそちらに吸い取られてしまい、気持ちがマイナス方向へ行く。そんな話だと思った。
しかしまあ、たとえ親子でも自分のものでないものを片付けるのは大変。
お母さん、詩吟をしていた時のピンクの草履がいるという。出てきたのを見ると、80歳の人が履くには派手過ぎると思うけれど、若くて元気で楽しく活動していた時の思い出の品。捨てたくないのだろうと思った。
15年くらい前、姑様が物置にしていた。住み込み従業員の部屋3つをつなげてオーディオルームを作った。壁を取り払うなどは業者に頼み、内装などは自分で材料買って休みごとに少しずつ整備していた。
その際は、部屋を明け渡したくない姑と夫の間でいろいろあったらしい。置いていたのは古い衣類に布団、古い畳もたくさんあったらしい。私は現場見てませんが。新たに買うとお金がかかるので、いつか使えると取っておいたのでしょう。昔の人はそういう考えしますよね。
捨てるときもだいぶ抵抗したらしい。使えるもの捨てるのは罰が当たるって。夫が勝手に捨てるのでそれまでは姑様も対抗手段で鍵かけていたけれど、とうとう落城。あの時、思い切って捨ててもらってよかったと今では思う。そのあとも、あの部屋のもの、活用することはなかったはず。
あの時はもう大型ごみは有料になっていた。どちらがいくら払ったかは知らない。有料になる前日、南区では**町が集配ということで、夫に言われて、車に積んで公園の傍へ置きに言った記憶がある。その時も抵抗したのかな。私は現場見ていませんけど。
夫の努力の甲斐あって仏壇のある座敷だけは、何とか人を通しても恥ずかしくないくらいに片付いた。他の部屋はまだまだ。
台所、洗面所、トイレ・・・家で介護している時には義妹が一月に一度、施設に入っても面会できるときは2か月に一度来て泊まっていたけど、掃除にまで手が回らなかったらしい。
ドアを引き戸にする話をしていたら、義妹が家の中を変えないで欲しいと言っていたけれど、やがて歩けなくなってそれも不要になった。
私でないことは確か。自分の責任でない場所が汚れているのは、気持ちが萎えるけど、見て見ぬふりするしかない。以前、まだ家で介護していて、義妹夫婦が来る前に、あまりに姑様の布団が匂うのでさすがにまずいと思って、布団に消臭剤を掛けたら夫からえらく怒られた。
親の布団は匂わないのでしょうか。消臭剤は気になっても。不思議。姑様の、古い電気毛布持って帰っていたけれど、こちらも同じ匂い。即、捨てました。
おやおや、葬儀関係の記事は昨日で終わるつもりでしたが、最後はまたまた愚痴になったようで、失礼しました。
私もネガティブな思いの周りでぐるぐる回っていては、気持ちが落ち込むばかり。これからは心機一転、前向きに頑張ります。
日曜日の昼、二通目の書留郵便が届く。多分そうだろうと夫に出てもらったらやはり。お線香上げに来たい人から。夫がいいように処理するでしょう。お任せ。