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4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

神々の乱心 松本清張を読む!未完の大作

2019-08-09 19:35:43 | 2019年本

松本清張 神々の乱心

なんといっても未完の作品 最後にあれは?あの人は?あの犯人は?あの教団のその後は??

疑問が最後にいっぱい残る作品だった・・・

この作品は松本清張が20年以上温めていた作品

週刊文春で連載 昭和63年から105回連載し 著者が倒れ帰らぬ人となった・・・

物語りのあらすじも複雑なんですが

昭和8年に東京近郊埼玉の梅広町に月辰会研究所があり、そこからでてきた女性を特高警察第一係長の吉屋が尋問

鞄の中身をあらためて、月辰会の占いのような封筒をみつけるところから話がはじまる」、その女性は故郷の奈良

吉野で投身自殺する・・その女性は皇居の女官の見習い

華族の次男 荻園泰之は女官の兄から遺品の通行書を」見せられ月に北斗七星の紋章の謎に望む・・

渡良瀬遊水地から死体があがり、そしてもう一体

連続殺人事件と新興宗教 月辰会

ものがたりは満州 吉林へ

月辰会がどうしてできたか・・・そのなぞは吉林にある・・・

壮大なるスケールと昭和初期の新興宗教のタブーに切り込む 大本教の事件も弾圧も描く

宗教と政治と軍と権力とのタブーに切り込む

新興宗教に対するアンチテーゼ的な小説

950ページで読みごたえがあった・・・

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