里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

羽黒山五重塔を水墨画で描く

2019年11月14日 | 水墨画:風景他
画仙紙 全紙2/5

 羽黒山五重塔を水墨画で描きました。
 これは、数年前に所属する社中の墨画展に出品したものです。このたび、羽黒山を訪れたのを機に、ここに記録することにしました。
 作品名は「羽黒山五重塔」ですが、どちらかというと杉木立の方が主役です。巨木の幹は普通の筆では小さすぎて描けないので、幅の広い刷毛を用いました。幹は勢いよく一気に描く必要があるので、それなりに準備はしました。
 法隆寺はじめ全国に五重塔は多数ありますが、周りとのコラボが素晴らしく、ここが一番というのが私の印象です。
 五重塔を描くのは非常に難しいです。深い森の木立の中に佇む五重塔の神々しさを表現するには、私では未熟過ぎるのかもしれません。