里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の蜂屋柿は数は多いが小粒

2019年11月10日 | 干し柿づくり

 当地方の干し柿用渋柿は「蜂屋柿」です。この辺では昔から「とやま(富山?)」と呼ばれていますが、いわれは不明です。
 色づきは順調に進んでいるように見えます。昨年は、成りがあまりよくありませんでしたが、今年は、数は成っています。柿は隔年結果しやすいので、いわゆる昨年が裏年で今年が表年と言うことでしょうか。ほとんど放任に近く、大枝を整理するくらいしか管理していないので、当然と言えば当然です。プロの栽培者は剪定をしっかりとやるので、程度が軽いのだろうと思います。
 全てが同じ成りというわけではなく、木によっても違います。
 この木は隔年結果が比較的少なくメインの木ですが、今年は成りが多く小粒です。




 この木は昨年は成りが悪い分大きかったですが、今年は成りが多く小粒です。


 
 この木はその逆です。昨年沢山成っていましたが、今年は成っていません。



 この木は、自宅のすぐ前にあり、今年は枝が折れるほどに沢山成っています。穫るにはすこぶる便利ですが、小粒で気が進みません。



 昔、我が家には柿専用の畑が数十アールありました。他の畑の周囲などにもかなりの本数植えられていましたが、そのほとんどは伐採され、水田や畑に転換されました。今はそのうちの僅か残っているというわけです。
 そして、今や今年のように沢山成ったからといって、全て穫るわけではありません。干し柿用に必要な分を穫れば十分です。数はほどほどで大玉の柿が成ってくれた方が有り難いというのが正直なところ。


 集落内には穫られず放置される柿の木が方々に見られるようになりました。