里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

菜の花「寒咲花菜」収穫始める

2019年11月25日 | 畑:花菜類

 先週から、ナバナ類の一つ「寒咲花菜」の収穫が始まりました。
 一般的には菜の花といった方が分りやすいかもしれません、いつも呼び名で迷います。正確にはやはりハナナの一種「寒咲花菜」でしょうか。9月5日に直播きしました。
 台風19号でかなり倒されました。これが、その時の姿。


取り立てて何もしていないので、畝間は歩くのに不便なくらいになっていますが、思った以上に回復し、今のところ生育は例年とあまり変らないように見えます。


 ナバナ類には種々ありますが、この花菜を知らない方は結構おられます。遠目には、今の時期が一番外葉が大きく茂るため、株ごと収穫する漬け菜の一種と思う人もいるようです。


 外葉をかき分け中心を覗かないと、花芽が見えないので、どこが菜の花かと思ってしまいます。ただ、スーパーなどで「菜の花」として売られているものは、花菜のトウ(花芽)のことが多いです。花芽を中心に揃えて葉で包み込み、帯袋などで綺麗に包装されています。
 もともとは、菜の花ですから春に花が咲くナタネですが、「寒咲花菜」は京都伏見で栽培されてきた寒咲きナタネの一種のようです。現在は品種改良が進み、寒冷地のこの辺りでも作れるのでありがたいです。
 芯からトウが伸びてきて花が咲く直前に収穫します。親茎に付いているのわき芽を数芽残して収穫します。


 収穫した跡がこれです。すでにわき芽が伸びています。


これは花が咲いてしまいましたが、自家用には花が咲いても何ら支障ありません。


収穫した跡。辺りの株より少し小ぶりの株ですが、わき芽がかなり伸びているのが分かります。


 数株収穫したものがこれです。


 花芽だけでなく伸びてきている茎や新葉はほとんど食べられます。
 私はナバナ類の中でも花菜は特に好きですが、周りの人達も同様のようです。ナバナ類の中でもとりわけ柔らかくほのかな苦みがなんとも言えません。お浸しはじめ和え物、炒め物、てんぷら、一夜漬けと、何にでも合います。