里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

蔓ありインゲン「ケンタッキーカンサス」と「いちず」

2020年08月09日 | 畑:豆類

 蔓ありサヤインゲンの収穫が最盛期です。
 今年は蔓なしインゲンの収穫が少し遅れるのを見込んで、例年より少し遅く6月5日に直播きしました。
 株間は30~35センチ。一穴2粒の直播きで、2本発芽した株は間引かず、そのまま2本立てにしています。
 先月末から収穫が始まりました。
 ここまで、蔓は支柱の先端で交差しないように逐次摘芯しています。地面に這うようなわき芽の蔓も切り戻しています。


 こちらの蔓なしインゲンの収穫は先月いっぱいで終了したので、うまく繋がりました。


 品種は「ケンタッキーカンサス」と「いちず」の2品種。
 しばらく「ケンタッキーカンサス」を作っていますが、今年初めてカネコ種苗の「いちず」という品種を作ってみました。
 発芽の時点から品種による違いがありました。
 これが「いちず」。


 発芽揃いが良く生育も早い。葉はケンタッキーカンサスに比べ淡く少し薄い感じです。葉の数が多く旺盛に茂っています。


開花も早く、穫り始めて間もなく最盛期といって良い状態になりました。これまでの初期の収量は「ケンタッキーカンサス」よりはっきりと多い。
 上から下まで沢山の莢がぶら下がっています。こうなると成りすぎの感じで、そのあとガクッと疲れが出やすいものですが、果たしてどうでしょうか。


 こちらが「ケンタッキーカンサス」。


葉は色が濃く厚い。1枚1枚の葉の大きさは「いちず」より大きいですが、全体としては「いちず」のように茂っていません。発芽や初期の生育も「いちず」より遅い。


以前から気になっていましたが、急に高温になると葉焼けが出やすい。こちらも最盛期に入ってきたと見て良いでしょう。
 穫れ始めもこれまでの穫れ具合も「いちず」に負けていますが、先は長いので、これから逆転する可能性がありまだ分りません。


 畝の右が「ケンタッキーカンサス」、左が「いちず」。


 収穫したサヤインゲンを並べてみると、何れもケンタッキーワンダー系の丸莢の品種なので、ほとんど違いがありません。強いて言えば、「いちず」より「ケンタッキーカンサス」の方が僅かに色が濃いくらいでしょうか。
 右が「ケンタッキーカンサス」、左が「いちず」。


 ほとんど違いがないので収穫は区別していません。収穫は専ら助っ人任せですが、やはり今のところ「いちず」の方がよく穫れていると言っています。


 この畑は風当たりが強いので、蔓ものには少々不安があります。