画仙紙 半切1/3
紅花と言えば山形が有名ですが、かつては当県南部でも栽培されていたと言います。
当県南部の村田町の商人は、その昔紅花や藍を買い集め、江戸や上方へ運ぶ商売で財をなしたのでした。
町の中心部には当時の栄華を伝える豪勢な店蔵が残っており、現在、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
山形県では紅花を県の花に制定し、紅花祭りを開催するなど熱心に栽培されているようですが、村田町でも小規模ながら栽培されており、しばしばニュースに取り上げられます。
紅花と言っても、紅色の花が咲くわけではなく、咲き始めは黄色、オレンジ色から赤へと変化します。花や萼がとてもユニーク。
江戸時代には口紅の原料として重宝されたわけです。今は加工だけでなく切り花やドライフラワーにも利用されます。
墨彩の方が分かりやすいですが、敢えて水墨で描いてみました。
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