里山悠々録

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メインの甘柿は成りがイマイチながら大きい

2022年10月18日 | 畑:果実類

これが我が家のメインの甘柿で通称「五十匁(ごじゅうめ)」。


10日余り前から穫り始めましたが、今が一番の穫り頃。
例年並か若干遅いか。
今年の成りはイマイチと言ったところ。


昨年は成り過ぎだったので、隔年結果の順でいくと今年は成らない年。
いわゆる裏年に当たります。
昨年は異常なくらい成り、しかも質も良く10年に一度と言う大豊作。したがって、今年は殆ど成らなくても不思議ありません。
近隣では全く成っていないというお宅もあります。
すでに数十個穫っており、しかも大きいので、この程度なら悪くないとも言えます。
この「五十匁」と言う甘柿は、この辺りでは最も多く作られている在来種。
尺貫法で五十匁は200g弱。今年は名前のとおりの大きさになっています。
ゴマが沢山入る甘い柿で、渋が抜けないことはまずありません。
樹齢は正確には忘れましたが、50年くらいになるでしょうか。
放置すれば大木になる年数です。
家の入り口にあるので、剪定は必ず行っています。
但し、成りを良くする剪定ではなく大きくしないこと第一の剪定です。
あとは摘果などもせず、ほぼ放任。
この種類は、早くから渋味が抜け、青味が残っていても食べられます。
しかし、十分甘味が乗り、適当な硬さになるのはこのように全体が色付いたとき。


今年の成り方は少々異常。成り方のバランスが悪い。
成るところはこのように固まって成っています。


成らないところはこの程度。


固まって成ったところに、奇形と熟し柿が目立ちます。
真っ赤になっているのは熟し柿。穫り遅れたのではなく最初から軟らかい。
左上の柿は二股になった奇形。


少し穫ってみました。


この「五十匁」は、頭に浅い十字の条が入ります。照明の関係か色合いが少し黄ばんで見えますが、実際はもっと赤い。


剥いてみました。


ゴマが多く非常に甘い柿です。
助っ人は知人に大分配っているようですが、この柿の評判は頗る良い。
甘柿で有名な「富有」や「次郎」などは当地で植えても全く渋は抜けません。
小生も当地方でも大丈夫と言われた品種を植えた経験がありますが、半渋で使えませんでした。
やはり、先人が定着させた在来種に限ります。
我が家には甘柿がこれ以外にも3種あり、毎年成りが違うので、何れ纏めて記録します。



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