一昨日、小正月行事の鳥追いを早めに終え、その足で暫くぶりにクヌギの林を歩きました。
年に一度は様子見に歩きたくなります。過日少し降った雪は痕跡も無くなっていました。
出来ることなら夏の暑い時に日陰の林を歩けば避暑にもなりますが、時間的余裕がありません。
冬場はその逆で時間的余裕はあっても天候が悪ければ歩きたくありません。
当日は青空の好天でコンディションは良好、絶好のタイミングでした。
この場所はごく緩い傾斜地のため山と言うよりは正に林という表現がぴったりです。
この場所はごく緩い傾斜地のため山と言うよりは正に林という表現がぴったりです。
入り口は孟宗竹と杉、檜の立木があり、それを抜けると落葉した高木が見えてきます。
我が家の山林の中では特異的にクヌギが多い所です。それ以外ではケヤキ、ナラ、ヤマザクラなど。
大木になっているのは多くがクヌギの木です。
通常、クヌギやナラのような広葉樹は2、30年ごとに伐採し、薪、木炭、シイタケ原木等に利用します。
しかし、昔はここで大量の落ち葉を集めるために敢えて伐採をしてこなかったのです。
大量の落ち葉は温床の熱源となり、その後は最良の腐葉土として用いられました。
木が大きくなると落ち葉が大量になるだけでなく、下草が自然に少なくなり運び出しも容易です。
小生も落ち葉集めの手伝いをしたものです。
当時すでにかなりの大木になっていたので、現在では樹齢100年級のものもあるかもしれません。
一目立木間に空間の多いことが分かります。歩くにもスニーカーで楽勝です。
一目立木間に空間の多いことが分かります。歩くにもスニーカーで楽勝です。
正面の2本立て、3本立てになっている木は相当な巨木。これがクヌギの一番の大樹と思っていました。
但しクヌギやナラの木はケヤキなどと違い必ずしも大樹が良しとされません。
何れ寿命が来るのです。残念ながら倒木が目立ってきました。しかし、いかんともしがたい。
さらに進むと下草が殆どない開けた所があります。
落ち葉の絨毯のようになっています。
今季の落葉だけで凄い量です。
その下は自然に腐れ長い年月を掛け土となります。
いわゆる腐葉土と言われる部分は1年の落ち葉でコンマ何ミリというレベルです。
いつもはこの辺りで引き返すのですが、今回はさらに少し進んでみました。
そこでこれまで気付かなかった新たな大樹を発見しました。
2本立てになっていますが、根元周りは巨大。
前出の3本立ての大樹よりも大きそうです。スケールを持ってこなかったので計測できなかったのは残念。
気持ちの良い散策ができ、新たな出会いがあったのは嬉しい。やはり歩かないといけません。
コメントありがとうございます。
カブトムシもクワガタもスズメバチもみんないます。
たしかにシマヘビ以外のヘビは少なくなりましたね!