里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

我が家一番の古木ザクロと梅の剪定

2025年01月10日 | 古木管理

我が家の庭で一番の古木と言えばザクロと紅白の梅。
樹齢は何れも推定130年以上。年々、衰えているため維持管理は甚だ難しい。
積雪になるかもしれないというので一昨日剪定をしました。
あくまで自己流。これまで庭木の剪定に専門家を頼んだことはありません。
まずはザクロ。


昔は沢山実を着けたものですが、今は正に老木、近年は実を着けることも稀になってきました。
それでも今年は僅か1個ながら成ってくれたのは嬉しいことでした。
昔は元気だったので剪定と言えば高木にならないよう大枝を切り詰めることでした。
大枝の先端を見れば今でもその痕跡は明らかです。
今は太い枝が伸びるようなことはなく、目立つのは徒長枝くらいのものです。
従って、できるだけ勢いを保つよう、いかに切らないようにするかと言ったところです。
枯れてしまった枝はどうしようもないので切って整理します。
徒長枝がこのように伸びるので邪魔になります。


下の方の徒長枝は全て切り、歩くのに支障ないようにします。


上の方は枯れ枝は切りますが、徒長枝でも樹勢の維持のため極力伸ばしたままにしています。


結局、剪定量は僅かこの程度。


次に白梅。


苔むした老木で貫禄は十分。
数年前、初めてタマカタカイガラムシが寄生し、薬剤防除に加え枝を思い切って切り落としました。
枯れるリスクを覚悟しての荒療治でしたが、結果は奏功し、その後は寄生していません。
現在は花数も以前と変わらないくらいになり、樹勢が回復したように見えます。
昔はザクロ同様剪定と言えば大枝を切り詰めることでしたが、何分老木、今は止めています。
枯れ枝と多少枝を間引く程度です。


このように徒長枝は沢山生えます。


根元近くの徒長枝は全て切ります。


こちらは紅梅。


白梅以上に幹の空洞や腐れが目立っています。
紅梅にはタマカタカイガラムシの寄生はなかったので荒療治をせずに済んだのは幸いでした。
切るというよりできるだけ新しい枝を伸ばすようにしてきました。
今では新しい枝が大分太ってきたので一息ついています。
こちらは徒長枝はあまり出ていません。枯れ枝は整理します。


下の方の新しい枝が邪魔でしたが、ここまで我慢し伸ばしていました。
枝が少し太ってきたので、今回整理することにしました。


これで通るのが大分楽になります。


白梅、紅梅合わせてもこのくらいの剪定量です。


次に家裏にある青果用の梅も剪定しました。
品種は白加賀。
最初にタマカタカイガラムシが寄生したのがこの梅。
こちらは樹勢が強いと考えて寄生した枝を徹底して処分しました。何より古木の梅に影響しないようにするためです。
今は新しい枝が大分出て、以前に近いくらいになったようです。


混んできたので今回はかなり枝を整理しました。


剪定量も多くなりました。


それなりに成ってくれることを期待です。
古木のザクロと梅は我が家の庭の象徴とも言えるのでその維持には悩むところです。